「これはゾンビですか?」第9話レビュー(飛びイカ)



「ずっと」

「ずっと会いたいと思っていたよ」






「いいのかい?」

「そんなに興奮して」

「何をしにきたって言いたげな目をしているね」

「今日はさぞかし楽しかったんだね」

「だから僕が君の前に姿を現すことになったんだよ」

「楽しいという感情が君の心を揺さぶった時に」
「一番会いたくない奴が現れるなんて」
「皮肉なものだね」

「そんなに僕に会いたくなかったのかい?」
「ユウクリウッド」


「もしかしたら」
「私の上の者がヘルサイズ殿をさらったのかもしれません」
「どういうことだ?」

「実はヘスサイズ殿を殺せという指令が下りました」
「なんで?」

「何でユウを殺せっていう指令が」
「セラに下るんだよ!?」

「セラはユウを忍者の里に連れていくのが」
「目的だったんだろう!?」
「それが何で」

「ユウを殺すことになっちゃうんだよ!!」




「そりゃそうだよ」
「僕は君の事を信じていたのに」
「これからもずっと一緒に二人でやっていけると思っていたのに」


「なるほどね」
「7thアビスを殺した僕を君は許せないんだね」
「だから君は僕に」

「消えて」

「なんてつれない言葉を言ったんだね」

「でも残念だったね」
「あの時確かに僕は消えたけど」
「世界から消滅した訳じゃなかったんだよね」



「望み・・・か」

「それよりビックリしたよ」
「君がこんな所にいることもなんだけど」

「お友達が出来ていたなんてね」

「そうだね、僕の望みというのはね」


「暗殺指令が下されたのは、メガロの襲来が」
「ヘルサイズ殿の魔力によってもたらされていると」
「我々の組織が考えているからです」

「セラフィム、どういうことだ?」

「くっだらねえ!そんな指令無効に決まってんだろ!!」


「簡単に言わないで下さい!!」
「じゃあユウを殺すのか?」

「敢えて聞かなければ分からないのですか?」
「だったら簡単なことじゃねーか!」


「私は忍者なのですよ?」
「だったら何だよ?」
「もういいです」
「私は私でヘルサイズ殿を捜しますから」

「ちょっと待てよ!」
「何でお前ら吸血忍者は融通が利かないんだよ!」


「やりたくないことはやらなくてもいいだろ!!」

「あなたは任務というものの重さを知らない」

「掟には逆らえないぞ!」
「だから俺は、お前の嫁だ!」

「ユウの命は任務より軽いのか?」
「そんな言い方は卑怯です!」
「我々吸血忍者にとって・・・!」

「その言葉はもう聞き飽きた」
「お前、本当にユウを殺すつもりなのか?」
「だから!そんな分かりきったことを聞かないで下さい!」

「そういう言葉を聞きたいんじゃない!」

「どっちなんだ!?」
「殺すのか、殺したくないのか!」
「俺は吸血忍者に聞いてるんじゃない!」

「セラに聞いてるんだ!!」


「殺したいわけないでしょう!!」

「セラ・・・」

「もういいだろ!」
「アユムも葉っぱの人も止めとけよ!」

「それより今はネクロマンサーを捜す方が大事だろ!?」

「ああ・・・そうだな・・」


「んじゃ行くぞ!!」


「お前はいつも正直だよな」

「お世辞は結構です、気持ち悪い」
「ですが」

「おかげで吹っ切れました」
「私はこの任務を放棄します」

「そか・・」

「必ず見つけようぜ、ユウを」

「おい、待てよ!」
「闇雲に走んなよ!!」

「ああ、いいところだったのに」


「お願いだよユウクリウッド」
「君だけなんだ、僕の望みを叶えられるのは」

「君も観るかい?」

「皆必死に君の事を探してるみたいだよ」
「ほら・・・」



「君がいつまでも僕の望みに耳を貸さないとね」






「マジかよ!?」







「何でいきなりここでこれが倒れるんだよ」
「ありえねぇだろ」


「アユム、大丈夫か?」


「今はこんなお気楽な感じだけど、そのうち」

「もっと大変なことになるよ」

「ほらまた気持ちが揺らいだね?」






「何だ!?」
「メガロか!?」
「違うだろ、学ラン着てねえぞ!?」


「ネクロマンサーの人形!?」



「やべ!逃げろ!!」



「ハルナ!!」



「何であたし可愛がられてるの!?」
「何この河童!」

「知ってるのかこの野郎!」
「キュウリは生だけじゃないんだぞ!」
「煮たり焼いたりしてもいけんだぞ!」
「冗談じゃないんだからな!!」

「大丈夫か!?今引っ張り出してやるからな」

「おい、俺が代わってやる!」
「急いでください糞虫!」

「しっかりしろ!」
「頑張れ、もう少しだ」



「僕のせいじゃないよ」
「あれを呼んだのは君じゃないか」
「分かりきっていることだろう?ユウクリウッド」
「君の心が動くと災いが起こる」
「だから君は言葉を発しない」
「心を揺らさないと誓ったはずじゃなかったのかい?」

「何故なら」
「君は」

「死を」

「呼ぶものなんだから」




「お取り込み中のところ申し訳ないです~」


「これはこれは」
「確かマテライズ魔法学校の先生でしたか?」


「あら?私のことをご存知なんですか~?」

「ええ、あなたの噂は冥界にも轟いておりますから」
「えぇ~!やっだ~、一体どんな噂なんですか~?」

「つわもの、と」

「え~!恥ずかしいです~」
「ところで何の御用ですか?」

「うちの学校の生徒にあんな真似されたら」
「黙ってるわけにはいきませんから」





「秘剣!ツバメ返し!!」


「だめです」
「なら」

「300%!!」



「糞ッ!」
「ハルナ!しっかりして下さい!」
「よし!こうなったら!」

「おい!何やってんだトモノリ!?」
「倒すんだ!で引きずってどかす!」


「ハルナ!」

「畜生!どけよ!」
「相川!セラフィム!押してどかすんだ!急げ!」
「ダメです!この巨体では!」
「諦めるな!」
「くそー!動け動け動け!!」
「動けーッ!!」



「何だ!?」



「流石マテライズ魔法学校の大先生なだけありますね」

「いえ、大したことないです」

「嘘だろ!?トモノリ!!」

「おい、しっかりしろ!」
「何だったんださっきの光は!?」


「しっかりなさい!メイル・シュトローム!」
「私の血を吸え!」
『母体に以上を確認した』
『術式限定解除』





「何だ今のは!?」

「租は命の分岐点」
『第一詠唱を確認』
『術式解放』

「トモノリ?お前どうしたんだ?」
「我は生の道を、汝は死の道を行くだろう」
『第二詠唱を確認』

「噛み砕け、マスティコー」


『最終詠唱を確認』


「さっきのやつか!?」
「あんなの喰らったらひとたまりもないぞ!!」

「あら?携帯してないようですね」

「メブティスター・ラカイナタカシー!」


「ミストルティン!?」

「え?何で?」
「いいから早く変身してください!」


「秘剣!ツバメ返し!」

「今のうちに」
「サンキュー、セラ!」

「凍てつく心を解き放て」

『第一詠唱を確認』
『術式解放』

「租は神々の息吹でさえ、吹雪に変えるだろう」

『第二詠唱を確認』

「駆け抜けろ、アブソリュート・フェンリル」

『最終詠唱を確認』





「あぁ、暴走しちゃいましたね~」

「なるほど、これが京子の言っていた」
「最強魔装兵器ですか」

「えぇまあそうです」
「彼女は古い友人の妹みたいなものなんです」

「歩さんに預かってもらおうと思ってたんですけど」

「ああ、解除スイッチはありませんよ」

「自動的にオフにする機能がありますから」
「でも暴走しちゃったら自爆の可能性もありますね~」
「ま、この場合は」

「この場合は?」


「歩さんに何とかしてもらうしかないですかね」
「ハルナのときもそうでしたが」
「あの人は凄い魔法使いですから」


「どうなってるだ!?」
「あの後ろの奴は何なんだ!?」
「・・・仕方ありませんね」

「セラ!よせ!」
「だめだ!相手はトモノリだぞ!」
「今日一日思いっきり遊びとおした仲間だろ!」

「分かりません、忍者はいかなる時も臆せず戦うものです」

「そういうと思ったけど」
「ここは一つ、俺に任せてくれないか?」

「分かりました」
「けれど失敗したらあなたの身体を針山にしますから」




「トモノリ、何やってるんだよ?」
「俺たちが分からないのか?」

「ぐッ!」

「大丈夫だ、俺ゾンビだから」
「なあどうしちゃったんだよ」
「どうして・・・」

「どうして泣いてるんだよ、お前」

「あい・・か・・わ・・たす・・け・・て」

「今、助けてやる」

『母体に以上を確認』
『自爆まであと30秒』

「な、なんて!?」

「今なんて言った!?」

「あ・・いかわ、おれ、俺どうなってんだ?」
「何だよこれ!?どうなってんだよこれ!?」

「挿入ってくんな!俺の中に挿入ってくんなよ!!」


「待ってろ!待ってろトモノリ!」

「ぐううおおおおおおおおおお!!」

「・・・・・・・・・・・」
「相川・・・やっぱあっち行け」
「来んなよ・・・じゃないと」

「じゃないと、お前まで吹っ飛んじまうぞ」

『残り10秒』
「そんなこと・・・」

「させるかーーーッ!!」



「離れろ!離れろって言ってんだろ!!」
「ほんとに爆発しちゃうんだぞ!」

「相川まで一緒に吹っ飛ぶことないんだ!」
「離れろよ早く!ダメだって言ってんだろ!」

「離れろよぉ!!」
「離れねーから!俺!」
「離れねーぞ!」

「ユキ!!」



『ヴあおおおおおおおおおおおお!!』



「助かった」
「相川・・・」

「おかえり、トモノリ」


「トモノリゆーなァ!!!」


「ほうら言ったとおりでしょ」
「歩さん流石ですね~」

「本当だ、あの格好に似合わず彼中々やりますね」

「ユウクリウッド」
「君が僕の望みを叶えるまで」
「僕はあきらめないからね」

「ああー!」

「ちょっと~!私の話はまだ終わってませんよ~!」



「ヘルサイズ殿!」

「どこ言ってたんだよ~、捜しまくりだったんだぞ!」

「いいじゃないか」
「さ、帰ろうぜ」


「俺こっちだから」
「そっか」
「じゃあまたな、気をつけて帰れよ」

「相川!」
「きょ、今日はありがとな・・・」

「ああ!気にすんな!」

「・・・じゃあな!」



「腹、減ったのか?」
「俺も付き合うぞ?」


「そうか、あまり遅くなるなよ」


「誇りだらけだからな、風呂沸かしとくぞ!」





「たまにはみんなで遊ぶのも悪くないな」




「さようなら」
「全て私のせい」
「ごめんなさい」

「私さえ居なければ今日こんなことにはならなかった」

「歩もセラもハルナも、みんな私に優しい言葉をかけてくれる」
「それが嬉しくて」
「私はそれに甘えていた」

「でも私は一緒に居てはいけない存在」
「全て私が悪いのだから」

「いつも大変な思いをさせてしまって本当にごめんなさい」

「このまま私がそばにいると」
「いつかきっと誰かがまた悲しむことになる」




「私は死を・・・」

「呼ぶものだから・・・」

「だから・・・さようなら・・・」



「雪をくれ」

『ここにいるみんなで見れるように大きいやつだからな!』

「料理の腕が倍増しますように」
『私の料理でここにいるみんなが笑顔でいられますように』

「願わくば」


「いつまでも歩たちと、共に」



全ての願いが叶いませんように_歩

「なんでだよ・・・」

「何で、俺の願い事だけ叶っちゃうだよ・・・」
「何で、俺こんなこと書いちゃったんだよ・・・」
「ユウ・・・」
「ユウ・・・」
「ユウクリ・・・」


「何くよくよしてんだよバユム!」

「そうですよ歩、今生の別れでもないでしょう」

「まだまだこれからだ!ねばねば納豆だぞアユム!」

「分かりきったこと言うなよ、ハルナ」

「あぁ後、ねばねば納豆じゃなくてネバーギブアップね」


雰囲気ぶち壊しwwwwww
そんなこんなな第9話でした

本編観てるときは
「どういうことだってばよ!?」
を連呼してました
何か展開がつぎはぎっていうか
噛み合ってないっていうか・・・
レビューするにあたって何度も見直すと
個々のシーンは光るものがあると思った
つまりラノベ原作アニメにありがちな
必要な所だけ残して
不必要な(と判断された)部分をカットしたら
接続詞がない読みづらい文章になりました
っていう感じ
あと、どうしても禁書を彷彿とさせるシーンが多すぎな気が・・・
「術式」とか「詠唱」とか「トモノリの中の人」とか・・・
トモノリが暴走するシーンとか禁書1巻まんまでワロタ
こんなシーンがあるならキャスティング別の人にしろよ
スタッフの悪意を感じるわw
今回はこんなところか
今後の展開としてはユウを迎えに冥界に行く感じかな
で、そこで夜の王とのバトル
結局夜の王の望みも不明なままでしたし
まあここまで来たら最後まで観るだけさ
それではノシ


673 名前:LIVEの名無しさん[sage] 投稿日:2011/03/08(火) 02:27:50.37 ID:RNW8ELyj
禁書ならここでアヘ顔

これ再現したらもっと注目されたはずw
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