「逆境無頼カイジ 破戒録篇」第8話レビュー

presented by CHAKE...
今週の面白さは異常だったねww
おかげで画像数もややインフレ気味だわwww

カイジ達45組 VS. 班長大槻一派
運命の三投目が決まるか・・・というその時!

カイジがシゴロ賽を押さえにかかった!

イカサマ賽を押さえられては元も子もない。
沼川がカイジから奪いにかかる。


「返せコラッ・・・! いくら良い目が出そうだからって、何て無法だっ・・・・・・!」


「黙れっ・・・・・・!」
カイジ渾身のエルボーが沼川の顔面を直撃 ! !

「無法には無法だっ・・・!」

カイジのこの言葉に戦慄する大槻。

「みんな聞けっ・・・! コイツらは・・・・・・」


「馬鹿野郎っ・・・・・・! 喋らせんな・・・・・・!」
大槻達も必死でカイジの口を封じにかかる。

3人掛かりでカイジを押さえ込める。
どう見ても異様な状況・・・

呆気にとられ動けない他の45組メンバー。

カイジは かみつく をつかった!


口を押さえていた沼川が引いた隙を突き、一気に畳み掛けるカイジ!
「聞けっ・・・・・・!」

「コイツらは、イカサマをしたっ・・・・・・!」

「な・・・何を言うかっ・・・・・・!?」

「あ~いやいや、違う違う違う!」
「違わないっ・・・!」

「ここに証拠を握り込んだ・・・・・・! イカサマサイコロを・・・・・・!」

「ふざけるなぁっ・・・! 返せっ・・・このガキィッ・・・・・・!」
ここまで躍起になればかえって怪しいだろうにwww


限界かと思われたその時―、

「よせ大槻・・・!」
カイジに助け船来る!

その人物はC班の班長 ・ 小田切!
カイジの言う「イカサマサイコロ」の確認を申し出る。

抵抗する大槻を引っ剥がし、検める小田切。

そして晒される、偽りの強運!

「

明らかになる、常勝のカラクリ!

小田切がそのサイコロの “異変” に気付く。

「このサイコロ、目が4と5と6だけじゃねぇか・・・・・・!」

全てが明るみに出て、項垂れる大槻。

そして謝罪会見へ。
さっきが初使用だと思いっきり嘘を吐く大槻。

「いや~、今日だって使うつもりは無かったんだ・・・・・・」
かなり苦しい言い訳。


当然の如く場は炎上。
火消しに追われる大槻。


大槻は「二投目まではシゴロ賽を使用しなかった」という事実を盾にする。

「このサイコロはな・・・、ションベンさえしなければ必ず目が出る」
「最低でも4の目がな・・・」
「つまり、さっきの一 ・ 二投目は普通のサイコロを使ってたって事だ・・・・・・」

「そんな事をして、もし一投目に弱い目が出たら、
イカサマサイコロを持ってる意味なんか無いじゃないか・・・!」

「使うなら 『一投目』 だ・・・!」
「これこそ、ワシがイカサマサイコロを使っていないという証拠だろ・・・・・・!」

強引だが説得されかかった場の空気を、カイジが一変させる。
「違うな・・・!」

「さっきの勝負は特別だったのさ・・・」
「確かにシゴロ賽で勝とうと思ったら、使うのは一投目」
「今までのアンタはこの基本通り、大勝負ではコイツを使ってきた・・・・・・」

「い・・・言い掛かりだ・・・」
「いいや!」

「俺もこの “三好メモ” を見るまでは気付かなかったんだが・・・」

「アンタ多過ぎた・・・一投目に強い目が出る割合が・・・・・・!」
「偶然の域を遙かに超えている・・・・・・」

「気付かなかった俺も間抜けだが、そいつはこのシゴロ賽が持つ質の悪さみたいなモンでよ・・・」

必ずしもシゴロやゾロ目が出るとは限らないこのシゴロ賽。
場合によっては相手に負ける事も有り得る。
今まではそれが “煙幕” として機能し、このイカサマの存在を覆い隠していたのである。

「事実、俺も初っ端の勝負じゃこの賽で出た4の目に対して5の目で二連勝・・・」
「大喜びしたって訳だ・・・・・・」

「だが 『記録』 ってのは冷静で客観的なモンだ・・・!」

「このメモでアンタのイカサマに気付いた俺は、コイツらと大勝負を仕掛けた・・・!」
「最初に2万という大金を張ってそっちの出方を見たら、」

「一番手の石和がノーテンキにイカサマサイコロを使ってきた・・・・・・」
「俺は内心ほくそ笑んで、アンタの親番を待ち、みんなを呼んで大勝負に出た・・・・・・!」

「・・・だが、金額のデカさがアンタの猜疑心を揺り起こしちまった」
「 『イカサマがバレてるんじゃないか』 ってな・・・」
「だからアンタ、この土壇場でシゴロ賽を使う事を思い留まった」

何故大槻が思い留まった事が判るのか、小田切がカイジに問う。
「普通チンチロってのは、サイコロを丼に投げ入れたら誰だって 『丼の中』 に集中するはずだ」
「・・・・・・だが一投目、」

「アンタ、俺の 『眼』 を見た・・・・・・!」


目線が丼でなくカイジを捉えていた事。 それが致命的ミスだった。
「俺がイカサマに気付いてるか、確かめに来たんだ・・・!」

大槻の「眼」により、普通の賽をイカサマ賽と間違えなかったカイジ。
カイジにとっては、逆に致命傷を防いだ「眼」であった。

「そして二投目も同じ・・・これじゃ手も足も出ない」

「だが、ほぼ勝ちを拾えるシゴロ賽・・・」
「大金を前にして、出来る事なら運否天賦に委せずコイツを使って勝ちたい・・・」

「そのスケベ心が命取りになった・・・!」
「アンタは一 ・ 二投目の俺や三好達の反応を見て、イカサマに気付かれてないと判断した」
「シゴロ賽を使わない事を誰も不思議がっていなかったからな・・・」

「・・・当然だ、コイツらにはイカサマの仕組みに関しては何も話してなかったんだからな」
話してしまっては当然 “緩み” が生まれる・・・それを防いだ、カイジの戦略であった。

「アンタはまんまと乗って来た・・・」
「三投目・・・、もう俺に眼もくれなかった」

「アンタは故意にこのサイコロを使ったんだよっ・・・・・・!」

「勝つためになっ・・・・・・!」

「ち・・・違う、違うんだよカイジ君・・・」

「(コイツ・・・気付いてやがった・・・・・・!)」

「本当に故意じゃなかったんだよ・・・!」

「(何もかもっ・・・・・・!)」

「信じてくれっ・・・! この通りだっ・・・・・・!」
ギャラリーからの罵声飛ぶ中、土下座敢行。

〈お前はイカサマをしたんだよイカサマを ! !〉 〈金返せ ! !〉

「(マ・・・マズイ・・・、どうすればワシの立場は逆転出来る・・・!?)」
「(このままイカサマを認めればどんな目に逢うか・・・・・・)」

「(我が生涯最大の苦境っ・・・・・・!)」

「(元はと言えばあのガキのせいっ・・・・・・!)」
「(だが・・・、アイツは単なるガキじゃない・・・)」

「(今にして思えばあの露骨なまでの反抗も、)」

「(ワシの敵愾心を煽るための)」

「(計算ずくの行動っ・・・・・・!)」

「(まんまと踊らされていたっ・・・・・・!)」

〈イカサマ野郎 ! !〉 〈金返せ ! !〉 〈クズが ! !〉

「(単に金が欲しいだけなら、ワシもシゴロ賽を使わなかったかも知れん・・・)」

「(だが、あのガキに対する憎悪がワシの背中を押したっ・・・!)」

「(最後の最後に・・・)」



「(使ってしまった・・・・・・!)」

「(何たる不覚っ・・・・・・!)」
「(不覚・・・不覚・・・不覚ぅっ・・・・・・!)」

「しかしカイジ君、アンタ大したモンだ・・・!」

〈本当だよなぁ・・・、まだサイコロが回ってる時に丼に手を入れるから・・・〉
〈あぁ、最初は何事かと思ったけどな・・・・・・〉

この会話を聞いていた大槻、

閃くっ・・・!

微かな「突破口」が・・・!


打ち立てる、己の「理」!

正論、正しさ、身勝手な正義を ! !

「・・・・・・ってない」

「え・・・何だって?」

「振ってない・・・」

「よく考えるとワシは・・・・・・」

「シゴロ賽を振ってない・・・・・・振ってない・・・!」


「ワシはシゴロ賽を振ってない・・・!」
「カイジ君が丼を取ったあの時・・・・・・、」

「サイコロはまだ回っていた!」
「目はまだ出ていなかった!」

「つまり、この勝負は未確定 ! !」
「成立していないっ・・・!」

「だからイカサマもクソもない・・・・・・!」

「不成立っ・・・・・・!」

「ノーカウントッ・・・・・・!」

「ノーカウントッ・・・・・・!」

「ノーカウントなんだぁ ! !」

「ノーカンッ・・・! ノーカンッ・・・! ノーカンッ・・・!」

「ノーカンッ・・・! ノーカンッ・・・! ノーカンッ・・・!」

「ノーカンッ・・・! ノーカンッ・・・! ノーカンッ・・・!」

「ノーカンッ・・・! ノーカンッ・・・! ノーカンッ・・・!」

「ハイ! ノーカ・・・・・・」

〈何だとゴルアアアアアアアア!!!!!!〉
〈屁理屈言うなぁ!!!!!!〉
〈フザけんなああぁぁぁ!!!!!!〉

「目が出てなきゃノーカウントだぁ・・・・・・!」
四面楚歌の状況を前に、しぶとく最後の抵抗を続ける大槻。

そんな暴徒化寸前の群衆をカイジが収める。

「苦し紛れの言い訳にしちゃ、痛い所を突いてるぜ・・・」

「まんざら理が無い訳でもない・・・・・・」

この言葉にとっさにゴマをすりにかかる大槻。
「いや~流石にカイジ君は聡明だ!」

「目が出てなければサイコロは未使用! な!ノーカウントだ・・・」
「勝負はやり直し、普通のサイコロでまた改めてやり直・・・・・・」

「冗談じゃねぇっ・・・・・・!」

「やり直しなんてのはご免被る・・・!」
「だが・・・・・・、」

「 『続行』 って言うなら、考えても良いぜ・・・・・・!」



「お前等はここまで、仲間内だけでこんな特殊な賽を回して勝ち続けてきた・・・」
「敢えてそのルールで続行と行こうじゃねぇか・・・・・・!」

「ただし、アンタの目はこのシゴロ賽における最低の目・・・4だ」

「・・・4?」
「このぐらいのペナルティは当然だろ・・・!」

「そしてその4の目に対して、俺達6人も同じく “特殊な賽” を使って勝負する」
「それでどうだ・・・?」

考え込む大槻。


「(馬鹿めっ・・・!)」

「(やった・・・! やったやった・・・・・・!)」
「(ノーカウントが活きたっ・・・・・・!)」
「(こんなイカサマがバレたら普通は張った額の2倍か3倍・・・)」
「(いや、過去に遡っての弁済も考えられた・・・! それを 『続行』 ・・・・・・!)」

「(仮に奴等6人全員がシゴロを出しても・・・)」
「(50万7000の倍・・・、100万ちょいの負けで決着が付く・・・!)」

「(ここを切り抜ければ後は有耶無耶にしちまえば良いっ・・・・・・!)」


「(生き残った生き残った・・・・・・)」

「(生き残ったぁ~っ・・・・・・!)」

「(お人好しめっ・・・!)」

「(勝負が無効になって全部無駄になる事を恐れおって・・・・・・!)」

「(・・・やっぱ馬鹿じゃん?wwwww)」

「(押し返したっ・・・!)」
「(ゴネ得っ・・・! ゴネ得っ・・・! ゴネ得っ・・・・・・!)」

「おい、どうなんだ!?」
「請けるのか、請けないのか?」

「・・・・・・苦しい条件だが、」
「仕方あるまいっ・・・・・・!」
続行を承諾。 そして・・・、

カイジはまず、子の一番手 ・ 沼川に賽を振らせる。

出目は4、大槻と引き分ける。

そして親番はカイジへ。 ここで再度現状のルールを確認。
「親の一回目、アンタの目は4・・・ それを受けて俺達6人が振る」
「その賽は通常の賽じゃない・・・前以て用意した 『特殊な賽』 だ・・・・・・」

「その特殊賽を、アンタらがそうしたように俺達も仲間内で回して使う・・・!」
「構わないんだな、それで・・・?」
渋々頷く大槻。

「(ウザいなぁ・・・もう・・・ 良いからさっさと振れっちゅうんじゃい・・・)」

「わ・・・判った・・・・・・」

「(いい加減演技も疲れるわ・・・・・・)」

「それじゃ、始めるか・・・」
カイジがシゴロ賽に手を伸ばす・・・!

―しかし、何故かそこで動きが止まる。

「・・・三好、 『ちょっと割に合わない』 って思ったろ?」

「ここで6人が勝負したとして、入って来るのは+50万・・・」
「いや、80万か100万・・・それは判らないが・・・・・・、」
「あれだけのイカサマを暴いた割には、その程度かって・・・」

「フッ・・・・・・安心しろ」

「・・・え?」

「済ます訳無ぇだろ・・・そんなモンでっ・・・・・・!」

ポケットから「何か」を取り出すカイジ。

「・・・念力が賽の目を左右するんだったな?」

「喰らえっ・・・・・・!」




「(因果応報っ・・・! 天誅っ・・・・・・!)」
「(これがお前のイカサマの・・・報いだっ・・・・・・!)」


「な・・・」

「なっ・・・・・・!」

目はピンゾロ! 5倍付け ! !

「な・・・何じゃこのサイコロ・・・!?」
「1・・・・・・!」

「1っ・・・・・・!」

「いちいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ~っ!?」
「6面全部ピンじゃねぇかっ・・・! ピンピンピン ! !」

「こっちはこっちで用意させて貰った・・・」

「馬鹿もおぉぉぉん ! ! 通るかこんなモンッ・・・・・・!」

「・・・念押ししたはずだ」
「お前達と同じように、 『前以て用意した特殊賽を使う』 と・・・!」

「だだだだから・・・それは同じサイコロを・・・」
「 『シゴロ賽を使う』 とは、一言も言ってない ! !」

「 『特殊賽を仲間内で回す』 ・・・・・・!」

「ま・・・わ・・・す・・・・・・!?」

「ダーメ ! ! 通るかそんなメチャクチャ・・・! 無法だぁ~っ・・・・・・!」

「いいや・・・!」
ここでも助け船を出したのは小田切!

「カイジ君の言う通りだ・・・お前は認めとったぞ」

「特殊賽を使う事も、仲間内で回す事も・・・!」

〈そうだそうだ・・・!〉 〈大体、テメェは散々汚い事をやっといて今更何が「無法」だ・・・・・・!〉

〈座れよぉっ・・・!〉 〈座れ・・・!〉
〈座れっ・・・!〉 〈座れっ・・・!〉 〈座れっ・・・!〉

カイジが欲しかった物―、それはこの「空気」だった。
周りが一丸となって大槻を責め立てる。
理を通し、心情的に周りを味方に付ける・・・


そうでなければ、大槻を追い詰める事は出来ない!


「行けっ・・・! 遠慮無く・・・・・・!」

当然、この「ピンゾロ賽」、どう振っても出るのはピンゾロ!

ピンゾロ!

ピンゾロ ! !

ピンゾロ ! ! !

ピンゾロ ! ! ! !

6連続ピンゾロ!
カイジ達45組の張り ・ 50万7000がその5倍 ! !
253万5000に ! !

「コイツを払うには、持って来るしか無ぇなぁ・・・・・・ 『金庫』 」

「キン・・・!?」

「お前がゴッソリ貯め込んだペリカの詰まった 『千両箱』 っ・・・・・・!」

「そいつを持って来て貰おうか・・・・・・」

その「金庫」。

中はペリカでギッシリ!

〈本当だったんだな・・・貯め込んでるって噂〉 〈どんぐらい有んだ・・・!?〉
〈1000万・・・、いや2000万か!?〉 〈あの野郎・・・汚ぇ奴だ ! !〉

「(目標の2000万・・・あとチョットだったのにっ・・・・・・!)」

そしてカイジらは得る、253万5000ペリカ ! !

歓喜に沸く45組を尻目に、重い足取りでその場を離れる大槻・・・

「待てよ・・・」
カイジが呼び止める。

「何処に行く・・・?」
「何処って・・・、今夜はもう休ませて貰う・・・・・・」
「後の仕切りは石和と沼川がやる・・・・・・」
「皆の衆で勝手にやってくれ・・・」

「ハァ~、止めるんだ・・・ 一度負けたくらいで」

「カイジ君・・・もうこれ以上虐めんでくれよ・・・・・・!」

「まぁ・・・、気持ちは判らない事もない・・・」
「でも、親はやり切って貰わないとな・・・!」

「忘れたのか・・・? 親は2回、1回で終われるのは1の目以下かションベンの時だけ・・・」
「アンタの一回目は4だったじゃないか・・・・・・!」


「座れよ・・・! もう一度アンタの親で・・・」
「続行だっ・・・・・・!」

「もう一度っ・・・・・・!?」

「・・・張らせて貰う、もう一度」

「全額っ・・・・・・!」

積み上げられたのは、総額304万2000・・・・・・!

再びの全額張り、それも規模は先程の6倍以上・・・!
完全に心が折れる寸前の

「無論、ルールはさっきと同じ 『特殊賽を使う』 」
「遠慮無く使ってくれ・・・・・・」

「俺達も使わせて貰うんだから・・・、 “似たようなモノ” を・・・・・・!」


304万2000・・・、この金が5倍付けとなれば実に1500万以上っ・・・・・・!


カイジ、遂に大槻を追い詰めた・・・・・・!

地獄の縁へと・・・・・・!
To be continued...
【今週のオマケ】
~判る人(主に2名)には判る~
今の俺の状況 ↓

- 関連記事
スポンサーサイト
| アニメレビュー・紹介 | 23:06 | comments:4 | trackbacks:1 | TOP↑
あたりめ(08/30)
名無しのGA研究会(08/20)
16000系(03/17)
名無しのGA研究会(12/09)
名無しのGA研究会(12/09)
名無しのGA研究会(08/30)
名無し(08/01)
いっくん(03/02)
バイパー(02/28)
CHAKE(02/12)