群馬大学GA研究会　なんでもにっき

遅くなりましたが、9話のレビューです。

それと、最後に一つお知らせが…。

メイクイーンにて話し合う二人。




これまでの実験の結果から、Dメールは過去へ送られていることが実証されている。
「でも、フェイリスたんとの勝負の結果は改変出来なかったお」
「それはお前自身の問題だ」

ルカ子の件も含め、精度には問題があるが…。
改良すれば本物のタイムマシンに…、などと話していると。




注文の品を持ってきたフェイリスに話を聞かれてしまった。




興味心身なフェイリス。
なんとかして話を聞きたいようだが、岡部は話そうとしない。
フェイリスの矛先はダルへ。



「ダルが俺を裏切るとでも…」




「過去にメールを送れるマシンを作ったお。主に僕が」
「秒殺にも程があるっ！」




「過去に、メールを……」

























































ダルの行為に不満を漏らしつつ、岡部はラボの屋上へ洗濯物を干しに。
何やら話声が聞こえたと思ったら。




そこには紅莉栖が。
必死になって誰かと電話しているようだが…。




岡部がやってきたことに気付くと、急いでその場を去ってしまった。




その後、岡部が一人ラボでぼーっとしていると…。




紅莉栖が戻ってきた。




「泣いてない。別に泣いてなんてないからっ！」
「どうみても泣いてただろう…。まだ目が赤いぞ」




「…っ!?」




「とにかく、泣いてない。だから追及しないこと」







岡部の隣に座る紅莉栖。
堪え切れなくなったのか、また泣き出してしまった。




「これだけは言っておく。お前は大切な仲間だ。相談にはいつでものる」
「岡部…」



再びふざけ始めた岡部に冷めた視線をおくる紅莉栖。
「…おい」



















一方、バイト終わりのまゆり。





フェイリスがまゆりにタイムマシンの事を尋ねると。
「あぁ、電話レンジさん？」
「電話レンジ？」





まゆりの話を聞き、俄然興味をもったフェイリスだが。
まゆりは、あまりああいう事をしてほしくないという。

「オカリンが、遠くに行っちゃう感じがするのです」








昼。
再び円卓会議を始めるところだ。




今日の議題は。
「ずばり、物理的タイムトラベルだ」




その発言をスルーして、まゆりに麦茶を頼む紅莉栖。
制服姿のまゆりに見蕩れるダル。



物理的タイムトラベルの可能性を、紅莉栖は否定する。
「送れるのは３６バイト＋α。６文字×３通。それ以上は無理」




「試したければ、自分を使ってやってみれば？ ゲルオカリンになってもよければ」




紅莉栖の言うとおり、SERNでさえまだ成功していないのだ。
こんな設備でできる訳がないだろう。




しかし、メールが過去に届いているのは事実。

SERNはブラックホールとリフターの力でタイムトラベルを可能にしようとしている。
この電話レンジも恐らく原理は同じはずだが、
リフターに相当するものはレンジの中にはない。

どこにあるのかわからないのだ。
それに、Dメールを送れる時間も限られている。




「現状では、まだこれを過去にメールが送れるマシンとは言えないわ」




先に進む前に、今あるものの解明が先と言う紅莉栖。
岡部は不満そうだ。

紅莉栖が「あんたも科学者を自称するなら…」と言いかけると。
「科学者ではない。マッドサイエンティストだ」




「ダメだこいつ、早くなんとかしないと」




「…？」「牧瀬氏？」
「あっ！」




「貴様、まさか…」
「うるさい！ それ以上言うな、そんなわけないからっ！」













話を戻し、紅莉栖にSERNサーバー内にあるデータの翻訳状況を尋ねる。




「もとい、ネラーよ」




慌てて「違う」と言いはるが、なんとか平静を装い答える。
「とくに報告することはないわ」




次にダルにプログラムの解析状況を聞くが…。
質問に対する答え方に、違和感を感じた。




「まだ解析をしていないということか？」
「あ？ どうやってやるん？」




慌てて、IBN5100の所在を聞いて見ると…。
「僕が知るわけないっしょ」




IBN5100が置いてあった場所には何もない。




そして、岡部はある仮説にたどり着いた。
紅莉栖に、自分がIBN5100を見つけたかどうか尋ねてみる。




「もしかしてもなにも、どこにあるかも分かってないじゃない」




その答えから、仮説が正しかった事に気がついた。




ひとまず、IBN5100を見つけた事実を紅莉栖に話す。
岡部以外にその記憶がない事を、Dメールによる過去改変が理由という紅莉栖。
「送った内容は、些細なことばかりだぞ…？」




「バタフライ効果＜バタフライ･エフェクト＞よ」




バタフライ効果――北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる、
といった思考実験である。

詳しい解説は紅莉栖がしているので割愛。






IBN5100がどこにあったか尋ねる紅莉栖。
そう。もしかしたら、この世界線ではまだそこにあるのかもしれない。




だが、ルカ子に電話してみると事情が異なるようだ。
確かに奉納されはしたそうだが…、今はどこにあるのかわからないらしい。




神社にPCを奉納するなんて不思議だねーとまゆり。
その奉納した人物は…。




休憩中のフェイリス。
「過去に戻れたら何をするか」という質問に、一瞬動揺する姿が。




そこへ岡部から電話がかかってくる。
内容は、IBN5100を柳林神社に奉納したかどうか。

それはわからないが、フェイリスパパは古いパソコンを集めていたらしい。




「それはさっき言ってたタイムマシンと何か関係があるニャ？」




フェイリスのマンションへ向かう3人。
本当なら岡部一人で行くはずだったが…。
ダルとまゆりも付いて来てしまった。




3人に呆れていると…。
「IBN5100…」という呟きが聞こえた。




辺りを見渡すと…。




慌てて萌郁を追う岡部。






追いついて見ると…。




IBN5100の話を出すと、萌郁は縋りつくようにその所在を聞いた。




だが、岡部も知らない事をしると、フラフラと立ち上がりその場を去ってしまった。




萌郁を知ってるふうに話すまゆり。
「シャイニング･フィンガーを知っているのか？」
「知ってるよ？」
と、事もなげに答えた。




萌郁がDメールを送った後、岡部以外の記憶から萌郁の存在が消えた。
だが、ルカ子がDメールを送った今は再び萌郁を知っている状態に。

気付かないところで、確実にバタフライ効果の影響が起きている。




フェイリスのマンションに着いたが…。




フェイリスの自宅は、この最上階らしい。




執事に感動するまゆり。




最上階にきて調子に乗る岡部。




そこへフェイリスが。




フェイリス・ニャンニャン。
彼女の家は、以前はこの辺の大地主だったらしい。




彼女の本名は秋葉留未穂。
そして、アキバに萌文化を取り入れるようにいったのもフェイリスだとか。




今回の本題である、「IBN5100」の所在について尋ねる岡部。
ところが、その前に一つお願いがあるという。

それは、Dメールを送らせてほしいというものだった。




バタフライ効果の影響をまざまざと見せつけられた今、
出来るならあまり過去改変を行いたくはない。
だが、岡部が渋っていると二人から反感を買ってしまった。




だが、ここで止めたところでIBN5100が戻ってくる保証もない。
これで、少しでも手がかりがつかめるのなら…。




「お前は今日からラボメンナンバー007、秋葉留未穂だ」




フェイリスがメールを送る先は10年前。




メールの内容を尋ねると、フェイリスは秘密だと言って教えようとしない。




それでも聞き出そうとすると、まゆりやダルから注意されてしまった。

仕方ないが、メールの内容は確認しない事に。





ラボにいる紅莉栖に電話をかけるが…。
岡部が厨二発言をするたびに切られてしまう。




最終的に、こんな形に。






送信画面を眺めて、迷うフェイリス。
「やっぱり、メールはしなくても…」




「放電が始まった。送信しろ」







最後まで迷っていたが、フェイリスが送信ボタンを押す。
そして、発動するリーディング･シュタイナー。






岡部が気付くと、リビングには岡部と見知らぬ男性がいた。



そこへ、その男性にパパと呼びかけるフェイリスが。
どうやら、フェイリスの父親らしい。




どこかへ出かけようとするフェイリスパパを呼び止める岡部。
IBN5100について尋ねてみると。

ずいぶん前に手放したという。
柳林神社に奉納したというわけでもなさそうだ。





























フェイリスがメールを送る前は、IBN5100は神社にあった。
だが、送った後では神社にすら奉納されていない。

気付かないところで、確実に世界は変わっている。




『もしかしたら、俺たちはもう取り返しのつかない事を…』




まゆりに呼ばれて我にかえる岡部。
なんでも、まゆりは同人誌を買いに中野に行くらしい。
それは、まゆりが家に帰るには遠回りとなる寄り道だ。




「とらのあな、こっちの方にもあればいいのになぁ…」




「なにを言っているのだ、とらのあなならそこに…」








岡部が指さした先。
本来、とらのあながあるべき場所には、それはなく…。

「オカリン何言ってるの？」
「秋葉にあるわけないっしょ」




































辺りを見回してみても。

そこには、あの見なれた秋葉原の姿は存在しなかった。






























そこで、岡部はようやく気付く。




自分たちがしてきたことが。








本当に取り返しのつかないことであることを。

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どんぐりです。
遅くなりまして、どうもどうも。


と言う訳で、まことに勝手なお話で恐縮なのですが…。
10話のレビューをもちまして、シュタゲのレビューを閉じたいと思います。

と言うのも、中間テストのせいでレビューがたまってしまったことと、
今後の展開が、少し書きづらいかなと思ったことが理由です。


もしかしたら、各話レビューではなく
区切りごとに「まとめ」としてあげるかもしれません。
その辺は未定です。

10話のレビューは、水曜以降の更新になると思いますが、
そのときまで、どうぞよろしくお願いします。

エル・プサイ・コングルゥ。

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