群馬大学GA研究会　なんでもにっき

どんぐりです。

遅くなってすみません…。

以下、6話のレビューです。

人工衛星が墜落してから5日後の秋葉原。
ラジ館前は、報道スタッフや野次馬で賑わっている。





その近く。パーツショップの店先の日陰に、桐生萌郁がいた。




彼女の携帯の受信フォルダ。
「FB」という名の人物からのメールで埋まっている。






返信のメールを作成し、送信し終えた所に取材記者がやってきた。




向けられるマイクやカメラから逃げるようにその場を立ち去る萌郁。






息を整えていると、再びFBからメールが届く。




それを見て、安心したように彼女は薄くほほ笑んだ。


































サンボで昼食をとる岡部とダル。そして鈴羽。
どうやら鈴羽は牛丼を食べるのが初めてらしい。




突如「思い出した」と立ち上がるダル。
この間、立て替え(させられ)た岡部の牛皿代の件だ。




請求するも、「持ち合わせがない」と言われた揚句、
岡部は、いつもの誰かと通話を始めてしまう。




この間の件で、店の人も我慢の限界が近い模様。
携帯禁止と注意が入るが、そこはダルがフォロー。




と、そこにまゆりが合流する。




ラボへと向かう４人。
ラボの前に到着すると、前から紅莉栖がやってきた。






紅莉栖を見つめる鈴羽。
それに紅莉栖と岡部が気付く。




ブラウン氏に呼ばれ、店の中に戻る鈴羽。




様子が変な鈴羽に、残された４人は怪訝そうな顔を浮かべる。

















ラボに戻った４人。




円卓のない部屋で、円卓会議を始める。




会議の目的は、今の状況をまゆりに説明することだ。







一方、店の外では鈴羽が掃除をしていた。
鈴羽が眺めるラボの窓は開け放たれていて……。









今までの状況をまゆりに説明し終える岡部。
だが、「難しすぎてよくわかんない」とのこと。
「つまり、SERNは悪だということだ」




ダルは、「メールが過去に送れているのだから成功しているのでは？」
と言うが、岡部はそれをより完璧なものにしたいらしい。

ひとまず今分かっていることは、放電現象が起こったときだけ過去にメールが送れることだけである。






何かを閃く岡部。
「過去へ送れるメール」という呼び名を変更したいらしい。

岡部案『時を駆ける郷愁の旅路<ノスタルジアドライブ>』

紅莉栖案『遡行メール』

ダル案『時をかけるメール』

まゆり案『Back to the メール』

がそれぞれ却下。




その後、まゆりの『デロリアンメール』を経て、
紅莉栖が提案した『Dメール』で決着がつく。





名前が決まったところで実験に挑もうとするが、
結局発生条件はいまだ不明のままである。





しかし、岡部には仮説があるという。

最初のDメールは12:00～13:00．
二回目は、18:00ごろに発生している。

その二つの時間の間に行えば可能かもしれない、とのこと。






電話レンジ(仮)にバナナをセットし、いざ実験を始める。
時間設定は、120秒。




タイミングをみてレンジの扉を開くのと同時に、紅莉栖がメールを送信する。


すると――。























バナナを確認すると、ゲルバナとなって房に戻っていた。
実験成功である。




これにより、岡部の仮説が正しい事が証明される。
これには紅莉栖も驚きを隠せない様子だ。








Dメールを確認すると、5日前に届いていた。
しかし、2通に別れてだ。
紅莉栖は1通しか送ってないと言うが…。

















Dメールに関することは、まだよく分かってはいないものの、
実験成功のお祝いに、スーパーでいろいろ買い込む二人。
そこで初めて、岡部は紅莉栖が送ったメールの意味に気付く。




ふとゼリーに目がいく岡部。




『ゼリー』。そこから岡部が思い出したのはあのレポートだった。







実験成功と浮かれていたものの、SERNの事を思い出し冷静になる。
関係のないまゆりまで巻き込んでしまったことを後悔しているようだ。



と、そこに現れたのは。









岡部が話しかけると、萌郁はおもむろに携帯に何かを打ち込む。
しかし、岡部が携帯を持っていないことを知り、その手を止める。






そこにダルが出てきた。
岡部から萌郁の紹介を受けて、握手の手を差し出すも、萌郁はスルー。




「…3次元に希望を持っていた時期が、僕にもありますた」

















買い物を終え、ラボへと戻ってくると店先には鈴羽が。




どうやら実験による振動に対し、ブラウン氏が怒ってるらしい。
このままでは家賃が1万円アップする可能性も…。




意を決し、岡部はブラウン氏の所へ。
ダルには紅莉栖に実験をやめるよう伝えに行かせる。
「あんた、今最高に輝いてるよ」




「牧瀬紅莉栖も、まだいるの？」




いままでの紅莉栖に対する行動の理由を鈴羽に問う岡部。




「過去には、何も無い…」




この前が初見という鈴羽。
「それよりも、早く謝りに行った方がいいよ」と、楽しんでるような表情を浮かべる。




店内で、ご自慢のブラウン管テレビを眺めながらラーメンを啜るブラウン氏。
今にもキレそうなのがうかがえる。




岡部は説得を始めるが、再び揺れが始まる。




振動で落ちてきたゴミが、ブラウン氏のラーメンに入ってしまうなど、最悪な展開だ。




ゆっくりと立ち上がるブラウン氏。
これには岡部も、ただビビるしかない。











先ほどの振動は、紅莉栖が最後にもう一度だけと言って行った実験のもの。





まゆりが「実験以外にも携帯なっていた」と言うので確認してみれば、
すべて萌郁からのメールだった。
ひとまず、それに返信する。




そして、実験の結果分かった事を、紅莉栖がまとめる。

送れる文字数が少ない事が、やや問題か。





ひとまず、詳細な検証はあす以降に行うとして…。




「だが、これだけは宣言しておこう。
　2010年8月2日は、人類史にとって永遠に記憶に残る日になるだろう。
　なぜならこの日、我ら未来ガジェット研究所は」




「人類史上初のタイムマシン開発に、成功したからである!!」




が、ダルや紅莉栖から冷静な突っ込みをされてしまう。




実験の成功を祝ってくれたのは、まゆりだけだった。






その言葉に喜びの表情を見せる反面、不安そうな表情も。


















気付くと、岡部は宇宙空間にいた。




足もとに広がるのは、ブラックホール。岡部はそれに吸い込まれてしまう。




「あんたは、移動なんてしていない」
頭に声が響く。

「ここでは空間と時間が入れ替わっている」
「事象の地平線<イベント・ホライゾン>か…」




「あんたは、空間を移動することはできない。
　時間だけが永遠に引き延ばされている。あんたの1秒は私には永遠となる」




「宇宙の果てが逃げている。いや違う。引き延ばされている。
　何が…。宇宙が？ 俺が？」




「振り返っていはいけない。永遠は無限ではない。
　永遠に向かって時間が引き延ばされようとも、終わりは存在する」




「1秒後は…いつやってくる……？」
「前をむいて。たどり着いて。振り返ってはいけない。」




















メールの受信音で目を覚ます岡部。
送り主は、萌郁。




その内容は…。




急ぎドアの前に向かうと、そこでまたメールを受信する。




ドアを開くと、そこには萌郁の姿が。




しかし、萌郁は口を開こうとせず、メールを岡部に送信する。




なんでも、メールの方が気楽らしい。




萌郁がここに来た理由は、昨日岡部が送ったメール。
IBN5100を見せてほしいと言う萌郁を、ラボの中へ招き入れる。
しかし、あくまで「見せるだけ」と念を押して。




様々な角度から眺める萌郁。
それを見て、「ただのレトロPCマニアか」と考え始める岡部。




そこにメールの受信音。




許可を出すや否や写真を撮り始める萌郁。




そして送られてくるメール。




当然、断る岡部。
「そもそも俺も、一時的に借りただけだ。
　使い終わったら、元の所有者に返すことになる」




「元の所有者って？」




「柳林神社だ」




と、そこへダルがやってくる。

萌郁がいるのにもかかわらず、Dメールだの過去へ送れるだの話し出すダル。






岡部が焦っても、もう遅い。




強引にも、なんとかごまかそうと必死なのだが。




続けざまに、まゆりや紅莉栖が登場。




岡部の苦労も知らずにタイムマシンという単語を口にしてしまう。




第3者に情報が漏れたことを、どうにかしたい岡部。
3人は、今の状況をまだ理解していない様子。






そこに萌郁から岡部に届くメール。
岡部には何の事かわからない。




「わかった。こうなったら全てを話そう。秘密を知られたからには仕方がない」




「桐生萌郁。貴様は今日から、ラボメンナンバー005だ！」




若干不満げそうな萌郁さん。

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そんな感じの6話。
毎度遅くなってすみません…。


今回あった謎空間。実は、俺もよくわかってません……。

岡部が、ゼリーマンへの過程を疑似体験した形の夢。

あのまま行けば、岡部もゼリーマンになるでしょう。

けれど、聞こえた声は「岡部がたどり着くこと」を望んでいるようだし…。



あと、今回は岡部の心理状況が顕著に表れていた気がします。

非人道的な実験を行っているSERNに対する怒り。
それを止めたいと願う正義感の気持ち。
タイムマシンが完成した喜び。

そして、無関係だったまゆりを巻き込んでしまったことへの不安。


それらの思いを背負って、岡部は進んでいきます。


次回も物語は動きます。
この先、岡部たちはどうするのか。


それでは、この辺で。
エル・プサイ・コングルゥ。

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