群馬大学GA研究会 なんでもにっき

群馬大学サークル「GA研究会」です。会合記録や イベントレポート、個々人の研究、突発企画なども書いていきます。お楽しみに!

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

【ポケモンBW2】「初手固定論理」亜種、ショケサイクル構築【パーティ構築】

「初手ボルト式猫騙し」というブログで提唱されている「初手固定論理」が強いと思ったので組んでみました

初手固定論理とは…

○初手に出すポケモンを決めておいて、初手負けをなくす論理なのだ!

○初手には対面性能の高いポケモンを置くと強いのだ!

○語尾にはレートで勝てる自信があるものにのみ許される口調「~~のだ!」を使うのだ!

○一人称は自信のある人の象徴、「僕」なのだ!

○役割論理の「ヤケモン」よろしく、初手固定するポケモンを「ショケモン」というのだ!
  EX)ショノガッサ・ショティオス・ションドロス

○そして、初手固定構築のことを「ショウティー」というのだ!


以下が、初手固定論理を(僕なりに)理解して組んだショウティーなのだ!
ラティオスメタグロスカイリューウルガモスパルシェンキノガッサ
ラティオス/メタグロス/カイリュー/ウルガモス/パルシェン/キノガッサ
ポケモン技1技2技3技4持ち物性格
ラティオス竜の波動波乗りめざ炎トリック拘りスカーフ臆病
メタグロスアームハンマー冷凍パンチステルスロック大爆発イバンの実意地っ張り
カイリュー逆鱗地震神速竜の舞ドラゴンジュエル陽気
ウルガモス火炎放射虫のさざめきめざ地蝶の舞虫のジュエル控え目
パルシェン氷柱張りロックブラスト氷の礫殻を破る命の珠意地っ張り
キノガッサ種マシンガンマッハパンチ岩雪崩カウンター気合の襷寂しがり

最高レート1756
その時の戦績は36戦32勝4敗と中々の成績なのだ!

…と、ここで止めておけばいいものを、調子に乗った性で4連敗
途中でパーティ変えたりしましたが、この構築の最終戦績は55戦44勝11敗のレート1701です

大分気合い入れて組んだパーティなので、いつもより解説は長めです

以下解説

(編集者:飛びイカ


【全体概要】

選出ポケモンや択の少なさが際立つシングルバトルでは、初手の有利不利が試合を左右することが多いのが現状
それ故、初手には素早さの早いポケモンや気合いの襷によるタイマン性能が高いポケモンを置くことが一般的です

初手固定論理では、そういった初手に置いても安定するポケモンを「ショケモン」と分類し
初手に出すポケモンを決めておくことで「初手負け」を無くすと共に「選出における思考停止」を目標としています

(選出における思考停止とは、選出に頭を悩ませる率を下げ、試合ごとの負担を軽くするという意味です)

そのため純正の初手固定論理を採用したショウティーではショケモンは原則1匹
他の面子はそのショケモンとの相性を考えた布陣とします


(例えば発祥元の「初手ボルト式猫騙し」さんのショウティーではショケモンに「襷ガブリアス」を置き、)
(他の面子で補う構築となっています)

しかし、この考えにも穴はあります(個人的な考えです)

当たり前ですが、いかにショケモンが安定するポケモンと言っても、
全てのポケモンに対応することは不可能です

必ず苦手な相手や突破されてしまう相手は出て来るでしょう
襷ガブリアスで言えば、スカーフパルシェンには何も出来ないので、数の上で不利になるのは明白です

そこで、ショケモンを複数置き、そのショケモン同士で対応するポケモンを予め決めておけば、
初手負けによるリスクを確実に排除できるのではないかと考えました


言うならばショケモンによるサイクル「ショケサイクル」です

今回の構築ではラティオス(ショティオス)・メタグロス(ショタグロス)・キノガッサ(ショノガッサ)によるショケサイクルと
カイリュー・ウルガモス・パルシェンによる純正積みサイクルを合わせることで
ショケモンで得たアドバンテージを失うことなく、攻め続けられる構築を目指しました

またショケモンでサイクルを組んでいるので、初手固定論理という考え方に沿った戦い方だけでなく
ショケモン3体で対面構築のように立ち回ったり、積みポケ3体で本来の積みサイクルのように立ち回れるので
相手の構築に合わせて柔軟に選出できるのも、このパーティの強みであると思います




【ショケサイクル概要】

まず、以前のカバドリュで使っていた襷ガッサが強く、是非ともショケモンとして採用したいと考えました
そしてこの段階でショケモンと積みサイクルを組み合わせる構築のビジョンは見えていました

しかし、襷ガッサを採用してしまう弊害として、
ステロを撒く役割を持つポケモンに(当たり前ですが)襷を装備させることが出来ません
それ故、襷マンムーや襷ガブリアスなどの、タイマン性能が高いステロ撒き要員は採用できなくなってしまいました

そこで採用となったのがメタグロスです
メタグロスは昨今増加傾向にあるパルシェンに強く、耐久も高いので打ち合いに強く、比較的安定してステロを撒けるポケモンです
また、メタグロスとカイリューは弱点が被らない組み合わせですので、
積技サイクルの始点とも言えるカイリューの強さを引き出してくれるポケモンとも言えます

襷キノガッサとメタグロスの組み合わせでは相手の炎タイプ、具体的にはシャンデラやヒードランなどに弱くなってしまいます
これらのポケモンは初手に出て来ることも多いので、炎タイプに強いラティオスを採用しました
(この場合の「強い」は初手に置いて出し負けないという意味で、実際に倒せなくても良い)

ラティオスは上記の炎タイプに強いだけでなく、トリックによる技縛りにより、
壁張りやステロを撒いてくるポケモンの妨害も可能なポケモンであり、
キノガッサ・メタグロスとは違ったタイマン性能を持ちます
さらに、トリックによる技縛りは、後続のカイリュー・ウルガモス・パルシェンの積みをサポートするという意味でも
非常に噛み合っていると言えます


最後にこの3体では対応しづらいウルガモス・ハッサム・ランドロスを意識して、キノガッサには「岩雪崩」「カウンター」を採用しました
この2つの技を採用することで、現在レートで初手に出てきやすいポケモンを軒並み対応することが可能になりました

ショケモンを3体採用することで、相手のパーティに合わせてショケモンを選択しつつ、
有利な試合運びが出来るようになったと思います



※ショケモンを3体採用したことで、「初手固定論理」のメリットである
 「選出における思考停止」が損なわれているようにも感じるかもしれません
 しかし、実際には「相手のパーティに○○がいたら△△を初手にする」と事前に決めているので、選出は非常に楽です
 また、ショケモンは対応範囲の広さとタイマン性能の高さが売りなので、
 万が一想定していたポケモンと違うポケモンが来た場合でも、一方的に不利になる事はありません

※ショケサイクルでは、あくまで対応するポケモンを散らした3体の組み合わせであるので
 本当の意味で綺麗な三角形を作る必要はありません
 具体的にはラティオス・メタグロス・キノガッサの三体の相性補完はそれ程ではなく、
 ラティオス・ヒードラン・キノガッサの方がサイクルと呼べます
 しかし、ヒードランはショケモンと呼べるほど対応範囲が広くなく、ラティオス・ヒードランの並びは
 積みサイクル3体の苦手なバンギラスを呼び込みがち
 ステロ撒き役はバンギやギャラドスに弱くないポケモンが望ましかったので、
 今回の構築ではメタグロスの方が噛み合っていると思います

具体的なショケモン選択については【個別解説】の後の【各ショケモンの対応ポケモン一覧】にまとめておきます






【個別解説】

採用順に書いていきます
ただし積みサイクルは3匹セットなので順番に意味はありません



【キノガッサ(ショノガッサ)】※Bの個体値は0です

寂しがり(A↑B↓):H136(4)-A200(252)-B76-D80-S122(252)

種マシンガン/マッハパンチ/岩雪崩/カウンター@気合の襷

※カウンターガッサについては「ポケモン妄想録」さんの記事の影響を受けています
 「うわあああああああああああああ」


対応範囲の広い襷ガッサ
今回はカウンターを覚えさせています
このキノガッサが本当に強く、この構築の強さの体現者であると感じています

カウンターの地雷性能は高く、ハッサムやランドロスのとんぼ返りや、
(最近多いと感じている)ラムを盾に殴ってくるブシンなどに見事に刺さります

カウンターのあるなしでは、初手の置きやすさが段違いなので、これで間違いないと思います

ガッサで胞子を採用しない是非ですが、個人的にテクニガッサの胞子が使いづらいので切って問題なかったです
胞子は身代わりと合わせて使うことでアドを維持できる技であって、素の状態で胞子を撃っても安定しないからです

むしろ胞子よりも岩技の方が必須です
岩技があればボルトロス・ウルガモス・ギャラドスなどの、所謂ガッサに強いと言われているポケモンとの強弱関係が逆転し
初手アドからの流れを後続に任せやすくなるからです

また、それに関連して、今回の岩技は「岩石封じ」から「岩雪崩」に変更しました
初手ガッサでは岩技を撃っていく場面がとても多く、命中率の差がそのまま勝率に影響を及ぼすからです
特にこの構築では、初手から相手のウルガモスがドヤ顔で降臨してくるので、
こちらもドヤ顔で岩雪崩を撃つことで対応していました

命中率って重要





【メタグロス(ショタグロス)】

意地っ張り(A↑C↓):H187(252)-A187(116)-B151(4)-D125(116)-S93(20)

○補正なしA252振りガブリアス(実値A182)の地震、最低乱数以外で残HP25%
 同条件ガブリアスの地震&鮫肌ダメ(23ダメ)を最高乱数切り耐え

○補正なしA4振りガブリアス(実値A151)の地震&鮫肌ダメで最低乱数以外で残HP25%

○補正なしA252振りマンムー(実値A182)の地震&氷の礫を確定耐え

○補正なしC252振りボルトロス(実値C177)の10万ボルト2発で残HP25%

○補正なしC252振りラティオス(実値C182)の眼鏡波乗り2発で残HP25%

アームハンマー/冷凍パンチ/ステルスロック/大爆発@イバンの実


ショタっ子グロス

襷がキノガッサに渡ったことで、襷を持つステロ要員は採用できません
そこで注目したのがステロメタグロス
初手スカーフパルシェンに怯えることなくステロを撒いてく姿はぐうイケ

メタグロスは600属で耐久が高く、様々な技を覚えることが出来るポケモン
今回はルカリオやテラキオンなどの襷を持っていそうな格闘、
及びバンギとユキノオーに刺さるアームハンマーと竜全般やボルトロスに刺さる冷凍パンチを選択

格闘&氷の範囲の広さはローブシンで織り込み済みです

そして最後の枠に大爆発を覚えさせました
大爆発は抜群を取ったアムハンよりも威力が高く、最後っ屁には十分
起点になりやすいウルガモスを確定で倒すことが出来るので、汎用性という意味では十分です

しかし、これだけでは問題が発生してしまいます
それは先制技であるバレットパンチを採用していないため、襷ガブ・襷マンムーなど
本来メタグロスで勝てたであろう相手に対面で勝てないという事態が発生してしまうことです

この2匹はキノガッサでは処理がし辛く、ラティオスならば対応可能ですが
試合運びを安定させるにはメタグロスでも相手をしなければならないポケモンなのです

(ラティオスは相手のガブがスカーフか襷かの2択を迫られるのが面倒で、トリックが安定するように見えて)
(その実(トリックを仕掛けるプレイングは)パルシェンの選出を強要されてしまいます)
(こういった理由から、ガブの相手をラティオスに任せっきりなのは宜しくなく)
(キノガッサは鮫肌ガブのスリップダメで襷が無くなり、)
(マンムーには氷柱張りを切った個体にしか勝てないので初手には置けません)
(つまり必然的にそこそこ有利なはずのメタグロスでこの2匹を見ることが求められたのです)

そこで考えたのが、メタグロスの持ち物にイバンの実を採用することでした
イバンの実は残HPが25%以下の時に素早さが1度だけ実値S999になる木の実
イバンの実をメタグロスに持たせることで、ガブリアスやマンムーの地震でイバン圏内までHPが削れ
バレットパンチが無くとも、次ターンに先制して両者を倒せるようになるのです


さらに相手のマンムーやガブリアスが地震を選択しないでステロを撒いて来た場合
こちらのメタグロスはイバンを隠したままガブ・マンムーを落とすことが出来ます
そして、後から出てきた抜きポケに対してイバン大爆発を叩きこむという芸当も可能です

今回のメタグロスの調整はいわゆるテンプレ配分ですが
この調整は相手の攻撃を1度ないし2度耐える調整であるので、イバンの実を割と頻繁に発動させることが可能です
木の実は相手依存で安定感が無くて嫌いでしたが、イバンは発動した際のアドが半端なく、とても強力な持ち物だと思いました

私信ですが、イバンの実をゲットするために奔走してくれたメンバーの焼きイチゴとまっつん、
及び他のポケモン勢のみんなに感謝の意を表明します

紅の苺さんありがとう!░▒▓█▇▅▂∩(・ω・)∩▂▅▇█▓▒▒





【ラティオス(ショティオス)】※めざ炎理想個体31-30-31-30-31-30想定

臆病(A↓S↑):H157(12)-B100-C181(244)-D130-S177(244)

竜の波動/波乗り/めざ炎/トリック@拘りスカーフ


ショケサイクルの1匹、ショティオスです

このショティオスの役割は構築全体で重めな炎タイプに対して初手に置き、アドを取る事と
先制トリックを仕掛けることで壁張りやステロサポートなどの搦め手をしてくるパーティを妨害し、
さらには高いSから終盤の抜きを狙う事の3つです

「初手ラティオスでトリックしてくる奴は(オレ以外)死滅すればいいのに」
前回のノーザンクロス構築を使っている時に痛感したことですw

初手ラティオスの拘りトリックは、ラティオスよりもSが低い相手を強力に制限する技で
ラティオスに有効な攻撃は後続の起点、後続を見据えた攻撃はラティオスに通り辛く、
補助技なんかをトリックされたら目も当てられません

初手ラティオスのトリックは僕自身も愛用していただけに、
相手に使われた(使われるかもしれない)時の圧力は凄まじいものがありました

今回はトリックラティオスのテンプレと反して、スカーフを持たせました
というのも、ラティのトリックによる技縛りはSが下の相手に強力な効果を発揮します
しかし現環境ではラティオスよりも早い壁張り・ステロ撒きとしてライコウやアグノムが存在します
それらの相手と対峙した際に、確実に先手トリックを決められるスカーフラティオスに強さを感じました


また、スカーフトリックはウルガモス・カイリューとは残念ながら相性が良くありませんが
今回の真のエースであるパルシェンとは相性の良い戦法です

パルシェンというポケモンは積みの際に耐久も同時に下がってしまうポケモンです
先制で殻を破るを選択してしまうと、下がった耐久によって大ダメージをこうむってしまいます

しかしラティオスでスカーフトリックを行うことで、後続のパルシェンが確実に後攻になる場面が増え、
比較的安全に殻を破る事が可能です

さらにパルシェンは先制技の氷の礫の存在により、スカーフが渡った相手が氷弱点であれば、
積んだのに抜かされた!という事故もなくなります

さらにラティオスにスカーフを持たせることは相手のスカーフガブリアスに対する保険にもなります
この構築のウルガモス・カイリューは強力な抜きポケモンですが、
素早さの関係上、相手のスカーフガブリアスに先制できません
しかし、スカラティはスカガブに先制することが出来るので、
万が一スカガブに抜きポケを止められてしまった場合でもガブを縛りかえすことが出来ます


努力値と技構成は悩みましたがCS極振りの「竜の波動/波乗り/めざ炎/トリック」になりました
このラティオスは相手の補助技を縛り、そのまま攻撃することも多く、攻撃性能を損なうことは宜しくないと思いました
特にめざ炎は是非とも採用したかった技であり、襷ガブリアスにトリックを仕掛け襷を受け取り
襷を盾に抜きを狙ってくる珠ハッサムにめざ炎を撃ちたかったからです


波乗りは最初、置き土産でしたが、バンギにある程度負担を掛ける技が無いと
後出しHDバンギがトリックで縛られているのにも関わらず岩雪崩を連打してきて、
後ろの抜きポケが展開しづらくなるので必要だと思いました






【カイリュー】

陽気(C↓S↑):H167(4)-A186(252)-B115-D120-S145(252)

逆鱗/地震/神速/竜の舞@ドラゴンジュエル


ステロメタグロスを採用した時に、採用がほぼ決まった竜ジュエルカイリュー

竜ジュエルカイリューの良い点は

○+1逆鱗耐えとか甘えたポケモンが吹っ飛ぶ

○カイリュー同士のミラーマッチでいきなり逆鱗が撃てる

○ジュエル温存しとけば+1ジュエル逆鱗でパルシェンが憤死→起点にならない


などなど
やはり舞った後の高火力が魅力的
特に重要だと思ったのがカイリューミラーでの強さとパルシェンの起点にならないこと

シーズン9ではカイリュー・パルシェンがとても多く、この2体に隙を見せないことは構築における必須条件でした
また、クレセリアなどの高耐久なポケモンも多数いたので、竜ジュエルの強さを実感できる場面は多かったです

今回はサブウェポンに地震を選択しました
これはメタグロスとの兼ね合いに由来します

メタグロスは高い耐久を持っているので、安定してステロを撒くことが出来ますが、炎タイプには1撃で落とされてしまいます
特に環境に多い炎タイプはウルガモスとヒードランは苦手な相手です
カイリューはメタグロスから繋ぐポケモンなので、これらの炎ポケモンとの対峙も必然的に多くなります

サブウェポンの地震はヒードランに抜群で通る技であり、メタグロスから繋ぐ場合には必須とも言える技です
そして非接触技ということもあり、ウルガモスの炎を体による火傷事故を未然に防ぐことも可能です


さらに、積みサイクルの面子は総じてバンギに対して隙を見せやすい面子で構成されていますので
バンギに対して暴走しないで責めて行ける地震はとても強い技だと思いました

炎のパンチとかいう低火力技にはもう戻れません






【ウルガモス】※めざ地理想個体31-31-31-30-30-31想定

H167(52)-B86(4)-C198(200)-D125-S152(252)

○+1ジュエルさざめきでHD慎重バンギをステロダメ込み確定

○最速Wロトム抜き実値S152

火炎放射/虫のさざめき/めざ地/蝶の舞@虫のジュエル


久しぶりの控え目ガモス
カイリューの項でも書きましたが、積みサイクルは対バンギラスが1つのポイントであるため
ジュエルを持ってるのにバンギラスに対して強気に選出できないガモスとかゴミだと思ったので控え目にしました

控え目にしたことで相手のスカーフ勢に抜かされることが多くなりましたが、
このウルガモスはパルシェンの苦手なクレセやブシンなんかに圧力を掛けたかったので、特に不満はありませんでした
スカガブとかパルシェンで起点にしてしまえば良いし(短絡的)

ただ、めざパに関してはめざ氷も欲しいと思う場面がありました
カイリューの項にて「竜ジュエルカイリューは珠パルの起点にならない」と書きましたが
逆を言うならこちらの珠パルもカイリューを起点にするプレイングに不安が残ります
めざ氷ならカイリューを誘うウルガモスでカイリューを突破できるので、パルシェンに頼る場面が減ることになり
結果、相手のカイリューの型による事故が減ると思いました

ただ、その場合相手のヒードランとかシャンデラとかが一層重くなるわけで
この構築において「これ!」と断言できないのがこのウルガモスのめざパでした





【パルシェン】

意地っ張り(A↑C↓):H129(28)-A161(252)-B201(4)-D66(4)-S118(220)

○HP:10n-1

○準速ハッサム抜き実値S118

氷柱張り/ロックブラスト/氷の礫/殻を破る@命の珠


今シーズンとても刺さっていたと感じた珠パルシェン
地味にS調整に迷いました
(コメントでドヤ顔で解説しつつ、実際には自分も悩んでた系プレイヤー)

この6匹の並びを見た時にまず思ったのが、珠ハッサムを止められるポケモンがいない、ということでした
メタグロスをヒードランにすれば問題解決だと思い、メタグロス→ヒードランにして運用してみたこともありましたが
今度は初手から積みサイクルの苦手なバンギラスを呼びまくる構築となってしまい全く強くありませんでした
そのため、この6匹の並びで珠ハッサムに対してある程度の解答を出さなければなりません

まず珠ハッサムというポケモンですが、珠ハッサムは1度の積みで高い攻撃性能を得ることが出来るポケモンです
しかし、実際には「事前のステロ」「剣の舞」の2ターンを必要とするポケモンであり
事前のステロに対して「ステロを撒かせない」「ステロをトリックで固定する」で展開を未然に防ぎ
ハッサムに対しては「ハッサムに剣の舞を積ませない」「ハッサムの攻撃で倒されない」ことが出来れば
珠ハッサムに負けることは減ります

そこで珠ハッサムに対応するため、既述のラティオスにめざ炎を搭載し
この珠パルシェンを準速ハッサム抜きの実値S118まで振る調整を施しました

現環境の事前のステロ撒きは襷ガブリアスであることが多く、襷である以上、確実にステロは撒かれてしまいます
そこでラティオスVSガブリアスの対面で先制トリックをすることで襷を奪いつつステロで技固定し
襷ラティオスの技範囲で後続の抜きポケモンに圧力を掛けることが可能になります


また、万が一ラティオスが倒された後に珠ハッサムが出てきた時の保険として、この珠パルシェンの実値S118が生きてきます
パルシェンVS珠ハッサムの対面では、相手のハッサムは物理耐久の高いパルシェンに対して虫食いを選択することが多いです
しかし、パルシェンのSがハッサムを抜いていれば先制で行動できる訳ですから、
ハッサムに対してロクブラを撃って削っていくことが可能になります


ただ、ここまでSに振ってしまうと持ち前の物理耐久が無くなってしまうという欠点が生まれてしまいます
珠ハッサムとかそこまで数が多くないだろう、と割り切るなら
実値S113の準速ユキノオー抜き程度に抑えておいた方が良いと思います





【各ショケモンの対応ポケモン一覧】

ショケモンは初手に置くポケモン
ショケサイクルとは、対応ポケモンを散らすことで初手負けのリスクを極力減らすというもの
では一体どのショケモンがどのポケモンに対応しているのか?

ここでは各ショケモンの対応している「初手に来そうなポケモン」をリストアップしていきます
ショケサイクルを使う上での参考にしてください

【キノガッサ】

[普通に攻撃する相手]

ボルトロス/ニョロトノ/ウルガモス/ヒードラン/スターミー/ナットレイ(雨パ)/カバルドン
バンギラス/ドリュウズ(型破り)/サザンドラ/など


※草・闘・岩で弱点を突ける相手が来そうなら初手に置いてほぼ問題なし

[カウンターをする相手]

ハッサム/ランドロス/ローブシン/ヘラクロス/など他物理多数

※ただしダブチョ持ちの鉢巻きオノノクス、襷&猫騙し持ち、襷&神速持ちなどが居る場合は初手には置きません

備考:ガッサは雨パや砂パなどの天候パに優先的に選出したい駒
   ただし襷持ちの多いユキノオーには対応できないので注意が必要
   カウンターは対物理に対して非常に強い牽制となります
   補助技などでスカされても、物理技のみの相手は引かざるを得なくなるのでアドを取りやすくなります




【メタグロス】

ガブリアス/ボルトロス/ラティオス/ユキノオー/バンギラス/マンムー/パルシェン
オノノクス/ギャラドス/マニューラ/ルカリオ/テラキオン/ダゲキ/など


※格闘・氷で抜群が取れる相手や、メタグロスが本来有利な氷タイプ・竜タイプ、
 襷を持った低耐久ポケモンなどが居る場合には積極的に初手に置きます

備考:メタグロスは高い耐久を持つので、弱点を突く炎タイプでなければ大体仕事をしてくれます
   初手に有利対面を作れたなら、ステロを撒いて後続をサポートしてもいいし、
   単体性能の高さを活かして殴りに行っても良いです
   大爆発は相手の起点にならないための技
   ウルガモスやスイクンなどが展開しようとしてきたらすかさず爆ぜてしまいたい
   この2匹が居る場合は後ろにカイリューを置くことで逆に起点にしていくことが可能になります





【ラティオス】

[初手トリックをする相手]


バンギラス/ローブシン/ガブリアス/マンムー/ユキノオー/パルシェン/エアームド/カバルドン
メタグロス/キノガッサ/アグノム/ユクシー/ライコウ/ヒードラン/など


※ラティオスは基本的にトリックから入ると安定します

[普通に攻撃する相手]

サザンドラ/ヒヒダルマ/シャンデラ/オノノクス/など

※スカーフ炎タイプを苦手とする構築なので、対峙したらトリックしないでさっさと殴ります
 その後はほぼ起点になってしまうので、対面構築のような立ち回りにシフトします

備考:ラティオスはショケモンとして異色のポケモンであり、トリックによって技を縛ることが仕事となります
   そのため、本来苦手であるはずのバンギラスやパルシェンといったポケモンであっても果敢にトリックを仕掛け
   後続の起点となるように立ち回ります
   また、先制トリックはステロや壁サポートを妨害する手段でもあります
   特にこの構築ではステロが刺さるポケモンが多いため、初手ラティオスからのトリックは大きな意味を持ちます
   ステロ撒きのポケモンは襷持ちが多い傾向にあるので、トリックをした後は広範囲の速攻アタッカーとしも活躍が期待できます
   ただし、ライコウなどにトリックをしてしまうと「抜きポケが積んだのに抜かせない」という事態が起きてしまうので
   その場合はラティオス・メタグロス・キノガッサ・カイリューなどのタイマン性能が高い面子で
   対面構築のように立ち回る必要があります



この3匹の対応ポケモンの中で、全員が対応しているポケモンがいます
それはバンギラスです

バンギラスは一致岩技を持つため、カイリュー・ウルガモス・パルシェンに強く、
この3匹はバンギ対面では積むことはかなり難しいです

そのため積みサイクル以外の3体のショケモンには
「バンギを呼ばない」「バンギを倒せる」「バンギを呼んでも(後続が)起点に出来る」
などの、バンギに対応できる要素が求められました

具体的には、キノガッサは格闘ポケモンなので「バンギを呼びません」
また、メタグロスはアムハン持ちなので「バンギが出てきても倒せます」
そして、ラティオスはトリックによって技を縛ることで「バンギを呼んでも(後続が)起点に出来ます」

純正積技サイクルはバンギが場に居座り続けるだけでとても苦しくなってしまうので
パーティ全体を通してバンギに対する解答を持たなければいけないと思います


※パッと思いつくポケモンだけ並べたので、他のポケモンを思い出したら追記します




【選出例】

ここではショケモン3匹に対する、仲間の組み合わせについて言及します

○メタグロス・カイリュー・ウルガモスorパルシェン

メタグロスのステロからカイリューが展開する選出
ステロサポートによりカイリューの止まりづらさが向上するだけでなく、
メタグロスを倒すポケモンは総じてカイリューが起点に出来るので、カイリューの強さがいかんなく発揮されます

残りの1匹は、カイリューが鋼タイプに止められるビジョンが見えるならウルガモス
スカガブなどに上から叩かれるビジョンが見えたならパルシェンを出すと安定します



○キノガッサ・カイリュー・メタグロスorウルガモス

雨パに対して良くする選出
岩技持ちの襷ガッサの対雨性能はとても高く、ガッサ対策のポケモンが岩技弱点ならごり押しが可能になります
もちろん練度の高い雨パ使いにはそうもいきませんが、雨選出をすると襷ガッサが重くなることは必至です


他の2体は雨にも出せるタイマン性能が高いポケモン
雨はアンコールニョロトノの存在もあり、積んで倒すことは難しいので、
確実に相手のポケモンの数を減らすように立ち回ると良いと思います

特に眼鏡キングドラの場合は、ラス1キングドラにしてしまえば技の一貫が取りづらくなります

この選出は何も雨だけでなく、襷ガッサで相手のポケモンを確実に消耗させ
メタグロスのサポートからカイリューで一気に突破したり、カイリュー・ウルガモスで積みサイクルをしていくことも出来ます



○ラティオス・パルシェン・ウルガモスorキノガッサ

ラティオスでトリックを仕掛けることでパルシェン・ウルガモスの抜きをサポートさせる選出
カイリューはラティオスと弱点が被るのであまり一緒には選出しません

ラティオスとパルシェンの相性は良く、トリックからパルシェンが展開できることはとても多いです
また、ラティオスから展開するとステロを撒けない関係上、相手の襷持ちが重くなってしまいますが
連続技の使い手のパルシェンならば襷も関係なしに吹っ飛ばすことが出来ます


ウルガモスはパルシェンが苦手な鋼ポケモンを起点に出来るポケモン
また、ラティオスの弱点の虫に耐性があるので、スカーフで縛られた相手のウルガモスを逆に起点にできますし
苦手なバンギラスに対しても、追い打ちで技が固定されているなら起点にすることが出来ます

キノガッサはタイマン性能が高く、抜きを狙っていくポケモンではありませんが
ラティオスのスカーフが相手の高速ポケモンに渡った場合の抑止力となります
これはキノガッサの持ち物が気合いの襷であることと、先制技のマッハパンチを覚えていることに起因します


基本的にはこの3つのパターンを軸に選出していくことになります

もちろんこれはあくまでパターンを分類しただけなので、例えばラティオス・カイリュー・パルシェンと選出したり
キノガッサ・メタグロス・ラティオスと選出することもあります
要は初手さえ負けないように選出すれば、後は自由に組んでいける構築とも言えます




【参考バトルビデオ】

「80-72623-46151」


ラティオスのスカトリの有用性が証明された試合
この時の技構成は「竜の波動/めざ炎/トリック/置き土産」でしたが、これを機に波乗りに変えました

ちなみに、この方とは既に対戦済みでしたのでお互いにある程度手の内がバレてます
何はともあれ、対戦ありがとうございました




【まとめ】

初手って超重要

以上

おまけ:最近の対戦まとめ
もちろんこれに記されてない試合もありますが一応

このショケモン+積みサイクルという組み合わせは、
依然晒した「レート1800入りした~」と似た思想のパーティだと思います
ただ、この構築はあの時よりもやることが明確に別れ、初手の対応範囲が広いので選出が楽に出来ましたね

この構築は残念ながらレート1800入りは出来ませんでしたが、2度1500代から1700入りを達成しているので結構強いと思います
というか、イバンメタグロスとカウンターガッサとスカーフラティオスが強すぎでしたw
地雷、とまでは行きませんがレートをやり慣れている人ほど想定しづらい型だと思います

しかし、こうしてブログで記事にしてしまったので、もしかしたら今後はラティオスのスカトリや
グロスのイバンやガッサのカウンターが警戒されて、思うように勝てないかもしれませんね

でも、この「ショケサイクル」という考え方は抜き構築を使っていくうえで結構重要なことだと思います
抜き構築っていかに有利対面を作って、不利体面をさせないかですから
なので、これから抜き構築を作ってみたい人はショケモン3体+抜きポケ3体で組んでみるといいかもしれません

ちなみに現在は焼きイチゴから夢ニョロモを貰ったので雨パに挑戦しています
しかし僕は雨パ初挑戦なので全く勝てませんw

ポケモンって難しいなぁ()

それでは今回はこの辺で
ノシ
関連記事
スポンサーサイト



| ポケモン | 22:31 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

このパーティを使って数戦回してみました。

どうにも雨、特にマンムー入りを上手く捌くことができません。
構築者さまがどのように選出しているのかを是非教えて頂きたいです。

| AD | 2013/07/10 01:37 | URL |

>>ADさん

コメントありがとうございます
対雨パについては「普通の雨」と「マンムー入り雨」で若干立ち回り・選出が異なるので、それぞれ解説します
コメントを見ると「雨<<マンムー入り雨」のようなので、マンムー入り雨についてがっつり解説していきます
(普通の対雨パ解説は犠牲になったのだ…)

【普通の雨】

対雨パはニョロトノのアンコールの関係上、積んで倒すことは難しいので、
対面パのように1体ずつ処理していくイメージで立ち回りを行う必要があります
そのため、タイマン性能の高い3匹を選出しなければなりません

また、キングドラの技の一貫性を無くさせるため、水の一貫性・竜の一貫性を無くす選出、ということも重要です

以上のことから、普通の雨パに対しては
「初手キノガッサ・カイリュー・メタグロス」or「初手キノガッサ・ラティオス・メタグロス」と選出することが多かったです

(ラティオスでは雨グドラを抜かすことが出来ませんが、水で縛られた拘りグドラに勝てる可能性があります)
(また、ナットレイ相手にトリック→めざ炎したり、後出しトノの脱出ボタンを奪ったりと、変則的な立ち回りが可能です)

普通の雨、というのはランドロス入り雨とかナットレイ入り雨とかのことで、
そういった雨パに対して襷カウンターガッサは非常に有用な働きをしてくれるので、初手が安定します

【マンムー入り雨パ】

普通の雨パに関しては、襷ガッサの性能や周りの面子の指数で対応できますが、マンムー入り雨に関してはこの限りではありません
それはマンムーがキノガッサを問答無用で倒してくるだけでなく、カイリューやウルガモス用にステロを撒いて来たり
マルスケが潰れたカイリューを礫で縛ってくるので、対雨で行いたい対面的立ち回りが困難になるからです

そこで、マンムー入りの場合は初手メタグロスから入るようにしていました
雨パにおけるマンムーの採用理由は、雨の苦手な相手(キノガッサやボルトロスなど)を見つつ、ステロを撒けることにあります
この構築ではステロが刺さるポケモンが多く、キノガッサも入っているのでマンムーは初手に来ることが多い
=そこにメタグロスを合わせるという形をとったわけです

メタグロスならば相手の後ろにキノガッサが控えていたとしても、大爆発によって身代わりを壊しつつ退場できるので起点になりません
また、記事中にも書きましたが、イバンメタグロスはマンムーを意識した調整となっているので、マンムーに対して有利に立ち回れます

残りの2匹に関しては、相手のパーティによって変わってくるので一概にこれ!という選出はありませんが、
僕がマンムー入り雨に勝った時の選出は「初手メタグロス・パルシェン・キノガッサ」でした

その際の立ち回りですが、まずメタグロスで初手ステロを選択し、
その後〝マンムーに対してアムハンではなく冷凍パンチを撃って退場〟するようにしました

ステロマンムーはパルシェンの起点にして、ロクブラで倒せるのは言うまでもありませんが、
キングドラに対して+2氷の礫でH4振りグドラ(実値H151-B115)に54.9%~65.5%のダメージが入ります
そして、ここまでダメージが入るとキノガッサのマッハパンチによってステロダメ込みで確定に持っていけるのです
つまりは、パルシェンが1度破ってしまうとニョロトノ・マンムー・キングドラと選出した相手をキノガッサで縛れるようになるのです

メタグロスVSマンムーでステロを撒いた後に冷凍パンチを選択したのはこのためで
メタグロスのアームハンマーでマンムーを襷まで削ってしまうと、
相手のマンムーががむしゃら持ちだった場合にパルシェンに大ダメージが入ってしまい、積んでからの行動ができなくなってしまいます

また、ステロ連発ではなく冷凍パンチを選択したのは、万が一パルシェンVSマンムーの段階で、
相手がマンムーを温存しニョロトノにバックした場合、マンムーが存命してしまいキノガッサが氷柱張りで縛られてしまいます
しかし、メタグロスで1発冷凍パンチを入れておくと、冷凍パンチ&ステロダメによって、
キノガッサのマッハパンチでマンムーを倒すことが可能になるのです
こちらのキノガッサは寂しがりのB個体値0ですが、
マンムーの氷の礫&ステロダメを81,2%で耐えるので礫を選択されてもまず倒されません(18,8%引いたら土下座)

まとめると、マンムー入り雨の場合は(相手の面子にもよりますが)「初手メタグロス・パルシェン・キノガッサ」と選出し
メタグロスVSマンムーと対峙したらステロ→冷パンでメタグロスを退場させ、パルシェンで破る
その後マンムーが突っ張ってくるならロクブラで落とし、ニョロトノが出てきたらロクブラ撃って脱出させる
キングドラが出てきたら氷の礫を撃ってパルシェン退場
礫とステロでグドラは疲弊しているのでガッサのマッパで確定。もしマンムーが残ってても冷パン&ステロで削れているのでマッパ圏内
ニョロトノは脱出持ちならS勝ってるので種マシンガンで余裕。
意味わからんS振りが怖ければロクブラ&マッパで落とせるからマッパでもいい
(パルシェンVSトノでは命中安定の氷柱張りでもいい。どうせロクブラでも落とせない)
(でもスカーフとかの可能性もあるから勇気のロクブラ選択!)
(大事なのはパルシェンの礫をキングドラに当てる事)

このように無理やりパルシェンに有利対面を作ってやり、
相手を疲弊させ、キノガッサのマッハパンチで抜いていく、というのが僕の対マンムー入り雨パに対する解答でした

マンムー入り雨と言っても様々な構築があるので、実際はもうちょっと複雑ですが、
この構築だとマンムー・ニョロトノ・キングドラで出てきやすいので、上記のような試合になることは多いと思います
ADさんが試合するときの参考にしていただければ幸いです

以上

何か他に分からない点や気になる事があればコメントよろしくお願いします

| 飛びイカ | 2013/07/10 12:10 | URL | ≫ EDIT

返信ありがとうございます。
非常に参考になりました。

今まではグドラを重く見るあまりグロスガッサカイリューの選出をしていました。
HBベース@ゴツメのトノに多く当たり、カイリューが活躍しにくかったです。
グドラをどのように削るかと考えたときにパルシェンの礫が頭から抜けていました。

| AD | 2013/07/13 01:14 | URL |

はじめてコメントさせていただきます。
ガッサの個体値は必ず0なのでしょうか?
疑問に思い質問させていただきました。

| 名無しのGA研究会 | 2013/07/22 14:01 | URL |

>>名無しさん
はじめまして
コメントありがとうございます

ガッサの個体値は数値的なことを言うなら「0~1」ならどちらでも変わらず76になるので、どっちでも大丈夫です
「わざわざ個体値0にしなくても、十分なダメ出るんじゃないの?」という意味の質問でしたら、0推奨といった感じです

個体値を下げることで、霊獣ランドロスなどの不一致とんぼやA無振りに近いハッサムのとんぼのダメが目に見えて上がります
(大体ダメ的には10位ですが、カウンターだと2倍なので20上がります)
(また、実値A150ハッサムのとんぼで最低ダメが78になるので、後ろのラティオスが確定になります)

とんぼに対してのダメ向上のための個体値0ならば、
ガッサにはマッパがあるから後続を落としきれなくてもいいんじゃね?と思うかもしれませんが
カウンターで倒しきれないと、とんぼで出てきた相手との対峙が生まれ
交換か居座りを読む場面が出てきてしまうので宜しくないと思いました

また、耐久無振りガッサでは相手の攻撃を2発は耐えない
→1発のダメを上げるために個体値0でも問題ない、と考えました

しかし、個体値0にしたことで襷がつぶれた状態でのガッサが耐えるというワンチャンスがなくなる可能性もあります
ただ、この構築を使ってた時にそういった事態にならなかったので個体値は0で問題はないと思います

名無しさんが個体値0のガッサを作るのが面倒なら普通の襷ガッサでも十分代用できると思います
使用感が気になるようでしたら、普通の襷ガッサにカウンター仕込むだけで機能しますので
性能を試すだけなら普通のガッサ、徹底するなら個体値0にしてみて下さい

以上です

何か気になる点があればコメントよろしくお願いします

| 飛びイカ | 2013/07/22 21:25 | URL | ≫ EDIT

初めてコメントさせていただきます。
ラティカバドリに対してはどう選出なさってますか?
どうにもむずかしくて・・・
教えていただければうれしいのですが。

| 名無しのGA研究会 | 2013/07/26 04:22 | URL |

上の者ですが、このptで、ということです。
連投申し訳ありません。

| 名無しのGA研究会 | 2013/07/26 04:23 | URL |

>>名無しさん

はじめまして
コメントありがとうございます
とても長くなった上に読みにくいので注意してください

この構築はカバドリュラティが重めであり、カバルドンのあくびを抜け出せないことから非常に選出・立ち回りがシビアです
対カバドリュにおいて自分が気をつけたこととしては、カバにあくびを撃たせない&ドリュの起点にならないことでした
そのため、選出ではキノガッサやパルシェンを初手に置きつつ、
「キノガッサ/パルシェン/メタグロス/カイリュー」の中から3体を選出することが多かったです

ただし、自分のマッチ運が良かったのかカバドリュは2回しか当たりませんでしたので、大分カバドリュに対しては薄いですw
(恐らく、使用時期のガッサの異常繁殖がカバドリュ低下の主な原因です)

以下、勝った試合の概要

【対カバドリュ選出】

こっち:ガッサ/メタグロス/パルシェン
あっち:ラティオス/カバルドン/ドリュウズ(スイクン/キノガッサ/ボルトロス)

1ターン目:ラティオス「竜の波動」ガッサ「岩雪崩」
2ターン目:ラティオス「竜の波動」ガッサ「瀕死」
メタグロスを死に出し
3ターン目:ラティオス「交換(カバルドン)」グロス「冷パン」
4ターン目:グロス「冷パン」カバ、オボンで回復し「あくび」
5ターン目:グロス「大爆発」カバ「あくび」
パルシェンを死に出し
6ターン目:パルシェン「氷柱張り」カバ「瀕死」
ドリュウズ死に出し
7ターン目:ドリュ「岩雪崩」パルシェン「氷柱張り」ドリュ瀕死
ラティオス死に出し
8ターン目:パルシェン「氷の礫」ラティ「瀕死」

【解説】

ガッサを初手に置くことでカバに好き勝手させないことを意識しました
もちろんラティ初手も十分あり得ましたが、その場合は捨ててもパルシェンで縛れると考えたので強気ガッサ
また、今回の対戦相手はウルガモス・バシャーモなどの炎エースが存在しなかったので、炎に弱い選出でも大丈夫でした
そのため選出は「ガッサ/グロス/パルシェン」

初手ラティでしたが、相手の6匹を見た時に起点を作るタイプではないと判断したので岩雪崩を選択
グロスにバックが安定に見えますが、グロスにバックするとカバが出てきやすく
そこからステロやあくびループが始まると、グロスで大爆発を選択しなければならなくなってしまいます
そうするとラティに対して安定した立ち回りが出来なくなるので、ここは突っ張り1択でした

これは岩雪崩でラティを削っておけば、パルシェンの礫で確定に持っていけ
後ろに控えているであろうカバ・ドリュに対してもパルシェンが怯まなければ勝つことが出来るからです

グロスVSカバの対峙では、カバがあくびを撃つまで冷パン連打で圧力を掛けていきます
冷パンに対してドリュが出てきたら、アムハンで分からせましょう
そして、あくびをしてグロスを流しにきたら、次ターンに大爆発をして起点になることを防ぎます

実はラティオス・カバルドンがある程度削れた段階で、負け筋は「ドリュの岩雪崩で怯まされる」だけとなります
気合いで7割を引いてください

この試合のポイントはガッサVSラティの対面を相手が有利だと考えたことと
ガッサを処理してしまえば、ドリュの天下だと思った事です
でも実は、こちらの視点から見ると、ラティとカバをある程度削ればパルシェンの天下だった訳です
そこら辺の食い違いが勝利の鍵だったと思います

【対裏選出】

こっち:パルシェン/メタグロス/カイリュー
あっち:ラティオス/ウルガモス/パルシェン(カバルドン/ドリュウズ/キノガッサ)

1ターン目:ラティオス「トリック」パルシェン「交代(グロス)」拘り眼鏡を受け取る
2ターン目:ラティオス「めざ炎」グロス「大爆発」ラティオス・グロス瀕死
こっちカイリュー、相手ガモス死に出し
3ターン目:ガモス「虫のさざめき(ジュエル)」カイリュー「竜の舞」
4ターン目:カイリュー「地震」ガモス「虫のさざめき」
5ターン目:カイリュー「地震」ガモス「瀕死」
相手死に出しパルシェン
6ターン目:パルシェン「氷の礫」カイリュー「瀕死」
こっち死に出しパルシェン
7ターン目:自分「ロックブラスト」相手「ロックブラスト」
8ターン目:相手「氷の礫」自分「ロックブラスト」相手パルシェン瀕死(ついでにこっちも珠ダメで瀕死w)

【解説】

相手の面子にウルガモスがいたため、上記の炎に弱い3体を選ぶことは出来ません
ここは初手カバに優位に立て、技が一貫しやすいパルシェンを先発に

初手ラティオス
今度の相手はウルガモスやパルシェンといった強力なアタッカーを有していたので
サポートラティオスの可能性も高く、パルシェンで礫を使って削るのはいささかリスキーでした

メタグロスに交換すると相手はトリック
冷凍パンチはラティオスに抜群で入りますが、後ろにガモス・パルシェンがいることを考えると打てません
大爆発でこれ以上の展開を防ぎます

この時がこの試合のターニングポイント
この後の死に出しでカイリューとパルシェンが対峙していたら負けていました

この後のポイントとしては
「ウルガモスをカイリューで倒す」「カイリューはパルシェンの起点にならない」「素のパルシェンVS素のパルシェンの対峙を作る」の3つ

ウルガモスは(当たり前ですが)パルシェンで倒すことは出来ないのでカイリューで倒す必要があります
しかし、そのために逆鱗を撃ってしまうと後ろのパルシェンの起点となってしまいます
幸いにもカイリューのマルスケは潰れていないので、ウルガモスとの対峙では竜舞安定です
例えめざ氷を持っていても、マルスケを貫通することは出来ませんし
相手がパルシェンに交代すれば+1ジュエル逆鱗でパルシェンを倒せるので勝ち確定になります

竜舞をした後は地震で攻めていきます
逆鱗はパルシェンの起点になるので却下

そしてカイリューVSパルシェンの対峙では、相手のパルシェンに殻を破らせないためにも温存していた逆鱗を撃ちます
今回は礫を選択されたので、相手は理解者

パルシェンVSパルシェンの対峙では、殻を破ると攻撃の択ゲーになります
こちらのパルシェンは大分早いので、パルシェンミラーでの有利な行動は

○相手:殻を破る。自分:殻を破る→勝てる
○相手:殻を破る。自分:攻撃→負ける
○相手:攻撃。自分:殻を破る→負ける
○相手:攻撃。自分:攻撃→勝てる

となります
攻撃VS攻撃で勝てる理由は、素のロクブラ&礫では落ちないので、先制して2発ロクブラ入れた方が勝てるためです
今回は何とか勝てたと言ったところです

【総評】

とにもかくにも対カバドリュに関しては、カイリュー・ウルガモス・パルシェンは積んではいけません

この構築は無天候のスタンパであるので、対無天候に対しては自身の戦術を押し付けることができますが
対天候では相手のワガママに付き合う必要があります
特にカバドリュはカイリューやパルシェンの先制技で縛りづらくなるので、余計に積んでからのメリットがありません
ADさんへのコメント返信でも書いた対脱出雨のように、対面的な立ち回りを意識しつつ、着実に勝ち筋を見出す必要があります

また、相手の選出を読む力も他の構築に比べて求められます

カバドリュにはガッサが刺さる
それは相手も良く分かっていることで、確実にガッサの対策ポケは出てきます
ガッサを初手で出しても、それだけでカバドリュ構築を壊滅させるのは困難であるので
ガッサを温存すべきか、破棄すべきかを相手の選出を読んで動かしてやる必要があると思います

こちらのポケモンとしては「キノガッサ/メタグロス/パルシェン」がキーになってきます

キノガッサは言わずもがなカバドリュに強いポケモンです
対策もされているでしょうが、重いことには変わりないので積極的に出していきたいところ
メタグロスはキノガッサの対策として出てきやすいラティオスに強く
大爆発によってカバのあくびループを強引に打ち切ることが可能です
パルシェンは物理防御が高く、怯まなければドリュと殴り合って勝つことが出来ます
控えのポケモンにも技構成上刺さりやすいので、相手に圧力を掛けていきたいところ

この3匹のうちから2匹を選んで、残り1匹で補完してやると5分に立ち回れると思います

ただし、ドリュウズはアイアンヘッドや岩雪崩の怯みもあるので、どうしてもガッサ以外では3割の負け筋が残ります
これはどうしようもないです(祈って!)

また、カバドリュではなくバンドリュの場合はカイリューが以外にも安定します
カイリューはマルスケが潰れた状態でもドリュの岩雪崩を耐えるため、実は対面で負けることは少な目なんです(3割は土下座)
カバドリュではカバの物理耐久がネックで、中々選出できませんが、覚えておくと幸せになれるかも

以上です

こんだけながながと解説しときながら結局は「プレイングでがんばれ!」しか書けてませんね
申し訳ありません(け、欠陥構築ぅ)

何か他に質問や気になった点があればコメントよろしくお願いします

| 飛びイカ | 2013/07/26 18:57 | URL | ≫ EDIT

ありがとうございます、非常に参考になりました。
どうにもガッサ警戒の初手ラティをうまくさばけずにこまっていたのですが、
削ってしまえばパルで縛れるという盲点に気付けませんでした。
答えてくださった点を頭にいれて回してみようと思います ありがとうございました。

| 名無しのGA研究会 | 2013/07/26 23:33 | URL |

カバドリについて質問したものです。
飛びイカさんに頂いた回答を基に回した結果、このptでレート1700越えを達成することができました。
使ってて楽しいパーティだったので、次は自分なりにアレンジして潜ってみようと思います。
質問に対し丁寧に回答してくださったことを本当に感謝しています。
ありがとうございました。

| 名無しのGA研究会 | 2013/08/30 04:52 | URL |

>>名無しさん

お久しぶりです
そしてレート1700超えおめでとうございます!

構築晒しをしている身として名無しさんの勝ちに貢献できたこと、大変嬉しく思います
今後も勝って勝って勝ちまくって、ポケモンを楽しんでくださいな

律儀な報告ありがとうございました

| 飛びイカ | 2013/08/30 17:23 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://apg.blog3.fc2.com/tb.php/2822-0bdc3bdf

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT