「GOSICK-ゴシック-」第22話レビュー(飛びイカ)







「すごいなぁ・・・」

「うわ!ご、ごめん!」

「キャーーーーーッ!!」
「死神に触っちゃったッ!」

「恐ろしい~~~ッ!!」

「怖いのはどっちだよ!!」

「この学園のクリスマスは全員が仮装するのよ」
「知らなかった?」




「アブリル!」


「わぁー!凄く似合うよ!」

「えへへ・・・」


「ねぇ!久城君もしようよ!仮装!」


「そう言われても、着る物が・・・」

「大丈夫!さっきセシル先生が・・・」

「よいしょっと!」

「ゾフィ~、あった~?」

「はいはい、ほら」


「わぁー!」


「すごーい!かわいい!」
「もう何年前になるだろうね・・・」

「学園のクリスマスパーティの時に着たんだ」

「私はその頃からここのお手伝いだったけど」

「セシルが、どうしても一緒に、って」

「だって~、ゾフィ似合いそうだったんだも~ん」

「私はね・・・」

「これ!」

「ぬいぐるみ・・・?」

「ほら!見て、ここん所!」

「心臓がビーズのクリスタルになってるの!」
「素敵でしょっ?綺麗でしょっ?」

「綺麗って言うか・・・」

「血管が輝いてる・・・」

「あ!これ、もしかして」
「モンストル・シャルマン!」

「モンストル・シャルマン?」


「ソビュールに伝わるお話なの」

「怪談だったんですか?」

「怪談って言うより、おとぎ話かな」

「とってもロマンチックなんだ~」

「ソビュールにはね、少女の姿をした怪物がいてね」
「その傍らには、彼女のために働くウサギがいたの」

「ウサギが・・・?」
「うん、ウサギ」

「ウサギは怪物を手に入れようと近づく存在を」
「その凄まじい力で、全て排除していたの」

「ウサギが・・・」

「怪物はね、恵まれない人々に施しを与えていたの」

「その手足となって動いたのが、ウサギさん」




「人々に愛された怪物」
「いつしか権力者は、その怪物を手に入れることこそを」
「力の証として、彼女を狙うようになったの」





「権力者達は、怪物を守ろうとしたウサギを・・・」

「殺した」

「これで、怪物が手に入る」
「そう思ったのね」

「でも、怪物は・・・」

「死んでしまっていたの」


「そ、ウサギは怪物の心臓だったんだ」
「怪物とウサギは二つで一つの存在」

「へぇー、だからこんな派手な心臓を・・」

「こっちは・・」

「久城君に貸してあげる」

「で、こっちは・・・」

「ヴィクトリカさんに!」



アブリルぇ・・・

「ありがとうございます!」

「お着替え楽しみにしてるわ~!」



「ハッ・・・!」

「(あぁ~~・・・!)」

「(そうだぁ~・・)」
「(アブリルさんって久城君のことがぁ・・!)」

「どうした?セシル」

ガサガサガサ!

バッ!
「うぇ?」

「こ、これ・・・」

「モ、モンストル・シャルマン2世とか」
「どうかしら?」



「私はもう自分のがありますから・・・」

「短い髪の妖精ねっ!」

「かわいいわぁ~!」

「よ!本日の仮装クィーン!」





「くっ、ぐるしいっ・・」

「マ、マカロンが・・でるっ・・・」


「ぐ、ヴィクトリカ・・!」
「お菓子の食べすぎで・・・!」
「太ったんじゃないの・・・!!」


「!!」

「フンッ!」

「ガッ!」


「草食哺乳類の分際でおしゃべりが過ぎるぞ・・」

「もぉ・・・!ほら、出来たよっ」






「♪レースがダンダンくぁwせdrftgyふじこlp;♪」
※オンチすぎて何言ってるか分からない


(鐘の音)
「あ!」

「始まるかも!」


「これは・・・?」


「エスコートだよ」















「お・・!」

「あ!モンストル・シャルマンだ!」

「素敵なドレスね~」



「ナデナデするな・・・」



「わぁ、かわいい!」
「何でモンストル・シャルマンにしたの?」

「フフ・・・」



「(クリスマス・・・)」
「(ヴィクトリカのバースデイ)」

「死神も、ウサギだったら怖くないな」
「えっ・・」



「お前も踊るだろ?死神」

「あ・・・」






「「アハハハハハ!!」」





「(いつもはみんなに怖がられる)」

「(黒い死神も)」

「(金色の妖精も)」







「(今夜は・・・)」


「さぁさぁ!」

「皆さんから預かったプレゼントは」
「このツリーに飾ってありますよ~!」

「好きなのを取ってくださいね~!」





「行こう!久城君!」

「ヴィクトリカも!」

「いや、私はいい」


「ヴィクトリカ?」

「早く早く!」

「ふふ、どれがいいかな~!」


「え、えっと・・・」

ドガッ
「うわ!」




「・・・僕、これがいい」












「本当にいいの?」

「だってこれ、コルデリアさんの・・・」
「何か問題が?」

「大問題だよ!」
「こんな大事なもの、こんな所に出しちゃって!」

「誰が受け取るかも分からないのに!」

「久城、キミは春来たる死神だ」

「今日はウサギだよ」

「何のかんのと言っても」
「遠慮して皆よりも後にプレゼントを選ぶだろう」

「大抵が皆、より豪華な、より大きなプレゼントを選ぶ」
「残っているのは地味で小さな包みばかり」
「え・・・」

「そして、黒と白のレースは」
「何者かを連想させる」

「何者か・・・」
「・・・キミは」
「必然的にこの包みを選び取ったのだ」



「そう、全ては必然だ」

「ヴィクトリカ・・・!」









「大切にするよ!」
「きっときっと!ずっと家宝にする!」

「当然だ」

「ヴィクトリカ!」
「僕もキミにプレゼントがあるんだ!」



「それも当然だ」

「ここで待ってて!すぐに持ってくるから!」

「待ってて!すぐだから!」




「あーあ、分かってたけど嫌んなっちゃうな、もう」



「金色の髪の妖精・・・」

「短い髪の妖精か・・・」

「私だって金髪なのに・・・」
「どうして私はそっちで呼ばれないんだろう・・・」


「もう染めてやる!」

「いっそ碧と赤のクリスマスカラーに!!」


「ん?」


「えっ・・・!」

「えっと・・・」

「これ!」

「ペンダントと指輪か」
「何だか同じことを考えてたんだな」

「よし!」




「!!」

「失礼、久城一弥君だね?」

「え・・・」

「放せ!放してよ!!」

「放せッ!!」


「久城君!!」
「何なのあなた達!!」

「ルパード陛下のお達しですので」

「陛下の・・?」

「放してッ!!」

「アブリル!!」

「!!」

「久城君!!」


「これを!」
「ヴィクトリカに!!」

「え・・・」

アブリルぇ・・・

「お願いだ!」

「アブリルッ!!」


「久城君・・・」


「分かった・・!」




「久城君・・・」


「異国からやって来た役人や商人」
「留学生等を自国へと帰す処置を行いました」

「ヨーロッパもいよいよ・・・」
「忌まわしき戦火の道か」



「陛下、我らソビュールは永劫の平和を旗印としています」

「如何に世界が動こうとも」
「その波に飲まれることはありません」

「うむ、全てはロジェ」
「お前に任せたぞ」

「そういえば、この時勢からか」
「街で奇妙な噂が流行ってるらしいじゃないか」

「奇妙な噂・・と言いますと?」
「聞いていますよ」


「モンストル・シャルマンが」
「ソビュールに再来した、と」



「ハァ~~っ」


「ハァ~~っ」



「22・・23・・24・・」

「25・・26・・27・・」

「28・・」

「あいつ等は・・・!」

「酷いですよ!横暴だ!」

「どうしていきなりこんな!」


「心配せずとも、無事に本国まで送り届ける」
「陛下のお心に感謝するんだ」

「戦争が始まれば、祖国に戻ることは叶わなくなるぞ」

「えっ・・・!」




「(戦争か・・・)」

『これから何年か後、世界を揺るがす』
『大きな風が、吹くであろう!』

『そなた達の身体は軽い!』

『その大きな風によって二人は』
『離れ離れになることだろう!!』


(急ブレーキ)
「ぐっ・・!」


「どうした!?」

「そのウサギは何者だ!」

「調べさせてもらおう!」

「誰の指示があってのことだ!」


「我々はルパード陛下の・・・」

バッ

「なにぃ!?」




「(いやだッ!)」
「(こんな風に離れてしまうなんて・・・)」
「(絶対に嫌だ!!)」

「捕らえろ!あの小僧を!」


「(ヴィクトリカ・・・!)」
ウサギの格好した久城が
全力で逃げる!!
まさに脱兎のごとく!!
wwwwwwwwwwwwwwww






ガッ

「!?」

「うわ!」


「キミは・・!」




「おしゃべりは後だ、チャイニーズ」

「何処へ行った・・」

ゴーン・・
ゴーン・・

「!!」













「出たぞ・・・」

「地下組織の連中だ」

「全員ひっ捕らえろ!!」


「おい!ボサッとすんなよ!」

「今のうちだ!!」


「また面倒に巻き込まれたのか?」

「アンタもそうとうだね」

「ど、どうして・・」

「ルイズ君、ジャクリーヌさんと一緒に街を出たんじゃ?」

「あぁ、ジャクリーヌのお陰で」
「俺は裕福な家庭の養子さ」

「でも堅苦しっくて」

「時々こうやって、昔の真似事をしてる」

「ま、そんなお楽しみも」
「そろそろ潮時だけど」

「ふぅ・・兵隊さんがいっぱい居たもんね」

「もうすぐ、戦争が始まるんだね・・」
「あれは用途が違う」

「え・・?」

「見たろ?あのウサギの連中」
「軍人らは、国内の危険分子を取り締まってるんだ」
「危険分子って?」

「ソビュールの現状を憂い」
「彷徨える魂を救うべく」
「モンストル・シャルマンが再来する」

「えっ!」


「モンストル・シャルマン・・・!」


「モンストル・シャルマンは」

「罪深き者達の血を求める、ってのが」

「ウサギ連中の言い分だ」


「それって、戦争をしたがってるってこと・・?」
「あぁ、組織はグングン拡大して」
「弱腰の国に、鉄槌を下すって噂もある」
「物騒な話さ」


「!!」

「どうした?」

「ヴィクトリカの所に行かなくちゃ・・」

「何だか・・ざわざわするんだ」





「任せろよ」

「何てこと!」

「仲良しさん達を、無理やり引き離すなんて・・」
「許せないわっ」

「あ、あの・・」


「一弥君がヴィクトリカさんの所に居られるよう」
「グレビールに頼んでみましょ」

「だ、だって!ブロア警部はオカルト省の・・」

「大丈夫!」
「彼はこういう時は絶対助けてくれるの!」

「きっと今回も、あなた達のために戦ってくれるわ」

「(そうだよな・・)」

「(ブロア警部・・)」

「(何だかんだ言ったって)」

「(ヴィクトリカのこと心配はしてくれてる)」


「(・・感じがしないこともないし)」

「やったな!」

「う、うん・・・」



「サイーディもエメルダも行っちゃった」



「うぅ・・ここでも冷えるのね」

「部屋に帰ろうか?ヴィクトリカさん」



「そのドレスも着替えた方がいいよ」
「臭くなっちゃうよ」

「プーンって」




「あ・・」

「素敵よね、そのペンダント・・」

「久城君、中々やる・・・」



「ヴィクトリカさん・・・」






「あ、食事持って来ようか!」

「温かいスープ、ゾフィさんに作って貰ってくる!」

「エレベーターを・・」

「え?」


「・・・・・」


「ありがとう・・」








『このペンダントがあれば』
『僕はいつでもキミを助けに行く』

『いつでもキミの隣にいる』




「嘘をつけ・・久城・・・」

「私はこんなに」
「今、キミを求めているというのに・・」


「逃げ出しただと!?」

「彼がもしオカルト省の手に渡ったとしたら」
「我々は・・・!」
「渡ったとしたら、どうなる?」

「!?」



「フフ・・・」










「屁こきイモリか?」

「?」



「お前を迎えに来た」
「灰色オオカミ」
「・・・いや」
「モンストル・シャルマン」

「そうか・・・」

「とうとうオカルト省が私を使う時がやって来たか」







バッ

「何を!?」

「オカルト省の言いなりになるくらいならば」
「ここで私の全てを終わりにする」

「馬鹿な真似を!」

「世界を揺るがす戦を前に」
「この国は激しく震えている」

「私の存在により」

「この国のバランスは大きく変化するだろう」

「多くの人の血が流れ」

「私と同じように」

「母と引き裂かれ」

「魂の孤独を味わう子供達も生まれる」


「それならば・・私は!」
「・・・・・・・」


「・・・・なるほど」





「ハッ・・・!」

「あぁ・・・!」



「!!」


「見えるかな!無理かな!」

「おーい!ヴィクトリカー!!」



「あぁ・・!!」

『なるほど、お前の元に』
『ウサギが迷い込んできたか』

『モンストル・シャルマンが』
『何も無く我の言うことを聞くとは思えん』

『そのウサギを使え』

「久城・・!」

「愚かな子リス」
「・・いや、ウサギだ」

「人質になっていることも分からず」
「ただ、お前を求めて・・」

「久城に・・手を出すと・・?」

「お前の返答次第だ」





「・・・・ッ!!」


「(やっぱり・・)」
「(これでサヨナラなんかじゃないんだっ)」
「(僕とヴィクトリカはっ)」



「ブロア警部・・まだかな?」

「ねぇ!もう行ってもいいですか?」

「僕、早くヴィクトリカのところに・・」

「?」






「分かった」
「オカルト省に手を貸そう」


「しかし、久城には指一本触れるな・・!!」

「妹の頼みだ」
「それ位は聞いてやろう」




「ヴィクトリカ!?ヴィクトリカ!!」



「ウサギは・・」

「モンストル・シャルマンの心臓・・」

「ウサギが死ねば・・・」
「怪物も死ぬ」

「ヴィクトリカー!!」
「ヴィクトリカッ!!」

「これでサヨナラなんかじゃないからッ!!」

「離れたりなんかしないからッ!!」


「!!」

「久城・・!!」


「ぁ・・・」


「ぁ・・」

「・・・!」

「・・っ・・!」





「あ゛あ゛あ゛あああっっっ・・・!!!」

「あ゛あ゛あ゛ッッ!!」

「あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああッッ!!」


そんなこんなな22話でした

悠木さんの演技・・・
やべぇ・・
あの泣き演技のおかげで
アブリルンゴwwwww
とか
久城マジお馬鹿さん
とかが吹き飛んだ
物語りもクライマックスだなぁ
何かこのままの流れだと
無理心中エンドとかになりそうな予感
・・・鬱だ
今回はこの辺で
実はゴシックの最終回の次の日がGAの新歓なんだよね
これは徹夜で飲み会フラグ!
やりませんけどw
それではノシ
153 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で投稿日:2011/06/18(土) 01:51:43.23 ID:e32updeS0
アブリルさんマジ哀れwww
321 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で投稿日:2011/06/18(土) 04:14:40.20 ID:vQSv8XQu0
久城がぜんぜんアブリルの事を見てないし
アブリルがただの噛ませ犬だと悟ってしまった
323 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で投稿日:2011/06/18(土) 04:19:09.75 ID:fyplrJUb0
アブレルだからな

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