最近読んだミリタリー系マンガ紹介
■軍靴のバルツァー (既巻7巻)
![]() | 軍靴のバルツァー 7 (BUNCH COMICS) (2014/12/09) 中島 三千恒 商品詳細を見る |
・あらすじ(新潮社HPより)
十九世紀帝国主義時代。軍事大国から派遣され、同盟小国バーゼルラントの士官学校へ教官として赴任した
バルツァー少佐。彼への指令は同盟国の軍政改革を推し進めるというものだったが、バーゼルラントの
前時代的な戦略戦術論と旧式の兵器の前に悪戦苦闘を続ける毎日。挙げ句の果てに同僚教官と衝突することに!!
近世士官学校の日常と兵器や戦術を緻密に描写した新ジャンル歴史漫画スタート!!
・感想
近代ヨーロッパをモデルとした架空の世界を舞台に、エリート青年将校と士官候補生たちが戦いに
身を投じていく架空戦記です。士官学校での話から実戦へと展開していくストーリーはテンポがよいだけでなく
訓練風景や戦術の解説なども丁寧に描かれており、私のようなにわかにも優しい仕様となっています。
作画は表紙に劣らないクオリティーで書き込みもすごいですが、たまにデッサンが狂っている
コマがあるのが少々気になりました。
また、比較的硬派であるがゆえに登場人物は男ばかりですが、家の事情で男として
育てられた男装女子が登場するのでその点も安心です。
■大砲とスタンプ (既刊3巻、12月22日4巻発売)
![]() | 大砲とスタンプ(4) (モーニング KC) (2014/12/22) 速水 螺旋人 商品詳細を見る |
・あらすじ(モーニングHPより)
銃の代わりにペンを持て!
戦争の裏方・兵站(へいたん)軍所属の、熱血官僚主義っ娘マルチナ・M・マヤコフスカヤ。
彼女の主な任務は物資の輸送や補給。
前線兵士に馬鹿にされようが、振り回されようが、私は信念貫きます!
「私たちは書類で戦争してるんです!」
・感想
「素人は戦術を語り玄人は戦略を語りプロは兵站を語る」などといいますが、こちらは数少ない兵站モノの漫画です。
二次大戦下のソ連っぽい国の兵站軍を中心に描かれ、丸っこいかわいい絵柄ながら
モブがホイホイ死ぬところも魅力のひとつ…かな?w
しかし、兵站ものといっても事務仕事話の割合が徐々に減ってきている気がする点が少々残念です。
同じ作者の「靴ずれ戦線 魔女ワーシェンカの戦争」(全2巻)もオヌヌメ。
■シェイファー・ハウンド (既刊4巻、4巻は未読)
![]() | シェイファー・ハウンド 4 (ジェッツコミックス) (2014/09/29) かたやま まこと 商品詳細を見る |
・あらすじ(ヤングアニマル嵐Wedより)
彼女らは死を怖れない。自らは消耗品だと育てられたから。命は、ライフル一丁、手榴弾一個と同等だから。
だからぶっ壊せ! 撃破せよ! 敵はすべて粉微塵に!
とびきりイカレた女猟兵どもの名は――シェイファー・ハウンド!!
第二次世界大戦のドイツをモチーフに、マンガの域を超えた作画表現と常識を壊す
ストーリーを展開するガチンコ戦車バトル、開幕!!
・感想
二次大戦後期のドイツ軍が試験的に創設したという設定の女性部隊の活躍を描くハードめな作品です。
リアル寄りのキャラ絵もしっかり書き込まれた兵器も作画のレベルは高いと思いますが、
掲載誌ゆえに時折はさまれるエロ要素が他のシーンから浮いており世界観に入り込めない感じがします。
やはりシリアスな萌えミリというのはなかなか難しいのかなーと思ったり…
どうでもいいけど眼鏡っ娘の「マイタ」というキャラをみて門脇舞以さんを思い浮かべたのは私だけでしょうか。
■重機甲乙女豆だけど (既刊3巻、3巻は未読)
![]() | 重機甲乙女 豆だけど 3 (芳文社コミックス) (2014/12/16) 真鍋譲治 商品詳細を見る |
・あらすじ(週刊漫画TIMESHPより)
1480年代イタリア。ローマ法王庁を中心に貴族たちは、表面上は穏やかな日々を送っていた。
しかし、その平和は急激に版図を拡大していたオスマン帝国によって破られた。
しだいに焦りを感じ始めた法王ペロン1世は、法王庁を中心とした神聖同盟(十字軍)を結成し、
各諸侯に参戦の号令を下した。
イタリア内の小国ガルマを治めるジョヴァンニ・ダンピアーノもその命をうける。
ガルマは傭兵料で国を支えている貧乏国家であり、装甲師団として法王庁と契約をしていたのだ。
こうして、貧乏師団は、戦場へと送り出されることに…。
・感想
中世ヨーロッパ世界を舞台に二次大戦期の兵器技術で戦う架空戦記です。
奇妙な組み合わせですがうまくマッチしており、豆戦車隊を中心に描かれる戦闘と
貴族やら宗教やらが絡み合う政治劇が両立したストーリーとなっています。
戦争をシリアスに描きつつもヒロインたちが明るいためいいバランスですが、
エロ漫画も描く作者なので今後ヒロインが敵に捕まってゴニョゴニョとかあって欲しいような欲しくないような…w
敵戦車として登場する「ヤウズ」は菱形戦車にティーガーⅡの砲塔を載せたような外観ですが、
チャーチルみたいでかっこいいと思います。
■まりんこゆみ (既刊3巻)
![]() | まりんこゆみ(3) (星海社COMICS) (2014/07/10) 野上 武志 商品詳細を見る |
・あらすじ(4ページマンガ最前線より)
目指すは“アメリゴ大統領”!
フツーの日本の女子高生・ゆみの就職先は史上最強のアメリゴ海兵隊(マリーンズ)!?
『セーラー服と重戦車』の野上武志が新たに描く、萌え×燃えの海兵隊ライフ!
・感想
一言で説明すると「美少女版フルメタル・ジャケット」といった感じで、アメリカ(作中ではアメリゴ)
海兵隊の女性兵士の任務や生活をフルカラーで描く作品です。
女性元海兵隊員が原案を務めているため海兵隊描写のリアリティは折り紙つきで、
お仕事ものとしても十分な読み応えがあります。
3巻からは沖縄の基地に配属された主人公たちの生活を描いており、
(創作部分もありますが)現実世界のことを考える際にも役立つ内容だと思います。
あと単行本の欄外にある編集部のコメントは正直いらない気が…w
なお、本作品は週一更新の無料Web漫画なので気になった方は見てみてくだしあ。
■これからコンバット (既刊3巻)
![]() | これからコンバット 3 (芳文社コミックス) (2014/07/08) 森尾正博 商品詳細を見る |
・あらすじ(週刊漫画TIMESHPより)
お気楽会社員・小西ゆいの働く部署に異動してきた女性・千石は、
いつもものものしいアタッシェケースと共に通勤している。
独特の雰囲気を持つ千石が気になるゆいがあとをつけると、
たどり着いたのは、屋内サバイバルゲームフィールドで…!?
気軽に楽しめて奥が深い!?サバイバルゲームの魅力に迫る!!
・感想
以前紹介したように複数あるサバゲー漫画のうちのひとつです。
先行作品と違って主人公が大人なので年齢規制の問題もクリアできていますし、
個性的な男キャラも出てくるため話に幅があり、私が読んだサバゲー漫画のなかでは一番面白いと思います。
表紙と扉絵は主人公のかわいい絵ですが、内容は比較的ちゃんとサバゲーしているので
萌え一辺倒というわけでもありません。
3巻に出てきた東京マ○イのVSR-10ガンサウンド(引き金を引くとBB弾が発射されると同時に銃声が
スピーカー等から流れるもの)は元々「どうなのコレ?」と思っていましたが、これを読んでから欲しくなりましたw
さて、いかがでしたでしょうか。
以前の記事で紹介したさばげぶがアニメ化され
艦これやみりたりのアニメも控えた昨今、お気に入りのミリタリー系漫画を見つけるとアニメを先取りできるかもしれません。
今回紹介したもの以外にも面白い作品は色々あると思うので、皆さんも探してみてください!
それを私に紹介してくれたら、それはとっても嬉しいなって
では今回はここまでノシ
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| レビュー・紹介(一般) | 21:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
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