群馬大学GA研究会 なんでもにっき

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劇場版遊戯王の思ったこと。

 どうも、きゅう倫です。
 たぶんX番煎じ(Xの値は支払ったマナの総数に等しい)だと思いますが、ちょっと思ったことが色々あったので短めの文章にしてみました。マハードの配布も終わったしいいよね。

画像とかも一切無く、その上めっさネタバレしてるんで見てない人とか読むことをお薦めしません。


なんというか批判的なので面白かったという方はご容赦ください。 いや、面白かったんですよ。






 結論から言うとアニメ本編に慣れてる人ほど引っ掛かるものが多いのではないかと思います。
「なんだよ、そんなんとっくに言われてるやん」
とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、正直これが全てかなと思いました。

 んで、まあアニメ慣れしてる人が何故引っ掛かるモノが多いのかという話なんですが。

①さりげなくどっかで
 例えばなんですが、最初の転校生藍神君の所なんですがこれはGXで藤原(オネスト)が登場初期にやったことと似てますし。 また、ラストのバトルも正直途中までの流れ初代のダーツ戦と似ていると思います。 如何せんこういうのを見てるため「○○やん」みたいなことがちょいと引っ掛かりやすいかと

②次元領域デュエル
 これについての説明で「使用者の精神レベルによって出てくるモンスターの攻撃力が決まる。」という言をしていましたが、結果として攻撃力が低くなって出てきたモンスターはって言うと存在してません。 後半精神削られて出てくるモンスターの攻撃力が低いとかの描写があるのかと言えばありません。 じゃあ何よみたいな。 表遊戯の精神レベルが上の方であるという描写を海馬に見せるということで使うのかと思えばそうでもないという。 時間を短縮して上級モンスター(というか青眼)を出す手法として考えられたのかと思いましたがそれだと法界がいちいち長すぎるのではというどっちつかず感がやや感じられました。
 ルール自体は原作感というか王国編みたいな感じがあり好きでしたが、如何せん役にたってないというか。海馬も遊戯も精神レベル高いことはわかったからみたいな。

 アニメ次元に慣れた私たちはどうしても「遊戯王カード」でのデュエルを期待しますが、あくまでもこの次元は原作次元であり「M&W(マジック&ウィザーズ)」というカードゲームが1アクターとして存在する世界なのです。そこに齟齬が存在しているといいますかアニメ慣れしてた人間が見ると違和感マシマシなわけです。

どういうことかっつーと
 あくまでもこの映画は原作遊戯王の後日談なわけであり、我々がTV画面で見てきた遊戯王→GX→5D's→ZEXAL→Arc-Vという流れとは別の流れになっています。
 で、流れの違いというものの中で何が一番大きいかと言われれば「原作ではペガサス・J・クロフォードが死亡している」ということです。(アニメの中では生存)
 「ペガサスが生きてることで何が違うの?」ということについて。これは映画の前作「超融合 時空を超えた絆」で描写されているんですが、アニメ時空の場合「初代遊戯王」世界でペガサスが死亡した時「GX」「5D's」の世界は消滅してしまいます。つまり、アニメ時空というのは「M&W」生みの親ペガサスが生きていることでの派生した世界なわけです。
 (超融合の世界自体がパラレルであるかというと5D's本編でパラドックスの存在が示されており遊星も知っているのでたぶん違うかと思います。)
 原作はペガサスが死亡している為、後日談であるこの映画の世界というのは我々の知っているその後の世界(ネオドミノシティとか)には繋がらないもの、つまり未知の領域ということです。
 ここがやはり大きい点なのではないでしょうか。この映画は我々が今まで見てきたアニメとは名前が一緒ではあるけど違うモノ、「遊戯王」の映画であり「遊戯王 デュエルモンスターズ」の流れを汲む映画ではないのです。


 じゃあ、このアニメと違う世界線となっているこの映画においての問題は何か。たぶんそれはアニメ世界で慣れている風間遊戯と津田海馬というキャストなんじゃないかなぁと思います。 慣れ親しんでいるのと同じなのに本質が違う。これが違和感の根源の一つなのではと考えます。

 いっそ東映版の緒方遊戯の緑川キャベ……海馬にしたらある意味違和感なく受け入れられたんじゃないかなぁ。とはちょっと思ったり。 ただ、それするとじいちゃんや今回のメイン人物が……



 個人的に引っ掛かったお話。


③デュエル描写の説明不足
 尺の関係なのかもしれませんが、カードの説明しない部分がちょっとなと。特に罠。「テキスト確認いいですか?」って聞くレベル。 
 スピード感を出すとかテンポよくするためだったのかもしれませんが、テンポが早過ぎてこっちが置いて行かれるように感じました。 監督が監督だし全部「無効にして破壊する」だったのかもしれませんが。 確かに一々カードの説明をしていればテンポが悪いというかその分尺が必要になりスピード感が落ちるかもしれません。でも、カードの効果というのはデュエルにおける重要なアクターです。たとえば「聖なるバリア ミラーフォース」のようなカードであれば無言で打っても「ミラフォか。成程」となるかもしれません。ですが、今回の映画の場合使用されたカード(特に罠)の殆どが新規カードなため「え?あれ何やったの?」となりこちら側のテンポが遅れてしまいます。折角デュエルのテンポを上げてもこっちのテンポが遅れては意味が薄いと思います。
一応説明してないカードはムービーパックに入ってるので予習しとけってことなのかもしれませんが。

④藍神の過去回想
 分割払いというか、一回短いダイジェスト回想を見せてからその後ロング回想をするというのは一回30分という短い時間制約があり、かつ週というか時間を多くまたぐ30分アニメだから大きな意味があって二時間の映画でちびちびそれをやるのはどうなのかなぁとは思いました。 


 こんなもんでしょうか。
 地面から神引っこ抜きとか面白い所は結構あるんですが、その面白さというのがギャグ的な面白さなのがなぁと。展開の熱さとかそういうのは少なめだった気がします。
 「遊戯王のアニメの映画」として期待してみた場合、正直前作「超融合」の方が面白いという感想になります。ただ、「異次元やったもの勝ちバトル」とか「原作遊戯王の続編」として考えた場合は「5年前には既に」だとかの回収していなかった伏線の回収やキチンとした後日談を見ることが出来ていいアニメなのではと思います。  先行ドローあるしね。
 
 後、1200円の前売り券付属する白亜龍が1500円で売れて、見に行くと貰えるマハード及びマジシャンガールが2000円で売れるのでアドもあります。


 ちょっとした描写考察

 デュエル最期の遊戯の描写、あれは降りてきた時の形的に不死鳥というかラーの翼神竜の力を利用したものだったりするのでしょうか。そう考えると海馬が藍神戦で引き当てた某カードもアテムの力添えであり海馬君がアテムが必ず来ると確信した原因の一つにもなりそうですが。
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