「GOSICK-ゴシック-」第20話レビュー(飛びイカ)
「ここは・・・」
「あぁ」
「そうか・・」
「私は来たのか」
「ファントムに」
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・!」
「はぁ~・・・」
「ゾフィーさんはもう中かな・・・」
「おわ!何だコリャ!?」
「ん?」
「どうした?」
「このトランクが急に・・・!」
ガタガタッ
ガバッ
バカンッ
「ぷふぁ~~!!」
「たーすかったー」
「セシル先生!」
「ん?」
「久城君!」
「どうしたんですか?」
「何でトランクの中なんかに・・・」
「ピンチなの!!」
「え?」
「教師として、教え子のピンチは」
「ほって置けないの!」
「これは決死の潜入捜査なの!!」
「落ち着いてください」
「教え子って・・・?」
「だからぁ~~!!」
「ヴィクトリカさんが大変なの!!」
「えっ!?」
「ヴィクトリカさん・・・」
「またお父様に呼び出されて・・・」
「んん・・ぐぅぅぬぬぬ・・・!」
「んぎぎぎ・・・!!」
「お前はここにいろ、セシル」
「え!?」
「これ以上、近づいてはいけない」
「何だか・・・」
「いつもと様子が違っていたような気がする」
「・・・って、トランクの中だったから」
「良く分からな・・・」
「あれ?」
「く、久城君!?」
「どうぞ、お入りください」
「すいませ~~~んッッ!!!」
「ん?」
「ど い て」
「くださ~いッッ!!!」
「うわ!?」
「な、なんだ?」
「ヴィクトリカ!」
「ヴィクトリカ!!」
『ヴィクトリカ・・・』
『大丈夫だからね・・・』
『何処にいたって・・・!』
『どんな嵐が来たって・・・!』
『僕は・・・キミを・・・!!』
『キミを・・・!!』
「っく・・・!」
「ヴィクトリカーーッッ!!」
「!!」
「ヴィクトリカーーッッ!!」
「ヴィクトリカ~~~ッ!!」
「久城君!?何故・・・!」
「本当に・・・」
「本当に・・・!」
「キミは・・・!」
「言ったろ!!」
「えっ・・・?」
「必ず・・・」
「見つけるって!!」
「・・だが、ここまでだ!」
「えっ!?」
「すまない・・・久城・・・!」
「いたぞ!」
「ちょ、ヴィクトリカ!」
「待って!!」
「捕まえた!」
「放してください!!」
「待って!ヴィクトリカ!!」
「ヴィクトリカ!」
「ヴィクトリカーーッ!!」
「ヴィクトリカーーッッ!!」
「放してください!」
「放して!!」
「ほら、さっさと来るんだ!」
「久城・・・!」
「・・・案内してもらおうか」
「父の・・・」
「アルベール・ド・ブロア公爵の元に・・・!」
『良く来たな、わが娘よ』
『今こそその力』
『我らのために役立ててもらおう』
「・・・考えていたのだよ」
「何故オカルト省が今になって」
「ココローズ殺害の真相を暴こうとするのか」
『ほう?』
「既に見当はついているのではないかね?」
「だが、確たる証拠が無い」
「それを掴み、犯人の弱みを握りたいのだろう?」
「そして、さらなる地位と」
「権力を得る」
「この国で、それだけの影響力を持つ人物」
「彼こそが・・・」
「この事件の真犯人」
『・・・面白い』
「それでこそ、我が愛しき」
「灰色オオカミ」
「ココローズ事件」
「先の大戦が始まる直前、1914年春」
「フランスからココ王妃を訪ねて使者がやって来た」
「国王陛下はカントリーハウスに移られていた王妃を」
「王宮に招いた」
「そして・・・」
「王妃の部屋で」
「首無し死体として発見された」
「王妃の部屋を直前に出入りした者はいない」
「ただ一人・・・国王陛下を除いて」
「だが当然、怪しい物など持っていなかった」
「犯人であるはずがない」
「何故なら、ほぼ同時刻」
「王妃のカントリーハウスで・・・」
「目撃者の中には科学アカデミーの者もいたそうだ」
「・・・その後、事件は迷宮入りになった」
「・・・どうしてヴィクトリカがその事件を」
「私にも分からん、だが・・・」
「・・・・何ですか」
「解決できなければ」
「アレが学園に戻ることはないだろう」
「どうしてですッ!」
「・・・父上の決定だ」
「そんなッ!」
「ま、アレに解決できない事件があるとは思えん」
「そう心配するな、子リスよ」
「・・・・・・・・」
「・・・欠片は・・・」
「カオスの欠片は揃ってるんですか・・・」
「なに?」
「新聞記事」
「当時の調書」
「資料はあらかた揃っているはずだが?」
「それじゃあダメなんですッッ!!」
「!?」
「そんなので分かる情報」
「ヴィクトリカなら」
「とっくに知ってますよッ!!」
「なら、どうしろと・・・!」
「・・・僕が集めてきます」
「なに・・・!」
「僕じゃなきゃ・・・ダメなんです・・!」
「僕が欠片を持っていってあげなきゃ・・・」
「ヴィクトリカは・・・!!」
「僕も戦います!」
「僕もヴィクトリカと一緒に」
「戦います!!」
『待っててね・・・!ヴィクトリカ・・!』
「ヴィクトリカ・・・?」
「コルデリアのこと、知ってるのかい?」
「コルデリア?」
「そう、コルデリア」
「それじゃあ、この人はやっぱり・・・」
「ヴィクトリカの・・・お母さん・・・」
「もう、16年も前になるのかねぇ・・」
「いい踊り子だったのにさ」
「突然いなくなっちまって・・・」
『ここは・・お母さんがいた場所』
『そんな場所で』
『ヴィクトリカは・・・』
「そういやぁ、さっきも」
「女の子がこの写真を見てたっけ」
「えっ?」
「良く似た子で」
「一瞬アレって思ったけど・・・」
「まさかね・・・」
「失礼します」
「ん?」
「王妃様?」
「何で王妃様の写真が、ここに?」
「違うよ」
「え?」
「その子はニコル・ルル」
「ココ王妃のそっくりさんで」
「下町のブルーローズなんて呼ばれて」
「結構人気があった子さ」
「下町の・・・ブルーローズ」
「明るくていい子だったんだけどねぇ」
「この子もどっかに消えちゃって」
「ま、こういう商売にはよくある事だよ」
「さあ、謎を解くのだ灰色オオカミよ!」
「無理だ」
「カオスの欠片が足りない」
「資料は全て揃っている!」
「灰色オオカミに分からんことなどあるまい?」
「欠片が揃えばな」
「だが・・・」
「これでは再構成のしようも・・・」
「なッ!?」
「何をするッ!?」
「秘書の募集?」
「はい、1900年のことです」
「24年も前のことなんですが・・・」
「あぁ、あれか、よーく覚えてるよ」
「「えっ?」」
「金髪で青い瞳が条件だったそうだ」
「足のサイズまで指定してあったって」
「面接が終わったとたん」
「部屋を引き払っちまって」
「変な男達だったよ」
「その、二コル・ルルさんて女優さんは」
「さっきの秘書募集に応募して」
「そのまま姿を消したの?」
「はい、やっぱり怪しいですね」
「もう少し、調べてみましょう」
「えぇ!ヴィクトリカさんのためですものねっ」
「でもぉ、下町のブルーローズ?」
「本当に事件と関係あるの?」
「えっ?」
「あ、あぁ・・」
「何となくそんな気がするっていうか・・・」
「とにかく、行きましょう」
「んぅ?」
「いつだったか・・・」
「豪華な馬車に乗ってるのを見たよ」
「え?」
「うーん・・・」
「ニコルが舞台に出なくなって」
「10年くらい経ってたかな」
「どこかの貴族か」
「お金持ちの愛人になったって話だろ?」
「そういやぁ、私も聞いたわよ」
「え?あぁ・・・」
「そういやニコルがいなくなって」
「10年は経ってたかねぇ・・・」
「秘書の募集に応募して」
「貴族の愛人・・・」
「久城く~ん!お待ちどう様!」
「ん?」
「っていつの間に!?」
「だって折角だしー」
「ゾフィーにお土産を買っていかなきゃいけないしっ」
「ゾフィーさんに・・・ですか?」
「良く一緒に買い物に来るの」
「私が一人で来てるって知ったら」
「怒るだろうなぁ~」
「ゾフィーさんなら」
「今、ソブレムにいますけど」
「え゛?」
「いえ、ココローズのお芝居を観に」
「僕もバイクに乗せてもらって来たんです」
「はぁーーーー!?」
「どーして私を誘わないの!?」
「10年来の親友を差し置いて!」
「どーして久城君とッ!!」
「10年来の親友?」
「何処で知り合ったんですか?」
「おしえなーい」
「は?」
「久城君キライ!だから教えなーい」
「いや、あの、先生・・・?」
「ゾフィーはもっとキライ!」
「だーいキライ!!」
「ふぇっくしょん!!」
「うぅ、風邪引いたかな・・・」
「あぁ、でも、早く出てこないかなぁ、ココ」
「ニコル・ルル?」
「大ファンだったとお聞きしましたが」
「あぁ、だからさぁ、ほんとショックだったぜ」
「死んだって聞いたときは」
「「え!?」」
「え?」
「何だ知らなかったのか?」
「死んだんだよ、二コルは」
「本当だ・・・」
「あら?」
「1900年って書いてある」
「それって、二コルさんが行方不明になった年だ」
「あの、秘書の募集があった年」
「でも・・・」
「その10年後に目撃されてるのよね?」
リーン・・・
リーン・・・
リーン・・・
リーン・・・
リーン・・・
リーン・・・
リーン・・・
リーン・・・
リーン・・・
リーン・・・
「今すぐお止めください!」
「このようなことをしても無駄です!」
『お前もしかと見るのだ』
『我が娘の・・・』
『お前の妹に宿りし、真の力を』
ガチャッ
「父上・・?父上!」
「ふふ・・」
「薬草で感覚を鋭敏にさせ」
「単調な響きとロウソクの揺らめきで」
「その効果を強めているに過ぎない」
「何がオカルトだ」
「これは・・・」
「立派な科学ではないか」
「チケットもないし、守衛の人もいる」
「どうするの?久城君・・・」
「警部が来てくれるはずなんですが・・・」
「犯人の名は!」
「謎を解くのだ!灰色オオカミ!」
「儀式が終わるまで」
「この部屋を出ることは許されません」
「ぐ・・・・!」
「こないわねー・・・」
「先生はここにいてください!」
「ど、どーしたの!?久城く~ん!!」
「うぅ・・・」
「灰色オオカミ!」
「謎を解くのだ!」
「犯人は何者だ!」
「殺害の方法は!」
「っぐ・・・!」
「く・・・!」
「どうした?」
「!?」
「俺に立ち向かった威勢の良さは」
「どこにいった?」
「少年」
「ブライアン!」
「な!」
「もう、お止めに・・・!」
「ぐっ・・・・!」
「何事だ!」
「灯りを付けろ!早く!!」
「な!?」
「ぅ・・・」
「き、貴様・・・」
シュッ
ドカッ
「ぐわっ!」
「急げ!」
「子オオカミは奥の扉だ!」
「!!」
「ありがとう!」
「フ・・・」
『ヴィクトリカ・・・!』
『ヴィクトリカ・・・!』
『ヴィクトリカ・・・!』
『ヴィクトリカ・・・!!』
「ヴィクトリカーーーッ!!」
「!?久城・・くん・・?」
「!?何で・・・ここに・・・」
ちょっと煙多すぎじゃないですかwww
「!!」
「ヴィクトリカ!!」
「ヴィクトリカ!」
「ヴィクトリカ!!」
「ヴィクトリカーーッ!!」
「うぅ・・・」
「久城・・・」
「良かった・・・」
「良かった・・・」
「良かった・・・」
「良かった・・・!」
「・・・ダメだ!」
「この事件は・・・!」
「分かってる!!」
「え・・?」
「分かってるんだ・・」
「僕を巻き込むまいと・・・」
「キミは・・」
「キミは・・!」
「キミは・・・!」
「キミは・・・!!」
「・・・でも僕は関わるよ」
「いいじゃないか」
「キミの全てに、進んで巻き込まれていく」
「お節介な・・・」
「そんな友達が」
「一人くらいいたって」
「久城・・・!」
「神聖な儀式を汚された!!」
「!!」
「あの者をつまみ出せ!!」
「お待ちください!!」
「くっ・・・!」
「久城・・・」
「え・・?」
「今ココで足掻いても」
「父の呪縛から逃れることなど出来やしない」
「でも・・・!」
「謎を解け」
「・・・!」
「・・・謎を解け」
「生きる為に」
「「力を見せろ」」
「うん・・・!」
「私が解く!」
「私が解こう!」
「ココローズ事件の謎は・・・」
「私が解く!」
「美しきオオカミの母子に」
「祝福を」
「久城・・・」
「キミは何故、二コル・ルルを調べようと思ったのだ?」
「え?」
「何故って・・・」
「キミが・・」
「喜びそうな話だなって」
「ふ・・・」
「つまらぬ秀才の割にはでかした」
「褒めてやろう」
「父上のお許しが降りたぞ」
「それで、何処に行くのだ?」
「墓地だ」
「何・・!」
「墓地に行って」
「ニコル・ルルの墓を暴く」
そんなこんなな20話でした
ふふ・・・
BGMで緩急を際立たさせ
単調なセリフとヴィクトリカちゃんの可愛さで
その効果を強めているに過ぎない
何がミステリーだ
これは・・・
立派な萌えアニメではないか
今回良かったんじゃないか?
久城がちゃんと助手してたし
ヴィクトリカちゃんは可愛いし
何か話の流れからしてココ王妃は生きてそうだよね
というかもう20話なのね
今夜の21話でこの話は終わりで次の3話使って
風呂敷たたみにくるのか
それともこの話を最後までやるのか
原作が夏に完結するが、それと同じラストにするのか
それともアニメオリジナルにするのか
ともかくここまで来たら失踪()はしないので
最後まで追い続けたいな
今回はこの辺で
レビューと関係ないけど
グリーンカーテン用に植えたひょうたんの芽が出てきた
「まだでない、まだでない」
↓
「芽が出たーーーー!!!」
マジでこんな感じの1週間だった
トトロは素晴らしいと思った
・・・・・・・
それではノシ
(グダグダである)
482 風の谷の名無しさん@実況は実況板で 2011/06/04(土) 01:51:05.97 ID:fi63Mb+h0
久城くん告白するのかと思ったら…
友達かよ!
485 風の谷の名無しさん@実況は実況板で 2011/06/04(土) 01:51:50.86 ID:W93W6U9v0
>>482
あの上で「友達」って…
お前どんだけ友達に飢えてたんだよと
504 風の谷の名無しさん@実況は実況板で 2011/06/04(土) 01:54:36.62 ID:IdYI2FKo0
ブライアンが2人いたのは片方ママンだったのかね
二人とも随分とすごい動きができるんだな
515 風の谷の名無しさん@実況は実況板で 2011/06/04(土) 01:58:50.09 ID:8bd5vmOd0
>>504
ブライアンはもともと二人いるんじゃないかと思う。
今回の話とネタが合うし
521 風の谷の名無しさん@実況は実況板で 2011/06/04(土) 02:00:37.92 ID:1SMVv6kY0
OPでブライアンの影が二つあるんだよな
普通に双子なんじゃね?
建前
本音
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