「ジパング」の護衛艦みらいを考察する!

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↑ は実在する護衛艦 “あしがら”

【海上自衛隊 対潜ヘリ搭載護衛艦 DDH-182 “みらい” 】
“みらい” は “ゆきなみ” 型護衛艦の3番艦という設定で、架空のイージス艦です。
イメージとしては、連載開始当時まだ計画段階だった “あたご” 型護衛艦が念頭にあります。

↑ 護衛艦“あたご”
どちらも、ヘリを搭載するスタイルや基準排水量は似通っていますが、
要所要所を見ると、結構異なる点が有りもします。
そこで今回は、 “あたご” 型と “みらい” の差異を眺め、考察しましょう!
①主な諸元の差異
どちらの艦も、日本初のイージス護衛艦 “こんごう” 型を基にした発展系です。
先述したように、共通する点は多くなっています。
まず、 “みらい” の主要諸元をば
基準排水量 : 7,735t
満載排水量 : 9,998t
全長 : 171m
全幅 : 21m
深さ : 12m
吃水 : 6.3m
主機 : COGAG方式 LM2500ERガスタービン 4基2軸
出力 : 120,000PS
速力 : 30kt超(※一部シーンには35ktの表記有り)
続いて “あたご” 型の主要諸元
基準排水量 : 7,700t
満載排水量 : 10,000t(※公式には非公表)
全長 : 165m
全幅 : 21m
深さ : 12m
吃水 : 6.2m
主機 : COGAG方式 LM2500ERガスタービン 4基2軸
出力 : 100,000PS
速力 : 30kt超
如何でしょう?
数値が異なる所のみ赤色で示しましたが、本当に僅かな差である事が判ります。
②搭載兵装の差異
他にも、マスト形状や構造物形状、システム面等にも差異が認められますが、
その辺りは極めて細かい話になるので、判り易い武装面のお話にしましょう。
[主砲]
“あたご” 型 : Mk.45 Mod.4 62口径5インチ単装速射砲

“みらい” : OTOメララ 127mm54口径単装速射砲

Mk.45は発射速度が16~20発/分とやや遅いため、対地・対艦用に用いられます。
一方でOTOメララは45発/分と早いため、対空用にも用いられます。
[VLS(垂直発射装置)]
“あたご” 型 : 前部64セル+後部32セル
搭載弾頭 : スタンダードSM-2(SAM)、VL-ASROC(SUM)
“みらい” : 前部29セル+後部48セル
搭載弾頭 : スタンダードSM-2、VL-ASROC、トマホークBGM-109B/C(SSM)、短SAMシースパローRIM-7F(SAM)
まさかのトマホークまで積んでる “みらい” www
専守防衛の自衛隊にどうなの・・・とも思ったりww
後部のVLSはシースパロー専用の物(Mk.48)が搭載されてるようです。
[SSM(対艦ミサイル)]
“あたご” 型 : 90式SSM-1B

“みらい” : ハープーンRGM-84

“あたご” 型が積むのは国産のSSM-1B。 ほむほむが使ってたアレの艦載版ですw
性能はお墨付きで、ハープーンのそれを上回るとも・・・・・・
方や “みらい” は普通のハープーン。
作中でも幾度となく用いられました。
近接防御火器(CIWS)や短魚雷発射管等はほぼ同仕様なので、割愛します。
[劇中の戦闘シーン]
劇中ではほぼ全ての火器が使用されました。
ちなみに、
CIWSの射撃音は劇中のような「ダラララララ」ではなく、「ヴヴヴヴヴ」みたいな音だそうです。

・・・あ、プラモまだ作ってない(買って放置)www
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