群馬大学GA研究会 なんでもにっき

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「竜」飛翔す! 民間宇宙船「ドラゴン」がISSへ

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Presented by CHAKE...

民間のパワーを垣間見たわ・・・











今月30日(日本時間 : 5月1日)、ある新型宇宙船が国際宇宙ステーション(ISS)へ向かいます。



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その名も Dragon(ドラゴン)宇宙船

ちなみに日本や中国に伝わる東洋の「」に対し、
西洋のドラゴンは「」なんだそうです。
何が違うのかよく分からんけど・・・w



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このドラゴン宇宙船、NASAとの契約に基づきアメリカの「SpaceX」社が打ち上げる物。
『社』 という事でお分かり頂けると思いますが、ここは民間企業

民間の宇宙船がISSへ向かうのはこれが初の試み。
水や空気、酸素、推進剤、与圧貨物等の物資を運搬する役割が与えられています。










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ドラゴン宇宙船の飛行シーケンスは次の通り。
まずフロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地から、「Falcon(ファルコン)9」ロケットで打ち上げられます。


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ファルコン9は、これまたSpaceX社が独自に開発した2段式の商業用打ち上げロケットです。
低軌道(LEO)へ10,450kgの物資を投入出来る性能を持ち、
見た感じはそんなに大型には見えませんが、実際には全長54.9mと日本の「H-IIA」とほぼ同じ大きさがあります。






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1段目 ・ 2段目と切り離し、太陽電池パネルを展開後自力で航行。

ISSの下方から徐々に接近し、
最後はISS側のロボットアームで把持され、ISSに結合されます。


この方式は、日本の「こうのとり(HTV)」と同じです。

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その後ISSから離脱し、大気圏へ再突入。
パラシュートを展開し着水、回収される・・・という訳です。

この際、ISSから何かしら貨物を持ち帰る予定ですが、
失敗する可能性も考慮し、重要な物は積み込まないとの事。



今回の飛行に成功すれば運用段階に移行し、ISSに12回以上の補給運用を行う予定です。

また、最終的にこのドラゴン宇宙船は有人型での運用も計画されており、
ISSへの無人補給運用が軌道に乗れば、その計画に弾みが付きそうです。


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               有人でのドラゴン宇宙船乗船イメージ ↑





















          ____
        /      \
       /  ─    ─\    5月は宇宙月間状態だなー・・・コレと言いH-IIAと言い金環日食と言い
     /    (●)  (●) \   それも全部深夜帯というね
     |  U    (__人__)   | ___________
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