群馬大学GA研究会　なんでもにっき

遅くなりました、8話です。



飛びイカさんの考察を、すぐ流す形になってしまいすみません……。

前回、タイターから届いたメール。
その内容は、岡部にとって想定外のものだった。




この受け入れきれない状況を、『凶真』は一蹴する。
自分はマッドサイエンティストなのだ、と。




紅莉栖や、ラボにやってきたダルが心配そうに見つめるが、
不敵な笑みを浮かべて岡部は宣言する。

――オペーレーション･ウルドの再開を。





紅莉栖は反対を進言。

しかし、岡部は昼間にDメール実験を行った事実を話す。
「Dメールにより、すでに過去は変わっているのだ」




世界線が変わったせいで、紅莉栖や他のラボメンが改変前の記憶を
一部失ったのだと説明する岡部。




「で、どうしてあんただけが記憶を保っているのよ」




タイターが言っていた「俺が持つ力」を確かめたいという岡部。

世界線を越えてなお、記憶を持ち続ける力。
魔眼、『運命探知<リーディング･シュタイナー>』を。




























外れたロト６を浮かない顔で見つめるルカ子。
溜息を漏らし、落ち込んでいるようだ。





あの後、ラボではDメールの実験が行われていた。
送ったメールは５日前にダルの携帯に届いていた。




「過去、かわった？」
「なぜそのことを覚えている…」

そういわれて、この実験で過去が変わらなかった事を知る二人。



今回の実験で、過去を変えるのはダルだ。
５日前行われた、フェイリス杯。
その時のカードの配置を送り、ダルが優勝するように過去を変えるつもりだったが…。




まゆりに電話して聞いて見ると。
「え？　負けた？　瞬殺？　あぁ、そう…」















今回、過去は変わらなかった。
恐らくゲームの進行は多少変わっただろうが、
それくらいでは世界線は変動しないという岡部。




今後の実験について考える紅莉栖を見て、岡部は不敵な笑みを浮かべる。
紅莉栖が実験に積極的になっていることが面白いらしい。




リーディング・シュタイナーについて確かめるべく、今度は紅莉栖に過去を変えさせようとする岡部。
しかし、それを紅莉栖は断る。





今まで生きてきた人生だけれど、失敗したことも含めて自分の人生だという紅莉栖。




その発言をからかうが、岡部が真面目な話を切り出そうとした時、携帯が鳴る。




萌郁からのメールだ。




それをスルーし話を続けようとするが、再びメールが。




そして、またもやメールが。




それすらも無視しようとしたが、突然目の前に萌郁が。
これには二人も驚く。















翌日、ブラウン管工房前のベンチで人を待つ岡部。
結局、萌郁に押し切られてしまったらしい。




そこへ、ブラウン親子がやってくる。




こんなのを相手にさっさと入ろうと、シスターブラウン…もとい綯にいうブラウン氏。




と、そこへまゆりがやってくる。
それに気付くや否や、綯はまゆりに抱きついて行った。




今度は、バイト戦士こと鈴羽が出勤。




早速、岡部にタイムマシンの事を聞こうとするが…。




岡部がタイターの言うことが分からなくなってきたと言ったことに、
不満の一声を洩らす。




岡部から、さてはタイターオタクかと指摘され、鈴羽はおもわず顔をそらす。




矢継ぎ早に今度は紅莉栖が。
相も変わらず、鈴羽は無言で紅莉栖をにらむ。






そして聞こえるシャッター音。
案の定、その主は萌郁である。




ラボに戻り、岡部と萌郁は実験の打ち合わせを始める。
萌郁が変えたかった過去は、４日前。
どうやらその時に携帯の機種変をしたのだが、変えない方が良かったと伝えたいらしい。




過去が変われば、萌郁が持っている携帯が変わる。
客観的にもわかりやすい内容だ。




いざ、実験開始。




萌郁がメールを作り、紅莉栖とダル、そしてまゆりが実験の準備を進める。
が、電話レンジ(仮)を起動させようとしたその時、ラボのドアがノックされた。




やってきたのは、ルカ子。宝くじの件のお詫びらしい。




素直に礼を言わない岡部に、紅莉栖は呆れ顔だ。




早々に帰ろうとするルカ子。
まぁ、こんな不自然な状況なら帰らざるを得ないだろうが…。




以前からコスプレ衣装を来てくれるよう頼んでいるまゆりなのだが…。
今回も断られ、ルカ子はそのまま帰ってしまった。




改めて、実験スタート。
いつものように放電現象が始まる。








萌郁がメールを送信すると、あのめまいが岡部を襲う。





あの感覚。
過去は、変わった。




しばし呆然とした岡部だが、彼女がいないことに気付く。
「シャイニング・フィンガーは、何処へ行った？」




しかし、紅莉栖はダルは不思議そうな顔を浮かべている。
慌ててラボの中を探すも、萌香の姿はどこにもない。




そして、もう一つの変化。
ルカ子が持ってきてくれたスイカが、なくなっていた。




まゆりに確かめてみると、やはりルカ子は来なかったようだ。
そして、萌郁の事を訪ねて見るが…。
「誰…？」




慌てて詰め寄るも、まゆりは知らないという。




まゆりだけではない。
ダルも、そして紅莉栖も桐生萌郁を知らないと言った。




様子がおかしい岡部を見て、紅莉栖が気付く。
「またDメールを!?」




過去を変えたせいで、人間そのものが消えたのかと焦る岡部。
しかし、受信フォルダを確認すると、彼女からのメールがあった。




すがる思いで、彼女にメールする。




そして届く、萌香からのメール。




彼女が消えたわけではなかったと知り、安堵の息を漏らす。




四日前にDメールを送ったことで、それ以降の彼女の行動が変わりラボには来なかった。
そう分析する紅莉栖。




そして、今回も発動した岡部のリーディング･シュタイナー。
その力は本物なのだろうか…。




その答えが出る前に、屋上にまゆりが。
まゆりと紅莉栖はもう帰るようだ。




一人岡部は思う。
この力は本物だと。
だが、タイターの言っていたことが頭をよぎった。




一方、ラボから駅へと向かう二人。
仲良くおしゃべりしている所に、まゆりの電話が鳴る。






電話の相手はルカ。
ルカの話を聞き、まゆりは喜びの混じった驚きの声を上げた。









翌日。
ラボにやってきたルカに対し、妖刀五月雨を持ってこなかった事を起こる岡部。
しかし、今日はまゆしぃのお客としてやってきたというまゆり。




なんでも、まゆりのコスを着てくれるとか、なんとか…。




男二人が唖然とする中、ルカ子はまゆりに連れていかれてしまう。




そして聞こえる、艶声…。
「すごく、百合です」
「違うな。ルカ子は男だ」
「と、言うことは…」




「さらにけしからん…!」







そうして、出てきたルカ子をみて口を開ける二人。




雷ネットのきらりちゃんというキャラのコスプレらしい。
製作者のまゆりも、似合っている様子に満足しているようだ。




「俺だ、今強烈な精神攻撃を受けている…」




と、馬鹿をやっている所に紅莉栖登場。




ルカ子を見て思わず固まってしまう。




「とてもキュートね」と紅莉栖。




ルカ子は複雑な表情を浮かべるが、まゆりが他の衣装もと言い始めたのを、
慌ててとめる。




どうやら、ここへ来たのは岡部達に頼みがあったかららしい。
それをまゆりが勘違いしてしまったようだ。




「で、頼みと言うのは？」
「僕も、過去にメールを送らせてほしいんです！」




想像し得なかった内容に驚くラボメン。




なんでも、昨日ルカ子はスイカを持ってラボにやってきたらしい。
しかし、ノックする前に中からDメールの話が聞こえてきたそうだ。




盗み聞きするつもりはなかったと謝るルカ子。
まゆりはルカ子に、どんなふうに過去を変えたいのか尋ねる。




「女の子になりたいんです」




想像し得なかった内容に驚くラボメン２。




ルカ子は、自分の容姿があまり好きじゃないらしい。
昔から、女の子になれば自身が持てるかもと思っていたようだ。




いまいち、状況が読み込めていない紅莉栖。
「いったい彼女はなにを言ってるの？」




ここで岡部は紅莉栖にルカ子は男であることを伝えるのだが、
紅莉栖は信用しようとしない。




ならば確かめてみろと言われ、ルカ子に近づく紅莉栖。
一言「ごめん」と謝って…。






呆然自失といった紅莉栖。
しばし静止ののち…。




がっくりと落ち込んでいた…。







本気で女の子になりたいというルカ子。
しかし、Dメールでどうやって性別を変えようと言うのか。




ルカ子曰く、赤ちゃんがお腹にいる間に野菜をたくさん食べると
女の子が生まれるという話があるらしい。
つまり、母親に野菜をいっぱい食べるようにという内容のDメールを送れば…。




ルカ子の願いを聞き入れる岡部。
迷信は迷信。野菜を食べたぐらいで性別は変わったりしないだろうという岡部。
それに紅莉栖も同意する。
「悩んだ上でのことなのだろう。それで気が済むのなら」




ルカ子をラボメンナンバー006に認定。
早速実験を行おうとするが、ある事に岡部が気付く。




「携帯電話が日本に普及し始めたのはいつだ？」
「あ…」




調べたところ、やはりルカ子がお腹の中にいる頃はまだ携帯はなかった。
落胆するルカ子だったが、岡部が閃いた。




「携帯がないのなら、ポケベルに送ればいいじゃない」





ポケベルが普及したのは1990年から。
これならルカ母が持っていた可能性が高い。
早速、ルカ子に聞いてくるよう命じる。

















翌日。
ルカ母はポケベルを持っていたらしい。
その番号をルカ子が持ってくる。




そして、ルカ子が考えてきたメールの文面。
これを数字に変換して送るわけだが。




このままでは、数字に変えたとき4文字オーバーしている事が判明。




岡部が手直しした文章。
いささか乱暴な文章ではあるが、意味は伝わるだろう。




いざ、起動。
ダルが心配そうにしているが、大丈夫だと岡部。




放電現象が始まる。
ルカ子がメールを送信すると…。




あのめまいが…。



















そうして気付くと、レンジの周りには岡部しかいない。




『リーディング･シュタイナーが発動した…。ということは！』




振り向くと、ソファーにルカ子が。




胸をみて確認するが…。




紅莉栖に注意を受ける。




狼狽する岡部。




しかし、ルカ子は女になれたか？　とは聞きづらい。
けれど、改めて確認すると…。




「これは、失敗だな…」




軽蔑のまなざしで、岡部を見る紅莉栖。
まゆりも批判するが…。




岡部には、その言葉は耳に入ってこない。






『だが、確かに世界線は移動した。何かが変わったのだ』








『いったい、何が…』

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本当に、毎度毎度遅くなってすみません。

最新話を見る前のおさらいぐらいで見てください…。


さて、物語の中では岡部達がどんどん過去改変を行っていますね。
まぁ、実際懸念していたタイムパラドックスも起こっていなようですし、
岡部にとっては『リーディング･シュタイナー』の方が気がかりのようです。


なぜ、岡部だけその力があるのか…。

それに関しては、飛びイカさんが考察してくださってるのでそちらを
参考にしてみるのもいいかと。


しかしながら、飛びイカさんの考察にもちゃんと触れたいのに…。
当たり外れの話は無しにしても、色々鋭くて困ります。


さて、こんな感じで。
9話は、今回出番がなかったフェイリスのターン!!

エル・プサイ・コングルゥ。

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