'96年夏、日本崩壊!
「映画レビュー」とほざいておきながら、また特撮モノになってしまう不思議・・・
今回は『ガメラ2 -レギオン襲来』で。
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※なんで1作目を飛ばして2からなんだ? とか野暮な事は聞かないように。
さて、「ガメラ」でございます。
ガメラは、ゴジラの人気に便乗しようと当時各映画会社がこぞって製作した怪獣映画の内の一つで、
1965(昭和40)年に第1作が公開されました。
その後1980(昭和55)年の第8作までが“昭和シリーズ”として展開され、人気を博しました。
更にその後、休止していたゴジラシリーズが'84(昭和59)年の『ゴジラ(前回参照)』で復活したのに合わせ、
「ガメラも復活させよう」という機運が高まり、折しも再びゴジラシリーズが休止に入る'95(平成7)年に晴れて復活。
新たに製作された『ガメラ -大怪獣空中決戦』は、低予算ながらもリアリティを追求した演出と特撮で一躍脚光を浴びます。
そして'96(平成8)年に“平成シリーズ”第2弾として公開されたのが本作となります。
以下にメインスタッフの紹介↓
監督:金子修介(「デスノート(実写)」「学校の怪談3」等)
脚本:伊藤和典(「.hack」「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」等)
特撮:樋口真嗣(「ローレライ」「日本沈没('06年版)」等)
音楽:大谷 幸(「ワンダと巨像」「灼眼のシャナⅡ」等)
全体的にアニメ世代のスタッフが多く携わったのが特徴で、特撮シーンにおいても「セットを組んでからカメラ位置を決める」従来の“ゴジラ方式”から、「画コンテを作り、カメラ位置を決めてからそれに合わせてセットを組む」という、どちらかと言うとアニメに近い“ガメラ方式”を採用したのも有名です。
それじゃ、以下に見所!
・ 北海道に隕石落下→なのに隕石本体が見つからない?
「隕石自体が移動したのでは?」という見解が浮上。
それを裏付けるかのように周辺で不審な事件が頻発。
そしてそれは徐々に札幌方面へと向かって行く・・・・・・
・ 地下鉄の惨劇

プロジェクトXのナレーションでお馴染みのアノ人が犠牲に・・・
早い話、レギオン幼体( ↓ )に襲われてしまう訳だが、「襲われた理由」が後にキーポイントとなる。

・ 時を同じくして、すすきのに“草体”出現

この草体と幼体レギオンは共生関係にあって、幼体レギオンがシリコンを餌として食べる→その過程で酸素発生→その酸素を用い草体を爆発させて種子を打ち上げる・・・という流れらしい。
・ 草体の爆発シミュレーション
爆発による被害エリアが赤い円で表示され、最終的には「測定不能」という結果に・・・・・・
音楽と相まってかなり緊迫したシーンになったが、脚本の伊藤氏が携わったとあるアニメ映画を知っている人には笑えてしまう。
・ 三陸沖からガメラ出現!→札幌に飛来し草体を破壊

あ~良かった・・・と思いきや地下から無数の幼体レギオンが登場し、ガメラを覆う。
一体の強敵より無数のザコの方が手強いというのはファミコン時代以来の真理。
・ 地下から何かデカイのキタ―――!!!! Σ(・д・)

↑ 全身が映ってないが・・・
巨大レギオンだー!!!!!
こんな虫が飛んで来たら澪並みに卒倒すると思う。
・ 飛行する巨大レギオンを空自が撃墜(*^ー゚)b グッジョブ!!
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流石です、F-15J。
まあまあ近距離だったように見えたし、使ったのはAIM-9かAAM-3だろうなぁ。
ちなみに、F-15Jは平成ガメラ3作全てに登場するが、「3」での出番が一番盛り上がるので興味のある方はドゾー。
・ 折れている東京タワー

↑ これは前作のシーン
『ガメラ -大怪獣空中決戦』においてギャオスの巣となってしまった東京タワーが、チラッと映る。
前作との連続性を見る事が出来て、良いシーンである。
・ 今度は仙台に草体出現!
・ ↑を再び破壊すべく現れるガメラ!
・ ↑を妨害する巨大レギオン!
・ 結果:仙台終了のお知らせ 工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
種子自体は防げたものの、草体自体の爆発は防げず・・・
「仙台」という都市はこの時点で日本地図から消滅!!。
ガメラもほぼ0距離で爆発に巻き込まれ、動かなくなってしまう・・・・・・
・ レギオンは東京を目指す!?
レギオンは電磁波でコミュニケーションするため、電磁波が過密な都市部ほどレギオンに狙われることに・・・
札幌→仙台と来れば答えは簡単!
・ 東京へのレギオン侵攻を阻止すべく、自衛隊が出動

この時ちゃんと自衛隊が出動出来る理由を憲法なども絡めて説明。
軍事的リアリティを出す事に成功している。

↑ どっかで見たような景色の中を進む90式戦車
・ レギオン予想現出地点は「栃木県 足利市」!!

これって足高の近くなんじゃね?
教えて足高の人。
・ 最終防衛線は「群馬・埼玉 県境」!!
ヘリからの中継を行うリポーターの台詞 ↓
ハイ、こちらは館林上空です!
いつもは交通量の多い国道122号も閑散としています。
(確かここにもう一個台詞があったハズ・・・)
防衛庁はこの辺りの何処かでレギオンを阻止する構えのようです!
・ 巨大レギオン出現
90式戦車・74式戦車など総力で攻撃・・・・・・するも、

特撮のお約束(嘘)
・ F1支援戦闘機による爆撃→巨大レギオンが小型の羽レギオンを放出
巨大レギオンは速度が遅い(羽も無い)ため、一足先に小型を東京へ向かわせることに・・・
あんなのが自分ん家の屋根に居たら卒倒しm(ry
・ 仙台でガメラ復活!→足利に飛来
師団長の「レギオンと闘うつもりか・・・!?」という台詞が印象的。
横滑りし、足利の街を半ば蹂躙する大迷惑着地を見せるガメラさんw
・ 一方その頃・・・
小型レギオンは最終防衛線に到着。
ワサワサ飛行して来る群れを、87式自走高射砲( ↓ )が撃墜していく。5匹に4匹を撃ち落とすというNice Play!

・ 激化する戦闘



ガメラの奮闘むなしく、巨大レギオンはズルズル進み・・・・・・
とうとう我が市にやってきてしまいましたよ(*´д`*)
・ 自衛隊とガメラが共闘!

上の79式重MATを用いてレギオンの頭部を集中攻撃!
ガメラのプラズマ火球をも無力化してしまう触手のような触角のような何かを粉砕!
これにより、ガメラが有効にダメージを与えられるようになった。
・ それでも倒れないレギオン

レギオン側も必死!
折られた所から新たに触手的な(ryを出してガメラを攻撃。
更には小型レギオンも呼び返して、ガメラを攻撃させようとする。
・ 小型レギオンをコブラが粉砕!!

電磁波にレギオンが誘導される性質を利用し、栗橋のNTT名崎送信所(現在は無い)に集める。
そこをフルボッコ!
・ 「


ガメラの腹が割れたー!
巨大レギオンを粉砕したー!!!!
元気球だー!!!!!!

・ 飛び去って行くガメラと、敬礼で見送る自衛隊員

一人、また一人と敬礼していくのが良いシーン。
実は完全なアドリブなんだとか。
※こういったシーンの影響で、公開当時左翼共から散々叩かれた。
だから嫌いなんだ、右とか左とかの連中って。
と、
サラっと表面を舐めただけでこんな長さになってしまった(汗
映画に地元付近が出てるってのは面白いです、ホント。
平成ガメラ三部作はどれを見ても楽しめるので、非常にオススメ!
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