【超遅報】05系に初のB修工事施工中【東京メトロ】
東京メトロ東西線では現在、乗り入れ先であるJR ・ 東葉高速鉄道の車両も合わせ計5型式の電車が運用されています。
この内東京メトロが保有しているのが、
●05系
●07系
●15000系
今回の話は勿論「05系」について。
05系は1988(昭和63)年に東西線の輸送力増強及び5000系の置き換えを目的として登場しました。
その後も2004(平成16)年までに10両編成×43本の計430両が製造されました。


05系には05-124編成までの穏やかな顔付きと、05-125編成からの厳つい顔付きの2タイプが存在します。
細分化して区別する際には、後者を 『05N系』 或いは 『N05系』 と呼称します。
一方前者の “ノーマル” 05系は、東西線の混雑事情からワイドドア(1,800mm幅)化されていない初期車は早々に引退。
残った編成も経年が進んでいる事から、現在05-114編成を1本目として「B修」という大規模修繕工事が行われています。
05-114編成は工事前から異端の存在でした。
ワイドドア車体の試作車であり、またVVVFインバータ制御の試作車でもあったからです。

工事が終了して出場した訳ではないので一部憶測も含まれていますが、大体の施工内容はこんな感じです。
まずは編成の組み換えについて。
従来は西船橋方から1号車 : 05-114、2号車 : 05-214、3号車 : 05-314・・・と順番に列んでいたものがバラバラに。
これは東京メトロが保有する他の4M6T構成の車両の組成に合わせた措置と思われます。
また組み換えを行った事で、以前は制御装置を積んでいなかった05-314 ・ 05-914の両車両に制御装置を新設。
その制御装置自体も、従来の三菱電機製GTO-VVVFから東芝製IGBT-VVVFに。
並行して主電動機のPMSM(永久磁石同期電動機)化も行われたようです。
続いてはパンタグラフの撤去/新設について。
従来は05-214と05-814に2基ずつを設置していましたが、上記の編成組み換えによりここも変更。
8号車となった05-314と05-914に1基ずつが新設されました。
逆に05-214と05-814は1基ずつ撤去が行われたものと思われます。
これも、他の4M6T車との仕様統一を図った措置です。
※1. この編成図を描いてから気付いたが、05-214と05-814の撤去されたパンタは逆側(B線側)かもしれない
※2. 編成図内は菱形パンタで統一しているが、下手するとシングルアームに換装された可能性もある
この他にも細かな変更点として、
●両先頭車にスカート(排障器)を設置
●側扉を新しい物へ交換
●種別 ・ 行先表示器はフルカラーLEDタイプに変更
●クーラーを新しい物へ交換
●SIV(補助電源装置)を新しい物へ交換
●帯色を05N系や15000系に近い物に変更
外見だけでもこれだけの変更点が確認出来ますから、内装もそれなりにリニューアルされているでしょう。
15000系のように側扉上部にLCD設置とかもあったり・・・?w
工事を終え、出場して来る日が楽しみです。
/ ̄ ̄\ <結構大規模だな
/ ヽ_ \
(●)(● ) | .____
(__人__) | / \
l` ⌒´ | ./─ ─ \ <05系ですらB修に入ったというのに
. { | / (●) (●) \ 03系ときたら・・・・・・
{ / | (__人__) |
ヽ ノ \ ` ⌒´ ,/
/ ^ヽ / \
| | | |
03系も制御機器更新はやってるみたいですけどねw
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