平成27年 第1空挺団 「降下訓練始め」 レポ
陸上自衛隊第1空挺団は千葉県船橋市の習志野駐屯地に所在する自衛隊唯一の
空挺(パラシュート)部隊であり、期待される任務や訓練の過酷さから陸自の最精鋭部隊のひとつとされています
毎年1月には習志野演習場において防衛大臣出席の下「降下訓練始め」が行われ、
空挺降下を含む訓練展示や装備品展示、模擬売店などが来場者を楽しませています
そんなわけで今回は、2015年1月11日(日)に実施された平成27年第1空挺団
降下訓練始めの様子+αをお伝えいたします
<前日>
降下訓練始めは、他の自衛隊行事が少ない年始に行われる大イベントであるため例年けっこう混雑する一方、
観覧席の構造上前の方の席を確保しないと地上部隊が見え辛いとの事前情報を受けたワタクシは、
良い席を確保するべく前日に近くのホテルまで前進することにしました
しかしせっかく東京を通るのに何もしないのはもったいないということで、
秋葉原に寄るついでに以前から気になっていたある所に行くことに

そんなわけで銀座にある「警察博物館」にやってきたのだ

入口脇ではピーポくんさんがお出迎えしてくれます
,ィ⊃ , -- 、
,r─-、 ,. ' / ,/ } ち
{ ヽ / ∠ 、___/ |
署 ヽ. V-─- 、 , ',_ヽ / ,' ょ
ヽ ヾ、 ',ニ、 ヽ_/ rュ、 ゙、 /
ま \ l トこ,! {`-'} Y っ
ヽj 'ー'' ⊆) '⌒` !
で , 、 l ヘ‐--‐ケ } と
ヽ ヽ. _ .ヽ. ゙<‐y′ /
来 } >'´.-!、 ゝ、_ ~ ___,ノ
| -! \` ー一'´丿 \
い ノ ,二!\ \___/ /`丶、
/\ / \ /~ト、 / l \

4階までの常設展示と特別展がありますが写真撮影は1階のみOKとのことだったため、
とりあえずはしゃぐ子供に混ざって1階の展示物をパシャパシャと
こちらは警視庁初のヘリコプター Bell 47G-2「はるかぜ1号」
コックピットからの視界はよさそうだけどその分怖そう…w


左は白バイの前身である赤バイ
交通取り締まりで側車付きってどうだったんだろうか
右は白バイ YAMAHA FZ750P
お世話にならないようにこれからも気を付けます(戒め)
「警察博物館なのにパトカー置いてないのかよ」などとボヤキつつ上階に上がると警察の歴史や
制服の移り変わりなどの展示物のなかに、あさま山荘事件で銃撃を受けた二枚重ねの大楯や
893から押収した仕込み杖(刀タイプと銃タイプ)など生々しいものもあり何とも言えない気持ちに
体験コーナーにあった運転免許持ち対象の運転技能チェックシミュレーターを
やってみたら「ハンドル操作が雑」との判定でした…
ひとしきり楽しんだところで退散し、宿泊場所のカプセルホテルへ
始めのカプセルだったけど野郎一人旅には悪くないんじゃないかな、と思いました まる
<当日>
明けて「降下訓練始め」当日、6時半に宿を発ち路線バスで会場の習志野演習場へ
7時過ぎに正門前に着いたころには開門1時間半前にもかかわらず、すでに100人位が列をつくっていました
やっぱり人気あるんだなぁと思いつつ列に加わり、8時に正門が開いて手荷物検査場前まで移動

そこで8時半まで待機していると、すぐ横の駐機場目掛けてヘリが次々とアプローチしてきます
∩___∩三 ー_ ∩___∩
|ノ 三-二 ー二三 ノ ヽ
/ (゚) (゚)三二-  ̄ - 三 (゚) (゚) |
| ( _●_) ミ三二 - ー二三 ( _●_) ミ ウオーオォーアッヒャアウオホーオオオ
彡、 |∪| 、` ̄ ̄三- 三 彡、 |∪| ミ テンション上がってきた!!
/ __ ヽノ Y ̄) 三 三 (/' ヽノ_ | テンション上がってきた!!
(___) ∩___∩_ノ ヽ/ (___)

上空に気を取られていましたがふと地上に目をやると、自衛官たちが一列に並んで何かしています
動きをみるとどうやら航空機から降下する際のリハーサルをしているようです
ごっこ遊びにしかみえなかったのは内緒

そのうちいよいよ開門時間の8時半となり、手荷物検査を受けたうえで会場まで移動開始です!
会場まで2km弱あるとのことでシャトルバスも出ていましたが、私は運動がてら歩くことにしました

道中、演習場内にある空自の施設を通りかかったところで見慣れぬミサイルが目に入ります
こちらはすでに退役済の地対空誘導弾ナイキで、現在運用中のパトリオット同様広域防空を担っていました
ゆとりの私は始めて見ました(若者アピール)


手荷物検査場から20分ほど歩いて会場に到着すると観覧席の最前列はほとんど埋まっていましたが、
ギリギリ最前列の端っこを確保することができました
地べたに直接座り折畳みイスを持ってこなかったことを後悔していると、
展示準備のためいろんな車両が走り回り始めます
左は赤いマークを付けた対抗部隊(敵役)らしき96式装輪装甲車
第1空挺団と同じく中央即応集団隷下の、中央即応連隊第1中隊(宇都宮駐屯地)の所属です
右は空自所属の消防車
砂埃や野火防止のために散水していました

10時半頃にはリハーサルのためか、海自第203教育航空隊(下総基地)のP-3C哨戒機が飛来
乗員訓練用の機体なので翼端がオレンジ色に塗装されています

訓練展示が始まる前に用を済ませようと仮設トイレに行くと、扉にこんな貼り紙がw
なお、第4科とは司令部組織の補給担当部署のことです
<訓練展示>


11時の訓練展示開始に先立ち、試験降下としてUH-1J多用途ヘリ(ヒューイ)から
空挺傘696MI(12傘)で1人が降下します
試験降下とはパラシュートが風でどれくらい流されるか確認するもので落下傘をほとんど操作せずに
降下しますが、今回は無事展示が実施できる程度の風であることが確認されました


そんなわけでいよいよ降下訓練始めスタートです!
なお、私は会場アナウンスが聞きづらい位置にいたため間違いがあるかもしれないことをご承知おきください
まずは、CH-47輸送ヘリ(チヌーク)から空挺団の各部隊指揮官?らが降下
空挺団長は陸将補(少将相当)という高級幹部ですが、例年当然のように見事な降下を披露しています

つづいてお偉い様方を乗せたチヌークが着陸し、降下を機上で視察した中谷元・防衛大臣が降り立ちます
見え辛いですがエンジ色?に五ツ桜の防衛大臣旗が掲げられています
報道によれば元自衛官の中谷大臣はこれに先立って、
習志野駐屯地にて跳び出し塔からの降下体験をしたようです

防衛大臣が席に着いたところで、訓練展示が開始されます
開始の合図としてパラシュート付きの煙弾が発射されますが、なんと風に流されて観覧席に落下してくるハプニングが!
案外小さい物体で人に当たることもなかったので幸い事なきを得ました…w


訓練展示は二部構成となっており、前半は各種航空機から各種落下傘で降下を披露し
後半はストーリー仕立てで戦闘の様相を展示します
前半の最初は、高高度を飛行するチヌークから自由降下傘MC-4で降下
これはスポーツパラシュートと同じような形状で操縦性が高いのが特徴です


ヒューイ(左)およびチヌーク(右)から12傘で降下
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○( ´∀`)○ <藍より蒼き~大空に大空に♪
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左はC-1輸送機から12傘で降下しており、右はC-130H輸送機から13式空挺傘で降下しています
12傘は良好な操縦性と引き換えに傘部分の開口部(穴)が大きくなっており空中接触した際に萎みやすく、
事故防止のため輸送機の左右両扉から同時に降下することは現在実施していないようです
一方13式空挺傘は今回初公開された緑っぽい落下傘で、耐久性が向上しており両扉同時降下も可能となっています
両扉同時降下により13式空挺傘の方が明らかに迅速かつ大量に戦力投入できるように感じられました

11時半からは後半の戦闘訓練展示が始まります
ストーリーは新たな防衛大綱に基づいた陸海空統合作戦により島嶼を奪還するというもので、
最近の総火演と同じようなものです
まずは、島嶼近海の情報収集のため海自P-3C哨戒機が飛来

こちらは敵状偵察のため飛来する陸自LR-2連絡偵察機
数少ない陸自の固定翼機であるLR-2は初めて見ましたが、2015年中に全機退役予定らしい前任のLR-1は
まだ見たことがないので登場してほしかったです…

偵察情報に基づいて、海自護衛艦からの艦砲射撃および空自F-2戦闘機からの爆撃を実施(想定)

つづいて空挺降下による兵力展開を実施すべく、チヌークから自由降下傘MC-4で
降下誘導小隊および偵察小隊が降下します
MC-4は操縦性が高いためか、空中で螺旋状に並び順々にほぼ同じ所に降着しているのが印象的でした

降下誘導小隊による誘導の下、主力がC-1輸送機から降下
「コースよし、コースよし、用意、用意、用意、降下!降下!降下!」
機体前部横には空自60周年記念ロゴマークが確認できます

引き続き主力がC-130H輸送機から降下
落下傘で減速するとはいえ着地時には建物2階から飛び降りる程度の衝撃があるそうで、
空挺隊員の精強さを窺うことができます

降着した隊員は落下傘を片付けつつ展開していきます
手前に見えるのはバラキューダで擬装した81mm迫撃砲陣地です

展開する空挺隊員に対し重機関銃で攻撃を加える敵装甲車(役の96式装輪装甲車)
手前には頭に草木による偽装を施した隊員が見えます

敵軍の頑強な抵抗を抑えヘリボーンにより増援を投入するべく、航空支援が要請されました
まずはOH-6DおよびOH-1(画像)観測ヘリが飛来し敵状を偵察します
登場するヘリは離脱時に観覧席の目の前を低空で通過するのですごい迫力です!

観測ヘリの情報をもとに、AH-1S対戦車ヘリ(コブラ)および
AH-64D攻撃ヘリ(アパッチ、画像)が攻撃を仕掛けます
自前の火力に乏しい空挺部隊にとっては重要な支援火力です


つづいて地上偵察を実施すべくチヌークから偵察オートが降着
ジャンプ台で6台の偵察オートが次々とジャンプを披露します
あ^~バイクがぴょんぴょんするんじゃぁ^~

増援の一隊としてヒューイで登場する狙撃チーム
今回は低空まで下りて飛び降りていましたが、ギリースーツ着た状態でラぺリング降下することって
できるんだろうか(もこもこ具合次第かな?)

チヌークからラぺリング降下する増援部隊
ファストロープ降下では手足の力だけでロープに掴まりますが、こちらは金具を使用して体を固定しています

火力増強のため高機動車と120mm迫撃砲RTをスリング輸送してくるチヌーク
一般的には普通科連隊重迫撃砲中隊が装備する120mm迫撃砲ですが、第1空挺団においては
ヘリ空輸が困難な155mm榴弾砲FH-70の代わりとして空挺特科大隊が装備しています


トレーラーを牽引した1/2tトラックを機内から降ろしたチヌークは低空で機首下げをして
ダイナミックに急速離脱していきます

ここで現れたのは全体を草木で擬装した1/2tトラック?
入念な擬装によりどうみても茂みが動いているようにしか見えず、
ものすごいシュールでした…w
動画の方がわかりやすいので他の方の動画をご参照ください

こちらは、機体両側に87式地雷散布装置を装備したヒューイ
空中散布地雷は容易に発見されてしまうものの、迅速に地雷原を構築できるというメリットがあります

エクストラクションロープで吊るされて離脱する偵察隊員
このままの状態で演習場入口近くの駐機場まで運ばれて行きました…w


敵の反撃を抑えるべく攻撃を加えるコブラ
右画像の手前に見える車両は射撃体勢の中距離多目的誘導弾です

同じく攻撃するアパッチは横一回転するんじゃないかと思わせるほどのヒネリをみせます
実際宙返りできるらしいので一度みてみたいなぁ

アパッチはこのくらいの角度が一番かっこいいと思う
異論は認める


離脱するOH-6D(左)と12.7mm重機関銃搭載のヒューイ(右)
左画像から、どれくらい低高度なのかお分かり頂けると思います

海自輸送艦から揚陸(想定)され近接防空のため展開する87式自走高射機関砲
その形状からファンからは「ガンタンク」と呼ばれますが、搭載砲は対空用の35mm機関砲です

火力支援のため展開する多連装ロケットシステム自走発射機
ちなみにクラスター爆弾規制条約批准のため、現在条約にひっかからない単弾頭ロケット弾を調達中です

友軍の攻撃で弱体化した敵軍に対し突撃する空挺隊員
背嚢?にも擬装が施されているのがわかります

空挺隊員につづいて突撃する10式戦車
良い感じに砂埃を巻き上げていてかっこいい(こなみ)

同じく突撃する96式装輪装甲車(Ⅱ型)
Ⅱ型はイラク派遣仕様に準じたタイプで、ボルト止めの増加装甲やキューポラ左右の
装甲板が追加されているのが確認できます
OD一色なのでちょっと米軍のストライカーっぽいなと思いました

こちらも珍しいアグレッサーの74式戦車
アグレッサーとは実戦形式の訓練で敵役を演じ部隊訓練の支援を行う精鋭部隊で、
正確には部隊訓練評価隊 評価支援隊 戦車中隊(北富士駐屯地)の所属です
敵軍を演じるため差別化の意味で、塗装が通常の2色に黒が加わった3色になっています
アグレッサーだと気付いた一人で興奮してしまいましたが空砲射撃の瞬間は撮れず…

車両につづいてヘリも編隊を組んで突撃!
ヘリに限っていえば総火演と変わらないスケールの展示でした

そんなこんなで突撃は成功
今回も自衛隊の大勝利に終わりました!
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た や |i ヽ | ト/人7} 〃〃 〃〃´ ∠イr 'ちノ::::: | ふ 領
え っ |i / ・ i イ:リ::::| '、 |:::::rイ:::::::: | え 土 (←ふえない)
ち た |i t / i:::::ハ r‐--ー、 /ハi!:::::::::::::::: | る が
ゃ ね |i 〃 ● ハ::::::: \ .イ_ _,,ツ イ/'/:::::::::::::. < よ
ん |i r一 ヽ ) /i::ハi::::i:::::>,, ___ _,, ´ /,,ハ/|/:::ii:::::::: | !!
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訓練展示が終わり撤収していくパトリオットミサイル発射機
操縦席の隊員は陸自とは異なる空自のデジタル迷彩服を着ています

隊員たちに訓示をする中谷大臣
マスコミの皆さんいい位置にいられるんだからもっと撮ったもの流して下さい!なんでもしますから!
<装備品展示>
スピーカーからは大臣の有り難いお話が流れていますが、
演習場入口近くの装備品展示会場にさっさと移動します
行き以上に一斉に観客が動くためものすごい行列の中テクテク歩き、展示会場に着いて開場を待っていたとき
なにやらヘリのローター音( (;´Д`)ノθヴイィィィン ではない)がするので上空をみると…

なんと初見の要人輸送ヘリEC-225LP(画像左、右はチヌーク)が飛び去っていきました
目当てのひとつだったので撮り損ねてガッカリorz
気を取り直して13時になり開場されると同時に中へ
展示された全装備を撮りましたがその一部をご紹介します

OH-1観測ヘリ(機体番号:32633)
高い運動性を有する国産ヘリで、今回もアパッチに勝るとも劣らない機動をみせてくれました

UH-1J多用途ヘリ(機体番号:41862)
コックピット上にあるツノっぽいものはワイヤーカッターで、低空飛行時にローターに
絡まると危険な電線等を切るためのものです

AH-64D戦闘ヘリ(機体番号:74504)
13機しか導入されなかったこの戦闘ヘリは、今回航空学校霞ヶ浦校から参加したようです

CH-47JA輸送ヘリ(機体番号:52964)
JA型は大型燃料タンクを搭載して航続距離を延ばす等の改修を施したタイプです

NBC偵察車(中央特殊武器防護隊第102特殊武器防護隊)
核兵器・生物兵器・化学兵器への対処を行う車両で、ガルパンにもちょっと登場しました

03式中距離地対空誘導弾(高射教導隊第4高射中隊)
現在配備が進められている国産の地対空ミサイルの発射機です
せっかくだからより新しい11式短距離地対空誘導弾を持ってきてほしかったなぁ(ボソッ

88式地対艦誘導弾(特科教導隊第6中隊)
80式空対艦誘導弾をベースに開発された地対艦ミサイルの発射機です
せっかくだからより新しい12式地対艦誘導弾を(ry

中距離多目的誘導弾(普通科教導連隊対戦車中隊)
現在配備が進められている多目的ミサイルで、重MATと中MATの後継とされているため
普通科連隊の対戦車中隊と各普通科中隊の対戦車小隊を統合する再編が予定されています

155mm榴弾砲FH-70(第1特科隊第4中隊)
陸自の主力榴弾砲で補助動力装置による簡易的な自走能力を有するのが特徴です
なお手前のトラックは砲の牽引や人員等の輸送を行う中砲けん引車です

120mm迫撃砲RT(第1空挺団特科大隊第1中隊)
フランスの会社が開発した重迫撃砲で、前述の通り本来は普通科装備ですが
空挺団では野戦特科が装備しています

10式戦車(第1戦車大隊第1中隊)
ゲリラコマンドへの対処も考慮されて開発された陸自の最新型戦車だけあって首都圏を守る第1師団隷下の
戦車隊に早々に配備されましたが、新たな防衛大綱において本州から戦車隊をなくすことが計画されているため
この部隊のヒトマルが見れるのは今のうちかもしれません

89式装甲戦闘車(普通科教導連隊第1中隊)
兵員の輸送や火力支援、ある程度の対戦車戦闘などを行う国産IFVです
その装甲と人員輸送能力から2014年の御嶽山噴火に際して災害派遣されました

軽装甲機動車
2002年の配備開始以来、海外派遣や災害派遣など広く用いられてきた軽装甲車両です
以前の降下訓練始めで部隊独自改修により12.7mm重機関銃を搭載した本車が登場したとのことで
期待していましたが、今回は登場しませんでした

偵察用オートバイKLX-250
世界的にも珍しい偵察任務にあたるオートバイです(他国では連絡用が主)
この角度からはKAWASAKIという社名がよくみえます
という感じで一通り装備品展示を見たのち、帰りたいのに一向に動かない
一般車両の列を横目に徒歩で演習場を後にしました
例によって帰宅客で大混雑の路線バスに揺られて津田沼駅に向かい、電車を乗り継いで帰宅しましたとさ
毎年寒いイベントと聞いていたものの風が弱く日差しもあったため比較的快適で、
アグレッサー74式戦車や「動く茂み」など珍しいものも見れたので大満足のイベントとなりました
それでは今回は以上ノシ
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