Amazon CEOがサターンⅤのエンジン引き上げに挑む!
日本でもお馴染みネット通販大手「Amazon」のCEOジェフ・ベゾス氏は、自身のブログ「Bezos Expeditions」にて、
人類初の月面着陸を成し遂げた「アポロ11号」打ち上げに使われたサターンⅤロケットの第1段エンジンを、
大西洋の海底から引き上げる計画 を発表しました。

それがコチラ。
通称 「F-1」 と呼ばれるエンジンで、サターンⅤの第1段(S-IC)に5基搭載されていました。
この「F-1」、燃焼室が1基の液体燃料ロケットエンジンとしては現在でも世界最強のパワーを持っており、
燃焼試験を行った際には近くの町の窓ガラスを割った程w
ベゾス氏は以前から私財をなげうって海底探査を行っており、
燃焼終了後切り離され海に落下したF-1エンジン数基の位置を、高性能の音波探知機を用いて特定。
エンジンがあったのは深さ約4,300mの海底で、この内1基以上を引き上げたいとしています。
ちなみに、こんな海底に40年以上沈んでいようとエンジンの所有権はNASAにあるため、
回収に成功した場合はワシントンの国立航空宇宙博物館で展示される事になると思われます。
ただ2基以上引き上げられた場合は、Amazon本社のあるシアトルの航空博物館での展示が出来ないかNASAに掛け合うそうです。
ベゾス氏は調査同様、引き上げも私費で行うとしています。

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/ ─ ─\ この話聞いたらLE-7エンジンの引き上げの話(※)思い出したわ
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※・・・1999(平成11)年から2000(平成12)年にかけて海洋研究開発機構 ・ 宇宙開発事業団(当時)共同で行われた、H-IIロケット8号機の第1段メインエンジン「LE-7」の捜索活動。 2ヶ月に渡る捜索の末、深さ3,000mの海底において奇跡的に発見し、回収された。
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