群馬大学GA研究会 なんでもにっき

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H-IIB 3号機、打ち上げに向けた最終準備段階へ!

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Presented by CHAKE...

種子島の宿泊施設なんかは5月の時点で満杯だったってさw











明明後日 ・ 7月21日(土)の打ち上げを予定している、
宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)を搭載したH-IIBロケット3号機

現在同機は種子島宇宙センターの大型ロケット組立棟(VAB)にて、打ち上げに向けた最終準備を行っています。




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「こうのとり」3号機はフェアリングに格納された状態で既にH-IIBの先端に備え付けられており、
今月9日には機体の最終点検が行われ、問題が無い事が確認されました。

本日の時点では打ち上げ直前搭載貨物の積み込み作業を実施しており、この作業は明日まで続きます。
その後、補給キャリア与圧部のハッチ閉鎖等を経て射点へと移動、打ち上げ・・・・・・となります。


予定されている打ち上げ時刻は、11:06

気になる打ち上げ当日の天候は、「曇時々晴」。
雷や強風といった事でも無い限りは、予定通りの打ち上げを期待出来そうです。


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   それではここで、H-IIB 3号機の概要をおさらいしておきましょう。

   参考資料は、JAXAと三菱重工の作成したプレスキットです ↓
   http://www.jaxa.jp/countdown/h2bf3/pdf/h2bf3_presskit_j.pdf


   ミッション
   宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)を所定の軌道に投入する

   打ち上げ予定日と打ち上げ時刻
   ●打ち上げ予定日 : 平成24年7月21日(土)
   ●打ち上げ時刻 : 11時06分18秒
   ●打ち上げ予備期間 : 平成24年7月22日(日)~平成24年8月31日(金)

   打ち上げ実施場所
   ●発射場 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場 吉信第2射点
   ●追跡局 : 小笠原追跡所、内之浦宇宙空間観測所、グアムダウンレンジ局






H-IIB 3号機の飛行計画

【事象】【打ち上げ後経過時間】【距離】【高度】【慣性速度】
①リフトオフ0分0秒0km0km0.4km/s
②固体ロケットブースタ 燃焼終了1分54秒51km53km1.9km/s
③固体ロケットブースタ第1ペア 分離2分4秒64km61km1.9km/s
④固体ロケットブースタ第2ペア 分離2分7秒68km63km1.9km/s
⑤衛星フェアリング分離3分40秒245km120km2.9km/s
⑥第1段主エンジン燃焼停止(MECO)5分47秒707km184km5.6km/s
⑦第1段 ・ 第2段分離5分54秒746km189km5.6km/s
⑧第2段エンジン第1回燃焼開始(SEIG)6分1秒781km194km5.6km/s
⑨第2段エンジン第1回燃焼停止(SECO)14分20秒3725km289km7.7km/s
⑩「こうのとり」3号機 分離15分11秒4080km287km7.7km/s
⑪第2段エンジン第2回燃焼開始(SEIG2i)1時間39分5秒―――307km7.7km/s
⑫第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2)1時間39分58秒―――305km7.6km/s





第2段機体の制御落下実験

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メインミッションである「こうのとり」3号機の分離を行った後、2号機に引き続いて第2段の制御落下実験を行います。
(※図中の表記が「こうのとり」2号機なのは2号機の資料を引用しているため)

これは、ミッション終了後の第2段機体をより安全に処置する事を目的とした技術開発という位置付け。
もっと言うなら、将来的な有人ミッションを行う上において、予定通りの地点へ帰還させる技術に応用するものです。

落下予定地点はニュージーランド東方沖の南太平洋上です。





極低温点検の省略

極低温点検(F-0)とは・・・
設計や製造品質が十分に安定するまでのロケットに対し、打ち上げ当日のカウントダウン作業前の未確認事項を最小限にするため、フライト機体を用い、推進薬充填状況で機体と射点設備からなるシステムの健全性及び他系とのインタフェース確認を行う作業です。

2号機まで行っていたこの作業を、3号機以降は原則として省略 ・ 実施しない事となりました。
ちなみに、H-IIAでは民間委託が行われた13号機から、この作業を省略しています。





アビオニクス再開発機器の初搭載

【搭載位置】【機器名称】
第2段 ●第2段誘導制御計算機
 ●慣性センサユニット
 ●第2段電動アクチュエータコントローラ
第1段第1段誘導制御計算機
その他 ●データ収集装置
 ●テレメータ送信機
 ●搭載カメラ
 ●搭載ソフトウェア





固体ロケットブースタ分離事象への対策




この動画の4分15秒~辺りをご覧頂ければ判りますが、昨年行われたH-IIB 2号機の打ち上げの際、
固体ロケットブースタ(SRB-A)第1ペア分離時に左右のストラットの分離のタイミングに差が生じ
機体にロール/ヨーの回転運動が発生しました(飛行には影響無いレベル)。

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H-IIBは導爆線(CDF)の艤装仕様として、冗長性を考慮した2本の長さが異なっており、
ストラットを分離するV型成型爆破線(FLSC-II)が片側から起爆された事を起因として、分離部分でこじりが発生。

その結果、片方のストラットが抜けにくくなったものと原因は特定されました。

同様の分離機構を備えるH-IIAについても併せて対策が検討され、
分離機構(FLSC-IIホルダ)の設計変更が行われ、H-IIAでは19号機からこちらが適用されています。




















       / ̄ ̄\  <土曜の昼間なら余裕で観戦出来るな!
       /   ⌒ ⌒ヽ
.      |    ( ●)(●)              ____
       |     (__人__)                /      \    <この前のソユーズのように
.       |      ` ⌒´ノ           /  ─    ─\    安定感のある打ち上げを期待したいお
       |        }          /    (⌒)  (⌒) \
      ヽ        }             |      (__人__)    | ___________
     /⌒ヽ、     ノ               \     ∩ノ ⊃ / | |              |
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