群馬大学GA研究会 なんでもにっき

群馬大学サークル「GA研究会」です。会合記録や イベントレポート、個々人の研究、突発企画なども書いていきます。お楽しみに!

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夏だな・・・

どうも飛びイカです
ブログに上げるほどのことでもないが
最近更新されてないのでここはひとつ




オレの自宅の裏側
自転車置き場より、変質者が侵入しました





まぁ、変質者といったが見た目は普通の小汚いおっさん

夕飯食ってたら犬がすげー吠える



自転車置き場からカチャかチャ音がする

ので

「これは・・・(ゴクリ)」

と家をでて、走って裏手にまわり自転車置き場へ
案の定そこには小さなオッサンが鍵をあけようと悪戦苦闘中


誰かいるだろうな、という予測が立っていたことと
自分の家が見ず知らずの人物に蹂躙されかかっている状態に

オレはブチ切れ

「何やってんだお前!!」

と恫喝





自分は怒った場合、口数が少なくなるほうなので
とっさに大声がでたことに、自分自身驚いていました




オッサンのほうは



見つかったことへの負い目と
不意に大声で怒鳴られたことへのショックからか

タダでさえ小さい身を、さらにちぢ込ませていました





その姿を見たオレは
何というか、「こんな程度か」「物足りない」
という風に思いました


自分は武道をやっている身として

暴漢に襲われる
暴漢が家に侵入してくる

などの想像を日頃から行い、それに対して
どのように動くかをシミュレーションしています

そんなことをやってる身として
目の前の人物はあまりに想像とかけ離れていたのです


そうなってくると、気持ちに余裕が出てきます

家を出た瞬間は、変質者がいたらぶちのめしてやろう
と思っていましたが、そんな気持ちは薄れ、
この事態を解決するにはどうしたら良いのかという考えになってきました

そこで疑問になったのがこのオッサンの目的です






「そこで何をやってるんですか?」




先ほどと同じ意味の言葉を、声を抑えトゲをなくして投げつけます




もちろんおっさんへの警戒はときません
なにか不審な行動をとったときのために、後ろ足に体重をかけ
すぐに蹴りがだせる状態にしておきます
(両腕が筋肉痛で上手く動かせなかったので)



するとオッサンは



「私、○○(名前)なんですが・・家の鍵をなくしてしまって」



と言ってきました





正直、意味を図りかねていました
こちらの気配を察したのか、オッサンはつづけて




「鍵をなくしたので、大家さんにかぎを借りようと思って・・・」




ここである程度の事情が分かりました




このオッサンは家の鍵をなくしたので、大家であるうちに
鍵を借りに来たということなのでしょう




確かにうちのばあちゃんはマンションの部屋を
何室か持っています
ですが、それは権利であって実際の鍵は
そのマンションの大家が持っているので、家にはありません





「家には鍵はねえよ。鍵をなくしたんなら警察にでも事情話して
鍵屋を呼んでもらえばいいじゃねえか」




するとオッサンは



「その方法は思いつかなかった」




と言うわけです






これはいよいよ怪しくなってきました





鍵をなくしたと言う割には、マンションの大家や警察への連絡のなし
さらに、おっさんの言うことが本当だったとして
うちが本当にオッサンの家の大家だったとして




どうして自転車置き場から侵入しようとしたのか




そこが全く理解できません
このオッサンは確実に嘘をついていると思いました




しかし



○ばあちゃんがマンションの部屋をもっている
(どの部屋を何部屋もって、誰が借りてるか知らない)





○このオッサンは自分のことを○○(名前)と言った
(変質者が名前を名乗るだろうか?)




という2点があったゆえに
僕はこの人物を疑いきれずにいました




限りなく黒に近い灰色です






上の2つを確認する一番の方法は、ばあちゃんに聞くことですが



既にばあちゃんは自分の部屋に戻っており
僕も急いで出てきたので、携帯電話をもっていませんでした



僕がこの場を離れて、ばあちゃんに聞きにいった場合
そのスキにこのオッサンが逃げてしまうかもしれませんし




僕がこのオッサンをしょっ引いて、一緒にばあちゃんに
聞きに行くのも変なもんです




「・・・・・・・・・・・・・」



僕がオッサンをどうするか考えているあいだ
オッサンは所在無さ下にもじもじしていました






変な沈黙が流れます







自分としては、ぶん殴ってやろうと意気込んで来たら
何だか相手はひ弱なオッサンで
しかも、疑わしきながらもその行動には理由があります




僕はだんだんとこの事態が面倒になってきました
警察にでも突き出せば早いのでしょうが
上記の通り携帯がありません





完璧な手詰まりでした




一言でいうなら





このオッサン・・・オレの手に余る





「なんつうか、鍵なくしたんなら警察に電話しろよ。
こっちとしてもずっといられると迷惑だから」





「えっ・・・あ、・・・」




「迷惑だから帰ってくれ」






正直、このままオッサンを帰すのは問題があると思いましたが
もうすでに僕の面倒くささは頂点に達しています
さっさと終わりにして同人誌を漁る仕事に戻りたかったのです





「え・・・っと、帰ります、朝まで玄関の前で粘ってみます」





そういって、オッサンはばあちゃんのマンションの方角へ歩き出しました





だから警察に連絡しろよ!と思いましたが
これ以上話を長引かせるのはたるかったのでオレも家に上がります






家に入ると、いきなりいなくなったオレに母親が怪訝そうな顔をしています




これこれこういうことがあったと説明すると



怖いね~、とか
戸締りしたほうがいいかな、など言ってきました



実際のオッサンを見て、話した自分としては
全く警戒する必要ないだろうと思っていたので
それらの発言は、どこか的を外していると思いました




ひとしきり、今何があったかをばあちゃんや妹に
説明したところで母親が言いました






「でも、まぁしょうがないかもしれないね」





「なにが・・?」

















「夏だしね・・・」




ああ、そういえばそんな季節でした




「夏だな・・・」










追記




その後ばあちゃんに確認した結果
現在マンションの部屋は誰にも貸していないとのこと
やはりあのオッサンは夏の風物詩だったようです


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COMMENT

夏だなぁ。

いや、もう秋ですけれど

| 風渦 | 2009/08/28 14:39 | URL | ≫ EDIT















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