音域別性能考察@1
まぁ、飛びイカ氏がいつになっても新しいことを書かないので見かねて、という面が強いですが(^^;;
音楽には大雑把に分けて、低音、中音、高音があります。
その中でもどの区域の音が好きかは、人によって大きく分かれるでしょう。
ということで今回は、音域別にお勧めのイヤホンを選別し、値段別にまとめたいと思います。
もっとも、取り扱うのは僕の専門であるカナルタイプだけですのであしからず。
そこで、低音重視か高音重視かに音域を狭める必要があります。
まず今回は高音重視から上げていきましょう。
高音は薄いドライバでも十分な音量が得られるので、低価格のものからもエントリーされます。
しかしながら、高級イヤホンとの音質差は歴然です。
解像度(より綺麗に、雑にならずに音を拾えること)には雲泥の差があります。
やはり安価なものはシャカシャカと鳴りすぎて全体のバランスが悪く、低域や中域をマスクし、聞き疲れも起こします。
また、高級イヤホンにおける高音域の音質の違いはその伸びにあります。
一般的に鋭い高音ほど音質が良く、こもった高音ほど音質が悪いとされます。
では実際にそれぞれに見合ったイヤホンを上げてみましょう。
まずはこれ。KOSS THE PLUGです。
この製品は高音はすごいしけど、それだけ。
低音にもしまりがなく聞き疲れもします。
しかしながら値段以上の音質ではあります。
付属のイヤホンだとちょっとアレだけど、イヤホンは変えたい。しかし、お金は使いたくない。
そんな方にお勧めです。
次にこれ。MDR-EX51LPです。
これはPLUGに比べると一気に解像度が上がります。
その音質は高音重視で、低音域もどうにかカバーしています。
しかし中音域がスカスカなので、女性ボーカルやバラード、クラシックなどを聞くときは迫力不足を実感します。
ちなみにこのタイプはイヤホン口の白い紙をはがすと高音の伸びが上がり、本体裏側の小さな穴三つを消しゴムのカスとかで埋めると若干高音の響きがよくなります。
お持ちの方はやってみては?
そしてこれ。CK-7です。
値段の割にはバランスの良い音を奏でます。
基本は高音重視。
高級イヤホンに挑戦したい人にお勧めです。
また、同傾向のこれもお勧め。
ER-6はCK-7の解像度を全体的に上げ、さらに高音を重視した感じです。
ただ、こちらはインピーダンスの値が高いので、ポータブル機器につないでも十分な音質が得られない場合があるようです。
最後にこれをお勧めします。
Super fi 3Studioはバランスド・アーマーチェア方式という音域を広くカバーするドライバを利用し、さらその上から高音域にブーストがかかったものです。
全体の解像度はもちろん、その高音の鋭さは脳天を突き抜けます。
間違いなく値段以上の音質が楽しめるでしょう。
ちなみにCK-7以上の高級品は、それ以下のものとは比べ物になりません。
それ以下のものでは聞こえなかった音が普通に聞こえたりします。
音楽を本気で楽しみたくて、高音域の音が好きだという人はぜひとも体感してほしいものです。
- 関連記事
-
- 音域別性能考察@2 (2006/06/12)
- 音域別性能考察@1 (2006/05/24)
- デザインか? 音質か? (2006/05/05)
- 僕もとりあえず@淡雪奈雲 (2006/04/20)
| イヤホンシリーズ | 17:07 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑
あたりめ(08/30)
名無しのGA研究会(08/20)
16000系(03/17)
名無しのGA研究会(12/09)
名無しのGA研究会(12/09)
名無しのGA研究会(08/30)
名無し(08/01)
いっくん(03/02)
バイパー(02/28)
CHAKE(02/12)