京成電鉄が平成24年度鉄道事業設備投資計画を発表(していた)
残る関東民鉄2社の内、京成電鉄が今年度の設備投資計画を発表しました。
●より安全 ・ 快適な輸送サービスを目指して 平成24年度 鉄道事業設備投資計画 (PDFファイル)
■安全対策の強化
■通勤型車両の新造 ・ 老朽化した鉄道施設の更新
■お客様サービスの更なる向上
設備投資の方向性はこの3パターン。 各社似たり寄ったりですなw
なお、設備投資の総額は約102億円です。
1. 安全対策の強化
①押上線連続立体交差事業の推進

■墨田区内連続立体化工事(押上~八広間1.5km)
■葛飾区内連続立体化工事(四ツ木~青砥間2.2km)
押上線では上記2区間において連続立体交差化が行われています。
押上~八広間では既に高架橋の建設が始まっており、今年度も継続して建設が行われます。
一方の四ツ木~青砥間は、まだ事業用地の買収を行う段階です。
②ATS(自動列車停止装置)の機能向上
長年用いられている「1号型ATS」に代わり、
デジタル伝送でより詳細な情報を伝達出来る「C-ATS」への更新が推進されます。
③災害対策の推進
やはり今年度のトレンド、大規模地震への対策強化として、
●駅部(町屋、千住大橋、京成八幡、京成千葉)
●高架橋
●トンネル
●変電所
等の各施設に置いて耐震補強工事が実施されます。
また集中豪雨等の自然災害に備え、法面の補強等の工事も併せて施行されます。
④踏切の安全対策の強化
踏切事故を未然に防止するため、
自動障害物検知装置の更新(2ヶ所)、踏切支障報知装置の新設(6ヶ所)等が実施されます。
⑤駅ホームの安全対策の強化

ホームからの転落事故を防止すべく、
内方線付点状ブロックが6駅(押上、町屋、青砥、京成高砂、京成西船、京成津田沼)に設置されます。
2. 通勤型車両の新造


3000形を2編成(8両×2=16両)新造するとしています。
従来の3000形と言うと左側の車両ですが、
成田スカイアクセス線仕様の右側の車両、所謂「3050形」として登場する可能性もあります。
3. 鉄道施設の計画的な更新
江戸川橋梁や、一部駅舎の外壁及び屋根の改修を行うほか、
変電所設備機器等、老朽化した鉄道施設の更新工事も行われます。
更新は、計画的に(ボソッ
4. サービスの向上
①エレベーター、スロープ、多機能トイレの設置
駅施設のバリアフリー化が進められます。
●海神駅 : エレベーター、スロープ、多機能トイレを設置
●千住大橋駅 : 多機能トイレを設置
②京成八幡駅のリニューアル

本線の京成八幡駅においてリニューアル工事が行われ、
今年度は、2階駅舎 ・ コンコース部分の改修が実施されます。
来年度にはリニューアル終了と共に、駅前再開発ビルの完成及び京成電鉄本社の移転が行われます。
③東京スカイツリー開業に伴う対応

スカイツリーの直接的事業者は東武ですが、押上に駅を構える京成も傍観している訳にはいきません。
押上駅の自動改札機を増設するほか、案内サイン類のリニューアルも行われます。
ちなみに、現在駅名標は全て 『押上〈スカイツリー前〉』 表記に切り替わっています。
④車両の行先表示装置の更新

京成ならではの面白い項目。
3700形6編成の種別 ・ 行先表示器をフルカラーLEDタイプの物に更新するようです。
⑤駅構内店舗の新設 ・ 更新
駅の利便性向上を図るため、駅構内店舗の新設 ・ 更新が行われます。
5. 環境対策等
クーラーの冷媒を代替フロンに交換。
これも、近年の各社お馴染みの方針です。
※この記事は京成パンダに監視されています>
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