「こだま」後継機、2015年度中に打ち上げへ
データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)は、
低~中高度(300~1000km)を周回する衛星等の宇宙機と地上局との通信を中継する役割を持った衛星です。
「こだま」はこうした通信の中継を担う事で、リアルタイムでの通信可能領域を飛躍的に拡大します。
少ない数の地上局で宇宙機側と通信を行う時間を飛躍的に多く出来る訳です。

「こだま」は2002(平成14)年にH-IIAロケット3号機で打ち上げられ、今年で晴れて10年選手となりました。
これまで陸域観測技術衛星「だいち」や光衛星間通信実験衛星「きらり」との中継を担ったほか、
国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の衛星間通信システムとの中継も「こだま」が担当。
「こだま」の設計寿命は7年。 2009(平成21)年の時点で尽きています。
予備の衛星も無いため、寿命を超過した今現在も運用に就いています。
しかし衛星を静止軌道上に留める推進薬が減り、2015年4月頃には運用を終える事となりました。
そこでJAXAは後継機を2015年度中に用意し、「こだま」の後を引き継がせる方針です。
この後継衛星は民間事業者から国際公開調達されるようです。
難しい話に聞こえますが、例えば日々の天気予報の立役者 ・ 運輸多目的衛星「ひまわり」がこの例に当たります。
仮に国内企業が落札すれば、三菱電機かNECが開発を担当する事となります。
JAXAとしては年内を目途に契約を締結したいとしています。
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/ ─ ─ \ まさに「縁の下の力持ち」といった存在。
/ (●)(●) \ 地味ながらも好きな衛星です。
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