「所沢航空発祥記念館と三ツ峠山登山 一泊二日の旅」レポ アナザーサイド
● 1日目
初日の朝、大宮駅に集合した唯々諾々・いっくん・T2・勇者・チエル・428は電車を乗り継いで
第一の目的地、所沢航空発祥記念館へと向かいます

最寄りの西武新宿線航空公園駅から出ると見えてきたのは、国産旅客機YS-11
2012年に全日空に吸収合併され解散したエアーニッポンの元所属機で、
1997年からこの位置に展示されているとのことです
海自・空自ではまだ現役だけど個人的には未見なので退役前に見たいところ

航空公園のなかを進んでいくとこんな倉庫が目に入ります
これは記念館内に収まらない機体等が収められた格納庫で、年に数回公開されます
空自のF-86Dセイバードッグや朝日航洋のMi-8ヒップなどが格納されていますが、
残念ながらこの日は公開日ではないため泣く泣くスルー

こちらは空自で運用されていたC-46輸送機
C-47とともに二次大戦期の米軍の航空輸送を支え、戦後は空自において飛行点検機や
電子戦訓練機などとして活躍しました
空自での愛称は「天馬」ですが、ぶっとい胴体や大馬力のエンジンをみると
個人的はむしろ牛っぽいと思いますw

C-46の前でしばし講釈を垂れたところで、いよいよ航空発祥記念館に入ります!
今回ここに来たのは航空機を見たかったのもありまぁすが、空と科学に関する様々なアニメが
参加する特別企画「アニメフェスタin所沢 アニとこッ!」を見たかったのです
入口横には巨大な告知垂れ幕が掲げられており普通の人には若干入りづらい感じですが、
素知らぬ顔で写真を撮りつつ突入していきます

エントランスロビーに吊り下げられているのは初の国産軍用機・会式一号のレプリカです
所沢は1911年に日本初の飛行場が造られ輸入機や本機などの飛行試験が行われたことから
日本の航空発祥の地とされており、1993年にこの記念館が開館しました

ロビーにはホンダジェットの写真が掲げられています
そろそろ引き渡しが始まるので、MRJともども頑張って欲しいですなー

チケットを買って中へ入ると、吹き抜けホールに上から下まで所狭しと航空機が展示されています
こちらはアメリカから空自に供与されたT-6Gテキサン練習機
二次大戦後も飛行可能な機体が多く残っており、映画「トラ・トラ・トラ!」では零戦役として
「遠すぎた橋」ではP-47役として登場しています

九一式戦闘機の胴体
日本陸軍初の単葉戦闘機で中島飛行機が製造していました
茨城県の農家の倉庫で発見された(!)この機体が唯一現存するもので、2008年には
日本航空協会が重要航空遺産の第1号に認定しました

OH-6J観測ヘリ
ヒューズ社が開発し川崎重工がライセンス生産した小型ヘリで、陸自では観測・偵察や
練習用に使用されました(D型は現役)
陸自の機体のはずだけど現役時もこの塗装だったのかな…?

H-19多用途ヘリ(手前)とH-21輸送ヘリ(奥)
H-19はシコルスキー社が開発した中型ヘリで、試験機が朝鮮戦争に投入されるなど
軍用ヘリの有用性を実証しました
H-21はパイアセッキ社が開発したタンデムローターヘリで、陸自にはヘリボーンの研究用に2機が導入されました
その形状から「空飛ぶバナナ」などと呼ばれますが、先輩格のHRP-1などは
もっと

H-21の機内
後継の後継であるチヌークとはくらぶべくもないものの、完全武装の兵員22名を輸送できる
機内はかなり広く感じました
…どんな場所でもスマホが手放せないのは現代人の性でしょうかw

L-5E連絡機
二次大戦中アメリカ陸軍の第一線部隊に貴重な空からの目を提供した連絡・偵察機で、
日本には1953年から陸自の前身である保安隊に導入されました

KAL-2連絡機(手前)とT-34A練習機(奥)
KAL-2は陸自の連絡機開発要求に応じて川崎航空機が開発した試作連絡機で、
開発競争に負けてしまったため2機のみの生産で終了しています
T-34Aはソ連の傑作中戦車…ではなく、ビーチクラフト社のビジネス機を元にした
初等練習機で戦後の航空再建を支えた機体です

L-21B連絡機
保安隊時代にアメリカから供与された練習・連絡機で、1965年には退役した機体が
日本赤十字社に払下げられ血液の緊急輸送などに活躍しました
こうしてみると陸自にも固定翼機が色々いたんですなー

UH-1B多用途ヘリ
ベル社の傑作中型ヘリを富士重工がライセンス生産したもので、のちにH型や現役のJ型も配備されました

三式戦闘機「飛燕」のエンジン
ドイツ軍のBf109などが搭載するDB601を川崎航空機がライセンス生産したハ40です
信頼性が低いだの「首なし飛燕」(直接的には性能向上型のハ140ですが)だのいわれますが、
日独伊が同系列のエンジンを積んだ戦闘機を運用していたなんて夢があると思いませんか!(満面の笑み)
擬人化でも関係つくりやすそう

寄託された勲章類
左から功六級金鵄勲章、勲六等景雲章、勲五等次雙光旭日章だそうです
ちなみに艦これの「勲章」は功五級金鵄勲章っぽいらしい

こちらはレーダーや管制装置
以前空自入間基地の管制塔を見学させて頂いたことがありますが、
まさにテキパキ仕事をしているという印象でした

そんなこんなで展示物を撮りまくってふと周りを見ると、いつの間にかぼっちに…
階下に勇者の姿が見えたのであっちに行ってみます
他のみんながいたのは「アニとこッ!」コーナー
出展アニメごとに版権絵やアフレコ台本、絵コンテ、フィギュア等が展示されています
スタッフさんに訊くと撮影OKとのことだったのでパシャパシャと

こちらは「レールガン」ブース
実はシリーズのいずれも観てないことは内緒

「ストライクウィッチーズ」ブース!!ヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!
30分×3本の新OVAシリーズをPRがメインでしたが、そろそろ新TVシリーズの情報を待ってます

ここで整備中隊員たるワタクシが注目したのは、ケース内に展示されていた2期7話のアフレコ台本
この回は虫型ネウロイをミーナ隊長がケツ圧で撃破した話でタイトルは「モゾモゾするの」ですが、
台本に書かれた「コッチネッラ大作戦」というのはネタバレを防ぐために雑誌で先行発表された仮題
(コッチネッラはテントウムシのこと)となっています(『ストライクウィッチーズ2 オフィシャルファンブック
コンプリートファイル』角川書店、2010年、102頁)

エイラアアアアアアァァァァァァァァァ!!!

「よみがえる空」ブース
空自航空救難隊を舞台にした名作ですが、放送から8年経ったタイミングで企画出展するとは思いませんでしたw
主人公は三等空尉なのにフライトスーツの階級が二等空曹(メディックの黒木二曹か?w)だったり
展示されているパッチが小松救難隊でなく入間基地の第2輸送航空隊第402飛行隊だったりナンデ?と思う
ところもありましたが、ファンとして素直にうれしかったです(こなみ)
twitterをみるに杉山Pの私物かな?w

「恋歌」ブース
ティルトウイングの主役メカがあんまりパッとしなかったけど個人的にはけっこう好きな作品でした
数量限定発売されたフライトジャケットも展示してあったけど安っぽくみえた(暴言)

「サイコパス」ブース
この前劇場版を観てきましたがドンパチ大目で面白かったです
それにしても朱ちゃんの色気のなさよ

ドミネーターも展示されていましたが、こうしてみるとライダー系の玩具感がはんぱない…w

「ファム」ブース
けっこう面白かったけど、ファムの空族設定が後半になって活かされなかった
印象を受けた点が残念でした(キリッ

ファムの1/1ヴェスパ
ラスエグに登場する架空の鉱石「クラウディア」を利用して飛行する小型航空機です
女の子とはいえこれに2人乗るのはかなり窮屈そうですな…w

「シドニア」ブース
フルCGアニメは今後どうなっていくのでしょうかねー(観てないので雑なコメント)

隣りには星白閑役あやっぺも体験した「継衛発進バーチャルリアリティ体験コーナー」が!
さっそくころころイスに座ってヘッドセット(Oculus Rift)とヘッドホンを装着するとコックピット内の
映像が目の前に広がり、頭を回すとそれに伴って映像も動くというすごいリアルさでした
これでフライトシムとかFPSとか作ってほしい

「攻殻機動隊ARISE」ブース
原作漫画も置いてあったのでしばし読みふけりましたw

ロジコマ(CV:みゆきち)
「歩兵兵站用輸送支援車両」というと米国のビッグドッグが思い浮かんでしまう

Liaのボカロでアニとこッ!のイメージキャラになっているIAの痛車
そんな感じで展示を一通り見て回り、所沢航空発祥記念館を離脱
航空関係の展示は少々物足りなかったのでいつか空自浜松広報館とかにも行きたいなー

再び航空公園駅から電車に乗り、新宿で高速バスに乗り換えて河口湖畔へ
湖畔に建つ旅館でのあれこれはいいだくの記事にお任せ…
● 2日目
翌朝、各々登山装備を整えて出発します
今日のために3万弱掛けた登山靴とリュックが火を噴くぜ!!

一方、旅行企画者はこのような

まずは、ヤマノススメ劇中でも三ツ峠山登山のスタート地点となった富士急行三つ峠駅に向かいます
宿から河口湖駅へと移動し、富士登山ver.のパネルを撮影したのち電車でGO!

20分ほどで三つ峠駅に到着すると、目指す三ツ峠山が見えてきました
え…遠くね…?
ま、まぁ普通の健康体なら登れるらしいし大丈夫でしょ(フラグ)

こちらの駅には三ツ峠登山ver.のパネルが設置されていました
三ツ峠登山の時点では登場していなかった高崎住みのホノカチャンもいます
ち○こ生えてるとか言ってやるな

そろそろ出発しようとしていたとき、対向してきた列車をみるとこんなヘッドマークが!
こちらは富士急行6000系「ヤマノススメ号」で車内ではアスミスとゆかちのアナウンスが
流れるそうですが、現在は運行終了しております
このテのコラボ企画を決断する鉄道会社の会議とか聞いてみたい

反対側はあおいとひなたでした
運行終了後、ヘッドマークはどうなったんだろうか

ヤマノススメ号を見送り、いよいよ出発します
こちらは駅前にある塗り直しまくられた看板が掲げられた商店
劇中でも背景なのにすごい存在感だったので印象に残っています…w

聖地ポイントを探しつつ一列縦隊で元気よく進軍
ちなみにこの高架も(写真と反対向きだけど)劇中登場ポイントです

しばらく行くと建物が途切れて富士山が見えるところに差し掛かります
ここは、サプライズのために三ツ峠山頂まで富士山をあおいに見せたくない一行が
慌ててごまかしたあのポイントです!
テンションあがってきた(AA略)

多少は近づいたけどまだ遠い…

駅を出てから20分ほどで登山道の標識に辿り着きました
まだ舗装路が続きますが、だんだん登り道となってきます

登山道に入る前に安全祈願ということで、劇中にも登場した山衹神社にてお参り

出発から30分、沢のせせらぎに癒されつつ登ります
途中T2と軍歌を歌いながら登ってみますが余計に辛いので止めました…w

藪の向こうになにやら岩の塊らしきものがありますが…

ひなた「わや、公衆トイレだったよ!」
せっかくなので用を足して先に進みます

出発から1時間、そろそろ未舗装路が見えてくるかなーといったところで
体力の限界!!
いっくん「ここは俺に任せて先に行け!」
いいだく「はぁ(呆れ)」
こうして数か月引きこもり続けたいっくんの体力は、かえでさんやここなちゃんはおろか
あおい以下であることが証明されたのだった(田口 トモロヲの声で)

ふと見上げると三つの尖峰が視界に入る
その姿は壮大で、荘厳で、今の僕にはあまりにも遠すぎた(ポエム)

そんなわけで以降の登山はいいだくのレポを(ry
重力に従って坂を下りていくと、やせいのニホンザルがあらわれた!
しばしカメラ越しに眺めます

サルと別れてほんの1時間前くらいに通り過ぎた登山道標識まで戻ってきたワタクシは、
せっかくなので劇中に登場した複合レジャー施設「三ツ峠グリーンセンター」に立ち寄ります
まぁ彼女たちは登頂成功して下山してきてから来たんだけどね…はは…

料金を支払い露天風呂に向かうと、そこにはアニメでみた光景が広がります
真昼間のため貸切状態なのをいいことに「この仕切りの向こうにはあおいたちがいるんだ…。
みんなに裸を見られるのを恥ずかしがってるあおいが…。」などと妄想していると、
女湯の扉 「ガラガラー」
いっくん 「も、もしや本当にあおいたちが入ってくるのか!?ここは2次元世界か!?」
ご老輩方 「ヤイヤイガヤガヤ」
…

風呂から上がり休憩室でマターリ
施設内をブラブラしてみましたが、ポスターの一枚も無くヤマノススメのヤの字も無くて逆に好印象でしたw
鴨川ェ…
(なお、訪問後の2014年12月10日からヤマノススメグッズコーナーが設置されたとのこと)

グリーンセンターでHPを回復させたところで三つ峠駅に戻り、朝と同じルートを反対方向に進んで帰路に就きます
三つ峠駅にあったこのオブジェはなんなんだろうか

(´-`).。oO(富士山さんは思春期のエロ同人、けっこうよかったなー)

河口湖駅で他の参加者たちと合流すると登頂に成功したとのこと!
乙乙!!
その経緯はいいだくの(ry
この後みんなはお風呂に入って、高速バスに乗って東京まで戻り電車でグンマーに帰国しましたとさ
つーわけで参加者の皆さん、いろいろすみませんでしたm(__)m
さすがに体力不足すぎることを痛感したので、またいつの日か体力をつけてから
三ツ峠山登頂にリトライしたいと思います!多分!

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