ちょっと阿寒湖行って来た
どうも飛びイカです
先週北海道の釧路へ出張に行ってたんですが
ちょっと羽を伸ばそうと足を伸ばして「まりも」で有名な阿寒湖まで行ってきました
阿寒湖、それは名前は知ってても中々行くことは難しい
まりも達の秘密のオアシス
今回はその謎に迫る「阿寒湖遊覧記」です
最終日にまりもで有名な阿寒湖を訪れることに
3日を2日に短縮できる仕事ってどんなだよw
さて、阿寒湖に行くことにしましたが
実際に阿寒湖がどの位の距離にあるのかホテルマンに聞いておきます
だって、「まりも観てて飛行機に乗り遅れました」では言い訳になりませんからね
イカ「阿寒湖に行きたいんですけど」
ホテルマン「阿寒湖ですか、景色もいいしオススメの観光スポットですよ」
イカ「それで・・・距離的にはどの位でしょうか?」
ホテルマン「心配なさらずとも、近場だから大丈夫ですよ」
イカ「あ、そうですか(ほっ」
ホテルマン「ここからだと75㎞程になります」
遠すぎるわボケ!!
どうやら北海道的な感覚では100㎞未満は「近場」のようです
北海道はでっかいどうwwww
・・・・・・・・・
時間も惜しいので早速移動開始
親父「で、どっちが運転するんだ?」
イカ「それは・・・親父だろ」
親父「え!?やだよ、俺だって疲れてるし」
イカ「親父だったら釧路に何回も来てるから地理に詳しいだろ?」
親父「ま、まぁな」
イカ「(ちょろいぜ)」
イカ「それに鹿とかが飛び出してきても、親父の運転だったら安心だしな」
親父「そ、そうか!」
イカ「(甘いぜ)」
結局、道中は親父が運転することに
うちの親父マジちょろ甘
阿寒湖は位置的に釧路空港から北上していくイメージです
季節柄、赤や黄色の紅葉が色とりどりに
そして牛の酪農や馬の放牧
野生のタンチョウ鶴などが目に止まったそうです
伝聞系なのは、僕は移動の車の中で寝てしまったからですw
親父「・・・・・・・・・」
阿寒湖に近づいてきました
阿寒湖に行く前に、近くのアイヌ村に立ち寄ることに

木彫りのフクロウが見下ろす、ここがアイヌ村

道を挟んでずらっとアイヌの民芸品を売るお土産屋が立ち並びます
目立ったのはやはり木彫りの品々
精巧に彫られたそれらは、しかして手彫りの温かさも内包しています
また、内地の土産屋では見られないエゾ鹿の角なども販売されていました
ゆっくりと観て回りたかったのですが時間もあれなんで阿寒湖の方へ
(アイヌ村から阿寒湖までは徒歩5分位、とっても近いです)
目的地、阿寒湖に到着です

気温が低い性か湖は透き通り、山々は紅葉に燃えています

阿寒湖では遊覧用の定期船が出ているみたいです
肝心のまりもを観測する施設はこの船でしか行けないそうです
次の便は12:05
あと30分近くあります
ここで遊覧船の待合室に興味深いものが・・・

日本に一つだけのソフト
まりもソフトクリーム
なんだ・・・これは・・・?
早速売店のおばちゃんに注文します
イカ「まりもソフト一つ」
おばちゃん「あいよ」
横に大きなおばちゃんが気風の良い返事を返す
おばちゃん「秘密のまりも入りソフトクリーム」
「阿寒湖だけでしか食べられないここだけの味だよ」
秘密のまりも入り?
何言ってんだこの人
おばちゃんからソフトクリームを受け取ります

ソフトは薄く緑色がかかっています
これがまりも入りってことか
はてさてどんな味か・・・
うん、普通のバニラ味だな
若干メロンぽい感じもしないでもないけど・・・
イカ「ん?」
ある程度食べ進んでいくと舌先に異物感が
ソフトを見てみると

!!!????
何かある!
もうちょっと舐めてみる

どうやらこれは緑色をした球系状の物質みたいだ!
イカ「おばちゃん・・・これは・・・・!」
おばちゃん「ニヤリ・・・」
おばちゃん「秘密のまりもだよ」
何言ってんだこのBBA
正直、異物混入ってレベルじゃねーぞって感じだけど
意を決して食べてみる
もぐもにゅ・・・
イカ「これは・・・・!」
おばちゃん「どうだい?味は?」
イカ「・・・・・・秘密の・・・・・まりも味ですね」
おばちゃん「だろ?」
親父「何言ってんだこいつら」

時刻は12:05
遊覧船がやって来ました
海無し県在住なので船に乗る機会は滅多にありません
自然とテンションが上がります

岸を離れる船
結構スピードが速くてびびる俺
イカ「え!?ちょ!速くね!?マジ速くね!まりもヤバイだろ!これ!まりも!!」
親父「もちつけ」

船内では朗々としたガイド音声が流れます
遠くに見える、あれが男山です、みたいな

景色やらを撮るためにデッキにいたわけなんですが
船のスピード+湖ゆえに遮蔽物が無い+北海道=風が冷たヤバイ
イカ「でも!群馬の方が風やべーし!これの10倍近くあるし!」
「群馬マジ海王拳10べぇだぁ!」
今思うと田舎丸出しの発言である

デッキで風と寒さに耐えていると
まりも観測センターのある島に近づいてきました


まりも展示観察センター
チュウルイ島
島に降り立ちます
よし、島の隅々まで探索して写真に収めるぞ!
船長「島の探索は15分以内でお願いしまーす!」
短くないですか!?
ここに来て探索時間15分を告げるとは・・・
船長汚い船長!
慌てて島内を移動する飛びイカ&観光客たち
小走りで移動する観光
斬新である

施設の入り口に入る
まりものあれこれが書かれたプレートが掲げられている
しかし、こんな物を読んでいたら時間がなくなってしまう
写真だけ撮って通り過ぎる

奥に進むと大きな水槽が・・・
もしや!

まりもや!!
マリマリ・モリモリ!みんな丸いよ♪
ヌルヌル・モジャモジャ!まりもは動かない♪
そうなのだ
まりもを見ていて気づいた
まりもは動かない
一向に動かない!
静観!まりも、動じず!
観光客たちを、静観!
15分という短さに不平たらたらだった訳だが
変化のない物を見続けられるかといえば、否
15分という時間は飽きもしない丁度良い時間なのだ
流石に15分間まりもとにらめっこはキツイ
施設内を見回ることに

水槽の右手側には「生育地ライブカメラ」
水槽のまりもは、生育地から取ってきたまりもだが
このカメラでは現在のまりもの状態を映しているそうです
さて、現在のまりもはどんな感じかな・・・

あれ?何か枯れてね?
何かあったのだろうか
まりもも社会の荒波、いや
阿寒湖の荒波に揉まれて心枯れてしまったのだろうか
水槽のまりもとの間でいざこざが生まれないか心配である

水槽の左手には超巨大まりもの文字

その大きさは僕の手を超え、ハンドボール程
でけぇ

その左手には「まりもの一生」についてのディスプレイ











生まれて、集まって、一つになって、やがて崩れる・・・
まりもも人も変わらない
孤独なんだ、俺たちは
この苦しみを埋めたいから、集まるんだ
でもやっぱり中身は空っぽ・・・
そんな風にセンチメンタルな気分に浸っていると船長が近づいてきた
あんたも、寂しいんだな
皆と繋がっていたいんだな
イカ「・・・・・・・・・・」
俺は無言で船長を見つめ返した
船長「・・・・・・・・・・」
船長も無言
言葉は要らなかった
ちらちらと俺を見ながら、船長は言った
船長「・・・・・そろそろ、時間なんですが」
貴様ッ!
俺が人との関わりに付いて考えていたのに!!
結論:俺たちは、一人だ

外に出ると阿寒湖に生息する魚が水槽を泳いでいた
何だ、動くものもあるじゃないか
写真を撮る俺
船長「・・・・・・・・・・・」
船長が無言でプレッシャーをかけてくるが俺は気にしない
俺のPPは無限だ
時間ギリギリに船に戻った
待ってましたとばかりに出航する

湖の水面は穏やかだ
この下にさっき見たまりもがあるかと思うと不思議な気分だ
船長「あ、この下にはまりもはいませんね~」
・・・・・・・・・・
ここまでくると音声ガイダンスも話のネタに困るのか
阿寒湖にまつわる伝説を話し出した
伝説はこんな感じ
昔、阿寒湖畔に集落がありました。そこの長の娘は美しい娘で若い男から人気がありました。
娘のの婚約者に副長の息子が選ばれましたが娘はこの男が嫌いでした。
娘がすきなのは下男の男でした。しかしこの恋は身分違いの恋愛で達成できるはずがありません。
下男は副長の息子に娘と密会しているのを見つけられ襲われます。
下男は必死に防戦している途中誤って相手を殺してしまいます。
罪にさいなまれた下男は阿寒湖に入水します。
そして娘も後を追うように入水し、二人の魂が美しいマリモになりました。
なるほどなるほど、そんな話があったのね
何となく手塚治虫の絵で脳内再生された俺は生粋のオタクだと思った
伝説の話に感心していると
音声ガイダンス「では、ここで阿寒湖の歌をお聞きください」
歌!?
(一)
水面(みずも)をわたる 風さみし
阿寒の山の 湖に
浮かぶマリモよ なに思う
マリモよマリモ 緑のマリモ
(二)
晴れれば浮かぶ 水の上
曇れば沈む 水の底
恋は悲しと 嘆きあう
マリモよマリモ 涙のマリモ
(三)
アイヌの村に 今もなお
悲しくのこる ロマンスを
歌うマリモの 影さみし
マリモよマリモ 緑のマリモ
マリモよ~マリモ~
緑のマリモ~
なんだ・・・これは・・・!
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれはまりもの伝説を聞いていたと
思ったらいつのまにか歌を聞いていた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
まりも愛だとか観光PRだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

続いて船は水門へと向かいます
阿寒湖には水門が設けてあり、そこから流れ出る水が阿寒川として下流に続いています
水門へと続く路は狭くなっている性か波が穏やかです

これが水門
阿寒湖には水門が2つあるそうですが、その2つから流れ出る水は後で合流します


湖の最奥
波は船が起こすもののみ
静かです
例えるならドラえもんの鉄人兵団に出てきた湖みたいです
え?例えで台無し?サーセンww
船は水門を後にして船着場へと戻ります
船による遊覧も終わりに近づきます
音声ガイダンス「では、ここで阿寒湖の歌をお聞きください」
またかよ!!
本日2回目のマリモよ~マリモ~である
遊覧とは何だったのか
無事、岸に戻りました
ここでお土産屋を覗いてみます

やっぱり居ますよね、まりもっこり
伝説に出てきた下男と娘の生まれ変わりのマリモ
その化身がまりもっこリなのかもしれない
娘・下男「解せぬ」

お土産屋の店頭で一際目立ったのが「まりも茶ん」というお茶

どうやらお湯をそそぐと昆布がまりものように丸くなるそうです
これは面白い
これをお土産にしよう
しかし、まぁ、まりもづくしだなぁ
ここまでくると「まりも」という一つの宗教みたいですw
気づけば日も傾きかけてきました
そろそろおいとましましょう
・・・とその前にトイレトイレ

ん?この消臭剤・・・

マリモが入っとる!!?
阿寒湖、まじやべぇ

空港へと帰る道すがら道路の中央に野生のタンチョウが
恐る恐る近づくと・・・

模型でした
何で道路の真ん中に置いたんだよ!!
轢かないようにゆっくり走らせていたこっちが馬鹿みたいじゃねーか!
つーか、この模型でかいです
写真では分かりづらいですけど、このタンチョウ
ダチョウくらいの大きさです
北海道はでっかいどうwwww
・・・・・・・・・


空港に到着しました
ここでもまた、野生動物のオブジェが出迎えます






全てに言えることですが、ムダにでっけえ
特にフクロウ
フクロウの模型本体が180㎝位あって羽まで含めたら3m位あるという
怖いわ!
何でもかんでも大きくしたがるのが流行りみたいです
北海道はでっか(ry

霧が出てきて飛行機が遅れるなどのトラブルはありましたが、何とか群馬に帰ってこれました
群馬から4~5時間
気軽には行けませんが、一度訪れてみるのも一興かと
どうやら冬場の阿寒湖は凍り付いてしまうそうですが
凍りついた湖を駐車場にして
毎日のように花火を打ち上げるそうです
(あれ?冬場の方が楽しそうじゃね?)
注意点としては湖が凍り出すか否かの冬の初め
及び解け始め春の始まり辺りは中途半端なので回避した方がいいかと
そこら辺は事前に下調べするようにしてください
以上です
今回はこの辺で
北海道の雄大な自然に圧倒された日々でした
冬の阿寒湖にも一度行ってみたいですね
それではノシ
~おまけ~

会合でお土産の「まりも茶ん」を淹れてみた

これにお湯をそそぐと出来上がるそうだが・・・

うわっ
取り合えず飲んでみる
・・・・・ふむ
味はおいしい
でもお世辞にもビジュアルが良いとはいえないw
こりゃ、あかん
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