アオシマ、「人工衛星おおすみ&ラムダロケット」を3月下旬に発売


「スペースクラフト」シリーズとしてロケットや人工衛星のプラモを販売しているアオシマですが、
その第6弾として新たに「人工衛星おおすみ&ラムダロケット」を製品化します。
以前は同シリーズNo.04の「H-IIBロケット」を紹介しましたが、そのH-IIBを含め全ての日本の宇宙開発の祖と言えるのがこれなのです。
日本の宇宙開発史はまた別の機会で
軍事技術を基にしないという点で、極めて異色です。
アメリカやソ連(ロシア)といった国々は、 “兵器” として開発した「ミサイル」を「ロケット」に転用したに過ぎず、
その宇宙開発競争は冷戦構造の表象に過ぎないという事は、以前記した通りです。

この 『おおすみ』 は、日本初の人工衛星です。
そしてそれを打ち上げたのが、 『ラムダ-4Sロケット』 でした。
『おおすみ』 の打ち上げを行ったのは東京大学航空宇宙研究所。
他国が “国策” として宇宙開発を推進する中で、日本は一大学の付属研究機関が主導。
この時点で、日本が如何に特殊かがお分かり頂けると思います。
現状ですら予算が寂しいと言われる中、当時に至っては最早予算など無いも同然。
日産自動車(宇宙航空事業部)との共同開発を行ってはいましたが、当初は失敗の連続。
実は 『おおすみ』 も、軌道投入に成功した機体の前に4機が打ち上げに失敗しています。
・・・・・・これ以上書くとそっち主体の記事になっちゃうんで止めときますが、
要は日本の宇宙開発史は苦難の歴史そのものだったって訳です。


ハイ、じゃ気を取り直してプラモの話w
『おおすみ』 はスケールが1/20。
通信用のビーコンアンテナは金属製で、加速度計や送信機といった内部構造も再現されています。
カバーはクリアパーツなので、塗装しなければカットモデルとしても製作出来ます。




一方こちらは 『ラムダ-4Sロケット』 と 『打ち上げ用ランチャー』 。
通常のロケット打ち上げと言うと「垂直」に打ち上げるパターンを思い浮かべますが、
ラムダロケット等の日本の固体ロケットはランチャーを用いて、「斜め」に打ち上げるのが特徴です。
スケールは1/150で、ブーム ・ シリンダー ・ 旋回台が可動。
ロケットもマグネットでランチャーから取り外しが可能となっています。
ちなみにどちらも未塗装ですので、自分で塗装を行う必要があります。
価格は 2,520円(税込) 。
/ ̄ ̄\ <もっとこの手のプラモ売って貰いたいねぇ
/ _ノ \
| ( ●)(●) ____
. | ⌒(__人__) / \
| ` ⌒´ノ /─ ─ \ <確かにな・・・
. | } \ / (●) (●) \ まぁ買う奴限られるだろうから難しいんだろうけど
. ヽ } .\ | (__人__) |
ヽ ノ \ \ ` ⌒´ _/
/ く. \ \ ノ \
| \ \ (⌒二 |
| |ヽ、二⌒)、 \ | |
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